サイエンスジャーナル

自然科学大好き!サイエンスジャーナル!気になる科学情報をくわしく調べ、やさしく解説します!

微生物・ウイルス

国立公園で100頭以上のカバが大量死! 炭疽菌とそれを使用した事件・犯罪・戦争など

100頭以上のカバが大量死、炭疽菌か? 

 とてもショッキングな光景だ。

 アフリカ南西部に位置するナミビアで、たくさんのカバが横向きや仰向けになって死んでいる。地元の人々の間でさらに動揺が広がっているのは、この大量死が非常に短い時間で起きたからだ。

 動物の大量死は、時々起きている。2016年8月26日、ノルウェーの国立公園で、300頭を超えるトナカイが落雷によって命を落とした。ノルウェー環境省はその衝撃的な写真を公開している。おそらくトナカイたちは、一帯を襲った激しい雷雨をやり過ごすために身を寄せあっていたものと見られる。

 今回ナミビア政府は、カバの突然の大量死は炭疽によるものではないかと考えている。


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第3の生物圏「地中」!海底下2000mの石炭層に倍加時間が数百年以上の微生物群を発見

 地下最深部に棲む生物

 地球の地下深い場所には生物は棲んでいるのだろうか?

 科学者は長い間、漠然とではあるが、地殻の中は“無菌”であると考えていた。掘削した石油の中から微生物を見つけたと主張した科学者もいたが、地表の微生物が混入したのだろうと思われ無視されてしまった。けれども、実際には,地の底深くに微生物は存在したのである。それも、いたるところにかなりの種類がいた。

 2015年7月「世界で最も深い海底地下の生物を発見した」と日本の研究機関が発表して注目を集めた。一体どんなな生き物だろうか?


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だから生物はおもしろい!地球内部に「常識外れ」の極限環境微生物発見!呼吸・代謝なくても生存

 新・極限環境微生物を発見!

 地球では、さまざまな環境で生物が成育できることがわかっている。例えば深さ10000mの深海にある、海底堆積物内にこれまでは数が少ないと考えられてきたアーキア(古細菌)が大量に生息していることがわかった。

 地球の上空、高度12000mの成層圏からも航空機を用いた採集標品から、1立方メートルあたり約1個の細菌が検出されている。その菌を調べたところ、これまでに知られている中でもっとも高い紫外線耐性を示した。

 インド洋の深海、水深2450mの熱水噴出口からは122℃の高温、200〜400気圧もの高圧で生育できる微生物が見つかっている。生物の増殖が確認できた温度としては史上最高である。このような高温、高圧、高放射線、低温、低酸素、貧栄養などの極限環境で生活できる微生物のことを極限環境微生物という。極限環境微生物は生命の進化の歴史や、地球外生命の存在の可能性を探るうえで重要なヒントになるという。


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大人も感染?「手足口病」大流行のおそれ!予防法・対策は?手洗いなど徹底、水分不足に気をつけて

 大人も感染?「手足口病」

 お笑い芸人「ナイナイ」の矢部さんは相方の岡村さんに、手のひらにできた斑点を見せ、「しんどくはないけど、ペットボトルが開けられない、スマホが打てない」と話した。「手足口病」である。

 国立感染症研究所はウェブサイトで、手足口病は「4歳位までの幼児を中心に夏季に流行が見られる疾患であり、2歳以下が半数を占めるが、学童でも流行的発生がみられることがある」一方、成人の発症は、あまり多くないと説明している。日本医師会のサイトには、「例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています」と書かれていた。

 飛沫感染や接触感染が主で、保育園や幼稚園でうつる可能性は少なくない。ただし症状が重篤化することはまれで、発熱はするものの「数日間のうちに治る病気」(日本医師会)だ。ある耳鼻咽喉科の開業医に取材すると、やはり成人の感染例は珍しいようで、「これまで診察した患者はいません」と話す。


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琵琶湖の小鮎が激減!原因はミステリアスな外来種?植物プランクトン「ミクラステリアス ハーディ」

 琵琶湖でブルーギルなど外来種駆除の釣り大会

 琵琶湖では外来種が問題になっている。琵琶湖にいる外来種、ブルーギルやブラックバスなどを駆除するため、滋賀県守山市で外来魚の釣り大会が開かれた。

 琵琶湖では、在来の魚を食べてしまったり成育環境を乱したりする外来魚のブラックバスやブルーギルが、合わせて900トン余り生息しているとされている。このため、湖に面した滋賀県守山市では、外来魚を駆除していこうと毎年釣り大会を開いていて、5月27日は朝から家族連れなどおよそ100人が集まった。

