サイエンスジャーナル

自然科学大好き!サイエンスジャーナル!気になる科学情報をくわしく調べ、やさしく解説します!

海洋

「台風18号」日本列島縦断!ハリーケーン「ハービー」「イルマ」で米国ダブルパンチ!

 台風18号 日本列島縦断コースに

 今週末、非常に強い台風18号が、沖縄県の西の海上を北上、日本列島を縦断しようとしている。気象庁の観測によると、非常に強い台風18号は、9月14日、午後9時には沖縄県の久米島の西北西260キロの海上をゆっくりとした速さで北へ進んでいる。

 気象庁によると、台風18号の現在の中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は70メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径200キロ以内では25メートル以上の暴風域となっている。

 台風の暴風域に入っている宮古島では、14日未明に最大風速23.2メートルと、何かにつかまらないと立っていられないほど強風が吹いた。また、12日夕方からけさ7時までに降った雨量は、宮古島東部の新城で549ミリ、伊良部島の下地島空港で443.5ミリを記録。気象庁は「50年に1度の記録的な大雨」だと発表し厳重な警戒を呼びかけた。


続きを読む

海洋の温暖化で魚が小型化?タラ・ホッケ・サンマなどが不漁、海水温と漁業の関係

 海洋の温暖化と生態系

 海洋の温暖化は気候変動などに様々な悪影響をもたらしてしている。海の環境に悪い影響が及ぶということは、当然そこで暮らす魚などの生態系にも被害を与えるということ。そして結果的には人間の行う漁業にも悪影響を与え、私たちの貴重な食料が損なわれてしまう可能性もある。

 近年魚のエサとなる「プランクトン」が減少傾向に 近年魚のエサとなる「プランクトン」が減少傾向にあるという研究結果が発表された。プランクトンが減少しているということは、当然それをエサとしている魚の生息量も減ってしまうことになる。これは地球温暖化によって海水の温度が上昇し、プランクトンの生息が困難な状況に陥っているエリアが存在するためだと考えられている。


続きを読む

わすかなCO2増加でも海洋は酸性化、炭酸イオンの減少で貝やサンゴが消える?海の酸性化の仕組み

 海洋の酸性化とは?

 地球温暖化に関係のあることとして海洋の酸性化がある。人間活動によって排出される二酸化炭素は、地球温暖化を引き起こす主要な温室効果ガス。地球温暖化は、海水温の上昇や海面水位の上昇を引き起こし、海洋環境にも影響を及ぼすとされる。

 さらに近年、大気中に放出された二酸化炭素を海洋が吸収していることにより引き起される問題として「海洋酸性化」が指摘されている。海水中のpHは一般的に弱アルカリ性を示し、表面海水中での約8.1から深くなるにつれてpHは下がり、北西太平洋亜熱帯域では水深1000m付近で約7.4と最も低くなりる(北西太平洋亜熱帯域でのpHの平均的な鉛直分布)。

 これは、深くなるにつれて有機物の分解により海水中の酸素が消費され、全炭酸濃度が増加することによる。二酸化炭素が多く溶け込むとpHが下がり、海水のアルカリ性が弱まる。海洋酸性化の指標として用いられるpHは、水素イオン濃度の逆数の対数で定義される値であり、水素イオン濃度が増えるとpHは下がる。


続きを読む

地球温暖化ではなく、海洋温暖化か?亜熱帯の海中は100年に1度の速さで温まっていた

 海の水は簡単には混ざらない

 海水浴に行って泳いでいると、温かかった水が急に冷たくなることがある。温かい水と冷たい水の境目が体を通り過ぎたのだ。熱い湯が流れ込む温泉の湯船でも、上と下とで水温はかなり違っている。かき混ぜないと、全体が同じ温度にならない。水というのは、けっこう混じりにくいものだ。

 亜熱帯の海中には、周りとあまり混じらずに潜行している巨大な水の塊がある。数千キロメートルもの広がりを持つ水の塊が、まるで巨大な潜水艦のように、海面から数百メートルの深さをゆっくりと動いていくイメージだ。この水の塊を「亜熱帯モード水」という。たとえば、日本列島の南岸を北に流れている黒潮の南側の海域にできる。

 海の水温は、海面が温かくて、深くなるほど冷たくなっていくのが基本形だ。ところが、亜熱帯モード水は、深さによらず水温がほぼ一定だ。その点で、周りとは性質が違う特殊な水の塊なのだ。


続きを読む

地球温暖化ではなく、海洋温暖化か?台風の大型化、サンゴの白化、サンマの不漁..などなど

 海洋の温暖化

 最近では「地球温暖化」は一時的なもので、これから寒冷化になるといった意見も出てくるようになったが、最近の台風やハリケーンなどの被害を見ていると、日本周辺の海水温は上昇していて、近海で発達したまま上陸することが多くなっている。

 白化現象とは、サンゴが白くなる現象であるが、この原因は、海水温が30℃以上になると、サンゴの中に共生する直径0.01ミリほどの褐虫藻が、サンゴから抜け出すことにより起こり、そのまま褐虫藻が戻らないとサンゴは死滅してしまう。カリブ海・インド洋・オーストライラ・沖縄近海など世界中の海で発生している。

 地球温暖化というより「海洋温暖化」なのではないだろうか?


