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 木星はどのくらい巨大か?
 木星といえば太陽系で最大の惑星だ。現在、日没後東の空を上ってくる明るい天体が見えたらそれが木星だ。それではどのくらい大きいのだろう?

 まず質量であるが、太陽系の木星以外の惑星全てを合わせたものの2.5倍ほどある。地球との比較では質量は318倍、直径は11倍、体積は1,300倍ほどある。この大きな質量と、その質量の大半が太陽と同じく水素とヘリウムであることから、多くの人が木星のことを「恒星になり損ねた星」と表現している(ただし、後述のように木星が恒星になるためには現在の100倍近い質量が必要である)。

 かといって、木星は意外にも気体だけの集まりではない。木星の内部構造はNASAによる推定で、中心部には地球の12倍の質量を持つ岩石もしくは金属の核をもつ可能性がある(核は存在しないという説もある)その外側には、金属水素の層が木星半径の78%を占める。金属水素の上に気体の層が広がる。気体と固体の層の間には超臨界状態の水素の層が存在する可能性があるという。

 木星で謎の発光現象
 木星の中心に固体の核があるなんて、意外な感じだが、「さもありなん」というニュースが話題になっている。8月21日午前3時頃、木星を観察していたアマチュア天文家が、大気圏で謎の輝きを放つ発光現象を観測した。ビデオ撮影していて、最初はノイズかと思ったそうだが、何度再生しても違うようだった。

 こうした発光現象は、6月にも豪州の天文家が撮影したが、観測例は世界でも数例しかなく、大変珍しい。そして、発光現象は、2009年7月にも観測されており、この1年ほどの間に3回目。短期間で連続的に発生している。さて、この謎の発光現象の正体は何だったのだろう?

 今回、撮影したのは、熊本市花立2丁目の立川正之さん(52)。8月21日午前3時22分ごろ、自宅屋上に置いてある15センチ屈折望遠鏡で木星を撮影していたところ、謎の光が2秒ほど輝いたのを見つけた。「ノイズかと思ったが、再生したら確かに写っていた。こんな珍しい現象が撮れるとは、本当に驚きです」と話した。

 6月にあった発光現象はその後、米航空宇宙局(NASA)のハッブル望遠鏡などで観測された。隕石(いんせき)のような何かが木星に突入し、燃え尽きたらしい。ただ、低層の雲までは達していなかったことから、大きさは1キロ以下と見られるという。(asahi.com 2010年8月22日)
 
 木星とシューメーカー・レビー第9彗星
 アメリカのコロラド州ボルダーにある非営利団体「宇宙科学研究所(Space Science Institute)」の惑星科学者ハイディ・ハメル氏は、「今回の発光現象の明るさと持続時間は、2010年6月とほぼ同じ規模だ。直径およそ8〜13メートルで、大型バスを下回るくらいの大きさと推計されている」と話す。

 1994年、ハメル氏の研究チームはハッブル宇宙望遠鏡を用いて、有名なシューメーカー・レビー第9彗星(SL9)の木星衝突を調査した。 このときは、地球からも容易に観測できる巨大な黒斑が出現した。

 SL9は人類が初めて目撃した地球外での物体衝突だが、このような発光現象は極めてまれだという考えが一般的だった。しかし、約1年の間に3度も火球が観測され、木星ではかなり頻繁な天体イベントとの認識が広がり始めている。(National Geographic News August 25, 2010)

 木星が飲み込む天体とは?
 最近の衝突記録を調べてみると、2009年7月19日に、オーストラリアのアマチュア天文家アンソニー・ウェスリーによってよく似た黒斑が観測され、宇宙科学研究所のハイディ・ハメルの研究チームが直径約500メートルの小惑星が衝突したと発表した。

 また、偶然にもハメルらがその発表を行なった当日である2010年6月3日(UTC)にもウェスリーによって天体の衝突による火球と思われる閃光が観測され、フィリピンのアマチュア天文家クリストファー・ゴーが動画による撮影に成功している。

 そして今回、2010年8月21日、木星に小天体が衝突した瞬間の閃光を日本のアマチュア天文家立川正之が観測・撮影した。木星への天体の衝突は極めて稀な出来事とされていたが、短期間の内に連続して3件の天体衝突が発生したことから、衝突確率に関する理論を見直す必要があるともいわれている。(Wikipedia)

 太陽系ができてから、46億年。ほぼ同時に誕生した木星は、98%水素やヘリウムでできているといわれる。しかし、こう頻繁にまわりの彗星や小惑星を飲み込み続けていたなら、NASAが言うように、中心に固い核が形成されたとしても不思議はない。 

 

参考HP Wikipedia「木星」・The Planetary Society「Yet another Jupiter impact」 

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