 参加した人たちは、釣り針にミミズなどの餌を付けて糸を垂らし、体長10センチから20センチほどのブルーギルを次々と釣り上げた。子どもと一緒に参加した守山市の40代の女性は「琵琶湖の外来魚が増えているので、駆除できたらと思い参加しました。子どもとの時間も過ごせてよかったです」と話していた。釣れた魚は市が回収して魚粉にしたあと、堆肥として利用される。


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なぜ赤い?なぜ凍らない?南極を流れる不気味な「血の滝」、レーダー調査で解明!正体は中新世の海水

 南極を流れる不気味な「血の滝」

 地球上にはまだ分かっていない謎が多数存在する。南極にある「血の滝」もその一つ。なぜそんな色をしているのか、なぜ凍らずに水が流れ続けるのかは、これまで謎とされてきた。

 血の滝は、南極大陸(東南極)のヴィクトリアランドに存在する、鉄分を豊富に含んだ塩水が氷河の上を流れている。その氷河の先端部にある、瀑布である。この滝は、オーストラリアの地質学者トーマス・グリフィス・テイラーによって発見された。

 血の滝は、テイラー氷河の突端部に位置し、ヴィクトリアランドのマクマードドライバレーにある西Bonney湖へと注いでいる。ただし、名称こそ血の滝だが、当然ながら血の滝を流れているのは血液ではない。実際に流れているのは、鉄分を豊富に含んだ海水よりも塩分濃度の高い塩水である。この鉄分に富んだ塩水は、血の滝の上流数kmに渡ってテイラー氷河に点在する小さな亀裂から湧出していて、それが合流して血の滝となっている。


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もっとも地中深くに棲む生物とは?海底下1万mに生命の証拠発見!極限環境が生命の出発点

 地球の最も深いところに棲む生物とは?

 2015年7月、日本を中心とする国際研究チームが、「世界で最も深い海底地下の生物を発見した」と発表した。一体どんな生き物だろうか?

 場所は下北半島沖の水深1200mの深海の底を、さらに2500m近く掘った地中だ。これまで生物が見つかった中で最も深い海底地下になる。海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」で、海底をボーリングして掘った中から見つかったもので、世界的な科学雑誌にも取り上げられた。

  海の水の中なら1万mの深海でも甲殻類が見つかったりしているが、地下ではそこまで深い場所で生きていくのは難しいと考えられている。というのは、地中深くにマグマがあるように、地下は深くなるほど温度が高くなって、4000mあたりでは100℃ぐらいになってしまう。水や栄養も僅かだし、そのあたりが限界に近いと考える専門家も多い。これまで、海底地下での生命発見の記録は、地下1900mであった。


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知られていない常識? 乳児にはちみつは厳禁!東京で「乳児ボツリヌス症」で全国初の死亡例

 自然界で最強の毒素は?

 ボツリヌス菌のつくる「ボツリヌス毒素」の致死量は体重70kgのヒトに対しA型毒素を吸入させた場合、0.7〜0.9μgと考えられており、1gで約100万人分の致死量に相当する(ちなみに青酸カリは経口投与の場合5人/g)。自然界に存在する毒素としては最も強力である。

 ボツリヌスの語源はラテン語のbotulus(腸詰め、ソーセージ)であり、19世紀のヨーロッパでソーセージやハムを食べた人の間に起こる食中毒であったためこの名がついた。ハムやソーセージに発色剤として添加される硝酸塩は、発色作用よりもボツリヌス菌の繁殖を抑える目的で使用されている。1896年、ベルギーの医学者エミール・ヴァン・エルメンゲム (Emile van Ermengem) により発見・命名された。

 ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)は毒性が非常に強く、約0.5kgで世界人口分の致死量に相当するため、生物兵器として研究開発が行われた。炭疽菌を初めとする他の生物兵器同様、テロリストによる使用が懸念されている。


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”スタチン”発見の遠藤章氏がラスカー賞に続き、「ガードナー国際賞」受賞!次はノーベル賞に期待