続きを読む

黒潮に世界最大級の乱流をトカラ海峡で発見!深層の豊富な栄養を海洋表層へ運び豊かな海に

 黒潮の出発点、トカラ海峡

 黒潮は、東シナ海を北上してトカラ海峡から太平洋に入り、日本列島の南岸に沿って流れ、房総半島沖を東に流れる海流である。日本近海を流れる代表的な暖流で、日本では日本海流とも呼ぶ。 貧栄養であるためプランクトンの生息数が少なく、透明度は高い。このため、海色は青黒色となり、これが黒潮の名前の由来となっている。

 トカラ海峡は屋久島・種子島と奄美諸島の間の海峡で、トカラ列島(中之島や諏訪之瀬島など10個ほどのの小さな島々からなる)がその間に列をなして散在している。ここは東シナ海から太平洋への黒潮の通り道として有名だ。

 8月30日、気象庁は日本の太平洋沿岸に沿って流れる黒潮が、和歌山・潮岬から東海沖で日本列島から離れ、北緯31.5度付近まで南下していると発表した。「黒潮大蛇行」と呼ばれる現象とみられ、2005年8月以来のことだ。漁獲量が減ったり太平洋沿岸の潮位が上昇したりする恐れがある。


続きを読む

世界最深映像記録!JAMSTECとNHK、マリアナ海溝の水深8,178mで魚類(マリアナスネイルフィッシュ) 確認

 世界で一番深い海「チャレンジャー海淵」

 世界で最深部の場所はどこだろう? 正解はマリアナ海溝(Mariana Trench)で、北西太平洋のマリアナ諸島の東、北緯11度21分、東経142度12分に位置する。

 マリアナ海溝の最深部はチャレンジャー海淵(Challenger Deep)と呼ばれている。その深さについてはいくつかの計測結果があるが、最新の計測では水面下10,911mとされ、地球上で最も深い海底凹地(海淵)である。これは海面を基準にエベレストをひっくり返しても山頂が底につかないほどの深さである。

 人類が最初にここに到達したのは、1960年1月23日、アメリカ海軍の協力のもとにオーギュスト・ピカールが開発した潜水艇(バチスカーフ)「トリエステ号」にドン・ウォルシュ大尉とオーギュストの息子ジャック・ピカールが搭乗してマリアナ海溝深部を目指した。


続きを読む

「海洋」が地球を救う?遅れている「ブルーカーボン」研究、生態系エンジニアリングで地球をデザイン

 グリーンカーボンとブルーカーボン

 「グリーンカーボン」とは、陸上の植物が、光合成を通じて二酸化炭素を吸収して固定する炭素の総称。これに対して、沿岸海域の海洋生物によって固定された炭素を「ブルーカーボン」という。

 地球温暖化をもたらす大気中の二酸化炭素。その吸収源として、海洋が注目されている。沿岸の浅い海域では海底にアマモなどの海草が生えているし、植物プランクトンも多い。だから森林と同じように二酸化炭素を吸収してくれるのではないかと期待されている。

 海洋では植物以外にも、貝殻やサンゴの骨格など、おもに炭酸カルシウムとして固定されるものも存在する。このように「ブルーカーボン」は、植物プランクトン、海藻や海草、貝、サンゴなどの生物が関係しているが、これ以外に単に海水中に溶け込む二酸化炭素も含まれる。


続きを読む

近海(房総半島沖)にレアメタル含む岩石(CRC)を大量発見!掘削技術開発で資源貧国から資源大国に

 レアアースとレアメタルの違い

 「レアメタル」と「レアアース」はよく似た言葉だ。レアメタルは長年にわたり経済界で使われてきたメジャーな言葉で、一般的にも知られています。レアアースの方は、2010年に発生した中国との尖閣諸島領有をめぐる事案で知ったという人が多い。

 「レアメタル」(rare metal)は、定義が厳密に決まっていないが、希少性の高い金属類のことで、1980年代に通商産業省(現在の経済産業省)が47種の元素をレアメタルとして指定したのが、ひとつの目安になる。この47種に加え、現在ではイリジウム、ロジウムなどもレアメタルと考えられている。