スタチン発見の遠藤氏がガードナー国際賞受賞

 生物医学の研究で重要な発見をした研究者に贈られるガードナー国際賞の今年の受賞者にコレステロール値を下げる薬の開発につながった物質「スタチン」を発見した遠藤章(えんどう あきら)東京農工大学特別栄誉教授(83)が選ばれた。

 遠藤 章氏は、日本の生化学者、応用微生物学者。東北大学農学博士である。1957年東北大学農学部を卒業し三共株式会社入社。三共株式会社研究所室長、東京農工大学農学部教授を経て、1997年東京農工大学名誉教授、株式会社バイオファーム研究所代表取締役所長。東北大学特任教授、金沢大学客員教授、早稲田大学特命教授一橋大学イノベーション研究センター客員教授、東京農工大学特別栄誉教授。

 2008年9月にラスカー賞を受賞している。今回受賞の対象となったのは、コレステロール低下薬「スタチン」の発見である。当時、会見した遠藤博士は「人への効果の道筋をつけるまで山あり谷ありで、途中で断念しようと思った。権威ある賞をいただき、最高の栄誉だ」と語っているが、この「スタチン」の効果が認められるまでには長い年月を要した。


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奇跡の洞窟に眠る「巨大結晶」から、およそ5万年前未知の微生物を発見!鉄や硫黄食べ、遺伝的にも異質

 メキシコ「クリスタルの洞窟」

 ナイカ鉱山というと、メキシコチワワ州の地下 300m にある、鉛・亜鉛・銀などを産出する鉱山である。

 その名前を有名にしたのは、巨大結晶。ナイカ鉱山では金属に加えて石膏の結晶も日常的に産出されている。1985年以降、新しい鉱脈を探すために坑道から地下水を汲み上げてみると...そこに現れたのがクリスタルの洞窟だった。

 洞内は石膏の水和結晶である透明石膏(Selenite)の巨大結晶で埋め尽くされていた。その中には今までに人類が発見した結晶の中で最大級のものもあり、最も大きな結晶は長さ 11m、直径 4m、重さ55トンだった。最近の研究により、この巨大な結晶は何千万年もかけて非常にゆっくりと成長して形成したということがわかった。


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ついに!エボラ熱予防で効果的ワクチン完成!発症数「0対23」、2018年にも投与可能に

 エボラ出血熱とは?

 エボラ出血熱はエボラウイルスによる急性熱性疾患であり、ラッサ熱、マールブルグ病、クリミア・コンゴ出血熱とともに、ウイルス性出血熱(Viral Hemorrhagic Fever :VHF)の一疾患である。

 2014年2月からギニア、シエラレオネおよびリベリアにおいて、エボラ・ザイールが流行し、複数国にまたがるパンデミックとなった。世界保健機関 (WHO) の2015年10月18日の発表によると、感染疑い例も含め28,512名が感染し、11,313名が死亡したとしている。終息宣言が出たのは、2016年1月14日である。

 最も重要な特徴は、血液や体液との接触によりヒトからヒトへ感染が拡大し、多数の死者を出す流行を起こすことであり、しばしば注目を浴びている。エボラウイルスは、ヒトにエボラウイルス疾患(EVD)を起こし、致死率は90%にもなる。エボラは、1976年の同時期に、スーダンのンザラとコンゴ民主共和国のヤンブクの2か所で初めて発生した。後者は、エボラ川の近くの村で発生し、疾患名は川の名前にちなんで名づけられた。


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極限環境生物を発見!地球最深部マリアナ海溝で新種の細菌・南極の昭和基地で新種の菌類2種

 常識では考えられない生物たち

 地球では常識では考えられない環境でも、まだまだ未発見の生物が多数存在する。 実際に、さまざまな環境で生物が成育している。例えば深さ10000mの深海にある、海底堆積物内にこれまでは数が少ないと考えられてきたアーキア(古細菌)が大量に生息していることが発見されている。

 地球の上空、高度12000mの成層圏からも航空機を用いた採集標品から、1立方メートルあたり約1個の細菌が検出されている。その菌を調べたところ、これまでに知られている中でもっとも高い紫外線耐性を示した。

 インド洋の深海、水深2450mの熱水噴出口からは122℃の高温、200〜400気圧もの高圧で生育できる微生物が見つかった。発見したのは海洋研究開発機構のチーム。生物の増殖が確認できた温度としては史上最高である。生命の進化の歴史や、地球外生命の存在の可能性を探る研究に役立ちそうだ。