 「レアアース」(rare earth)は、「希土類元素」と訳されるが、1974年に、フィンランドの科学者が当時未知だった酸化物をこう名付けた。したがって化学の用語である。17種の元素であり、これはすべて通商産業省が指定した47種の「レアメタル」元素の中に含まれている。つまり、レアアースは、レアメタルの一部なのだ。


続きを読む

北半球、2015年以降寒冷化?地球の心臓“熱塩循環流”に70年の周期

 二酸化炭素だけではなかった気候変動

 梅雨が終わったと思ったら連日、日本列島を猛暑が襲っている。8日には東海から九州の各地も梅雨明けした。各地で今年一番の暑さになった。気象庁の927観測点のうち、30度以上の真夏日になったのは616地点。このうち、95地点は猛暑日となる35度以上を記録した。

 地球温暖化の影響だろうか、関東地方は平年よりも15日も早い梅雨明けだった。北極では氷が溶け、北極海航路が開けたという。北極海にある地下資源も利用できる可能性がある。これから地球温暖化のために、驚くべき現象がいくつも起きるのだろうか?

 だが、一方で、地球は寒冷化するかもしれない…という、もっと驚くべき調査結果を、海洋研究開発機構の中村元隆主任研究員が発表した。にわかには信じがたいが、北大西洋を中心に、約70年周期で寒冷化と温暖化が繰り返される傾向があるのだという。


続きを読む

謎の「深層流」の真相は?南極沖に海の循環「エンジン」発見!

 表層海流

 日本のまわりの代表的な海流とは何だろう。そう、黒潮や親潮、対馬海流やリマン海流などがある。海流はどうして起きるのであろうか?
 海には一定のリズムで、寄せては返す波がある。台風などが近づくと、波やうねりは大きくなり、荒れ狂う姿を見せることもある。波が高くなるのは、そう風のためである。風の力が海流をつくる。これを表層海流という。

 表層海流が風によって起こるということは、例えば池の表面に風によって、さざなみが立つのを見ても、直感的に理解できる。したがって昔の海洋学者は、深海では風の影響が無いので完全に静止した世界であろうと考えていた。



 深層海流

 ところが、現在の計測機器の発達により深海にも、潮汐による流れに加えて、表層よりかなり弱いながらも海流があるということがわかってきた。深層の流れを駆動するおもな原因は密度の違いと考えられているが、近年の研究では風がおもな駆動力の起源という説も有力である。

 海水の密度は全地球で一様ではなく、その違いは明瞭で不連続である。表層で形成される水塊の間には明瞭な境界が存在し、その性質を維持している。軽い水塊が重い水塊の上に乗るというように(木片や氷が水に浮くように)、形成された時の状態で決まる密度によって、重い方が潜り込み、軽い方が乗り上げるというような状態を示す。

 海水の密度は、温度と塩分と圧力によって決まる。冷たい海水、塩分の多い海水は、それぞれ温かい海水、塩分の少ない海水より高密度になる。水塊は最も安定した状態を保つため流動する。これを熱塩循環という。


 海の循環「エンジン」

 北海道大の深町康・助教(海洋物理学)ら日豪の共同チームが、南極大陸沖の深海で、水温0度以下の冷たい海流(深層流)が赤道に向かって大量に移動している様子を突き止めた。

 流量は毎秒1200万立方メートルと試算され、東京ドーム10杯分に相当する。深海を長時間かけて移動する冷たい海水の循環は気候に影響を与えると考えられているが、未解明な部分が多い。科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(電子版)に掲載された。

 チームは南極大陸から約500キロ北のインド洋で、水深1000〜4500メートルに70個以上の機器をつなぎ、流速や水温を2年間連続で測定した。その結果、水深3000メートル以上の場所で、深海としては非常に速い毎秒20センチ以上の流れを確認した。海流は赤道に向かって北上しており、全体の流量は毎秒1200万立方メートルと試算した。

 深層流は、比較的高温の海流が極域で冷やされ、北大西洋のグリーンランド沖と南極大陸沖で沈み込んで生じる。低温の深層流は1000年以上かけて地球を一巡。こうした熱の循環は気候に影響を与えると考えられているが、南極から赤道方向への深層流は、北大西洋に比べて観測が遅れている。

 深町助教は「深海の流れとしてはこれまでに計測された中で最も速い。海の循環を駆動する『エンジン』の一端が見えてきた」と話す。(毎日新聞 2010年5月11日)


 南極は地球の心臓だ!

 深い海の中にも海流があるとは驚きであるが、この流れのスピードは秒速数cm程度で、1000年から2000年かけて、地球を一周するという。

 この広い海洋で、深海に海水がもぐり込む場所が、北極と南極付近にある。どうして極寒の海域で海水の沈み込み現象が起きるのであろうか?

 南極のきびしい寒さは、冷たくて重い海水も大量に作りだす。この海水が海の底へ沈んでいくので、かわりに海底から深層水が上がってくる。南極の寒さは、海をかきまわすポンプになっている。

 南極海の深層水は、養分をいっぱい含んでいる。大量の深層水がわき上がるために、南極の海は、日本の周りの海より、栄養分が8〜10倍も濃い!この栄養でオキアミが大量に育ち、大きなクジラもそれを食べにやってくる。

 海の水が寒さで温度が下がり、ついに凍ってしまうときには、海水の中の水分だけが氷になる。塩分は凍らないで氷の外へ追いだされるので、塩分の濃い重い海水ができる。

 海水が凍っていく氷の下では、塩分が濃くなって重くなった海水が底へ向かって沈んでいく。南極の凍る海で生まれた冷たくて重い海水は、深い海の底に沈みこんで南極の外へ流れ出す。この流れ出す力が、地球全体をまわる深層流を動かしているのだ。

 深層流は千年以上かけて地球の海を回っていて、地球の気候などの環境に大きな役割を果たしていると考えられている。深層流の上部の流れは、黒潮など表面の海流とは違う流れだ。3000〜4000メートル以上の深さを流れていて、表面の温度や養分に影響を与えている。

 地球は赤道など熱帯地方が暖め、北極や南極で冷やされている。このバランスをとって、地球の穏やかな気候を保つことに、深海流は大切な役割を果たしている。

 南極で作られた栄養分の濃い海水を、深層流が世界の海に運んでいる。この栄養分が世界の海でプランクトンを育て、地球の豊かな海を作りだしている。


参考HP Wikipedia「熱塩循環」「海流」・南極サイエンス基地「深層海流を動かす南極の氷」 

新しい地球学 ―太陽‐地球‐生命圏相互作用系の変動学
渡邊 誠一郎
名古屋大学出版会

このアイテムの詳細を見る
海―知られざる世界〈第2巻〉めぐる生命の輪・深層海流二千年の大航海 (NHKスペシャル)
NHK「海」プロジェクト
日本放送出版協会

このアイテムの詳細を見る

ブログランキング・にほんブログ村へ ランキング ←One Click please
科学用語でクリック!
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ギャラリー
  • 土星探査機「カッシーニ」 燃え尽きて20年間の任務終了!タイタンにメタン、エンケラドスに水...数々の成果
  • 「シーシェパード」今年の調査捕鯨妨害停止?過ぎた環境保護は問題、オーストラリアではサメによる被害急増
  • 「台風18号」日本列島縦断!ハリーケーン「ハービー」「イルマ」で米国ダブルパンチ!
  • 海洋の温暖化で魚が小型化?タラ・ホッケ・サンマなどが不漁、海水温と漁業の関係
  • わすかなCO2増加でも海洋は酸性化、炭酸イオンの減少で貝やサンゴが消える?海の酸性化の仕組み
  • 地球温暖化ではなく、海洋温暖化か?亜熱帯の海中は100年に1度の速さで温まっていた
最新記事
livedoor プロフィール

 サイエンスジャーナルに
 関する、取材の申し込みや
 お問い合わせは、記事の
 コメント欄にご記入お願い
 致します



logo

bnr-yt-fact-min

The Liberty Web
未曾有の危機到来!
自分の国は自分で守ろう!

最新コメント
太陽の法―エル・カンターレへの道
大川 隆法
幸福の科学出版

このアイテムの詳細を見る
黄金の法―エル・カンターレの歴史観
大川 隆法
幸福の科学出版

このアイテムの詳細を見る

楽天SocialNewsに投稿!

ブログランキング・にほんブログ村へ ←Click
人気ブログランキングへ     please

月別アーカイブ
まぐまぐ

 全力で情報収集し、記事を
まとめています。
参考になりましたら、広告を
クリックしていただけると
励みになります。m(_ _)m

最新科学情報やためになる
科学情報 をメルマガで!
540円/月!お試し期間あり!


週刊 サイエンスジャーナル


ダイジェスト版
Yes,We Love Science!
もご利用下さい。

ツイッター相互フォロー
科学・環境・Twitter情報局
をご利用下さい。

 現在、記事の一部しか表示
されません。記事のすべてをお読み頂くためには、
メルマガ登録後に配送される
パスワードが必要です。
 御登録お願い致します。
なおパスワードは一定期間
ごとに変更されます。



























































































Let’s tweet Science!
















































理科学検定に挑戦しよう!






























































































  • ライブドアブログ