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感染性胃腸炎(ノロウイルス)が流行中!新型「GII.17」に注意!予防ワクチン、抗ウイルス薬なし脱水症状に注意

感染性胃腸炎が前年同期比3倍増ノロウイルス流行拡大に警戒を

 ノロウイルスなどで起きる感染性胃腸炎の患者が、2016年11月28日~12月4日(第48週)の1週間で5万4876人にのぼった。1医療機関あたりの患者数は17.37人で、15年同期の6.42人と比べて2.7倍に跳ね上がった。国立感染症研究所が12月13日、ウェブサイトで速報値を発表した。

 厚生労働省のウェブサイトによると、感染性胃腸炎の感染は例年12月中旬にピークを迎え、特に集団感染の多くはノロウイルスによるものとされる。同省は感染予防を呼びかけている。

 従来、ノロウィルスは「GII.4」と呼ばれるタイプが主要。しかし、2014年に川崎市で「GII.17」という新型が発見されてからは、2015年に入ると新型ノロウィルスの感染者数が急激に増えている。2016-2017シーズンも「GII.4」だけでなく、新たなタイプ「GII.17」の流行に注意しておかなければならない。


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インフルエンザ流行、青森で飼育のアヒル1.6万羽、新潟で鶏31万羽殺処分!「H5N6型」の陽性反応

インフルエンザが流行入り、鳥インフルエンザも

 厚生労働省は11月25日、インフルエンザが流行入りしたと発表した。今月14~20日に全国約5000か所の定点医療機関から報告のあった患者数が、1医療機関当たり1.38人となり、流行の目安となる1人を超えた。

 例年より2・3週間早く、現在の集計方法になった1999年以降では、新型インフルエンザが流行した2009年を除いて最も早い流行入りとなった。

 厚生労働省の発表によると、報告患者数は6843人で、全国の推計患者数は約7万人とみられる。都道府県別で1医療機関当たりの患者数が多いのは、沖縄(8.12人)、栃木(5.5人)、福井(3.5人)など。検出されているウイルスは「A香港型」が多い。流行のピークは来年1月下旬頃の見込みだそうだ。


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マイコプラズマ肺炎の患者数過去最多758人に!発熱や長く続く咳まれに脳炎、早めに病院へ

患者数“過去最多”大人も注意を!

 ここのところ急に寒くなってきた。そのためかマスクをする人が多い。「マイコプラズマ肺炎」という、細菌が原因の感染症が流行している。統計を取り始めて以来、患者の数が最も多くなった。およそ8割が14歳未満の子どもだが、大人も注意が必要。

 タレントのおかもとまりが退院したが、病名は、マイコプラズマという細菌が引き起こすマイコプラズマ肺炎だったという。この日、自身のブログに動画をアップし、「無事に退院できました。良かった」とマスク姿で報告。

 文章でも「最短の日曜日退院が叶いました」と記している。正式な病名は、マイコプラズマという細菌が引き起こす「マイコプラズマ肺炎」。今後も通院する必要があるそうで、「金曜日に再検査するまで、点滴やらで通わなくちゃですが。病気になるのに、体力はあるから、つい元気になったと勘違いしちゃうんですよね。無理しないようにしよう」と自らを戒めつつ、「とりあえず、退院できて良かったです」と記している。


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「ジカ熱」はウイルス感染症、小頭症に関連 現在治療法なし?“寄生虫駆除する薬が効く可能性”

リオオリンピック・パラリンピックの憂鬱

 リオオリンピックに続いて、パラリンピックが9月7日に開幕する。日本は4年後の東京大会につなげるためにも、金メダル10個という高い目標を掲げている。2連覇している、車いすテニス国枝選手など楽しみだ。

 リオデジャネイロパラリンピックは12日間にわたって22の競技が行われ、およそ170の国と地域から4300人余りの選手が参加する予定である。日本は17の競技に合わせて132人の選手が出場する予定で、日本選手団の主将は車いすバスケットボールで4回目の出場となる藤本怜央選手、旗手は車いすテニスの女子シングルスで世界ランキング2位の上地結衣選手が、それぞれ務める。

 さて、リオオリンピックで心配されたのが、蚊を媒介にしたジカ熱だ。「ジカ熱」は南米を中心に感染が広がるジカウイルス感染症(ジカ熱)であるが、9月2日、世界保健機関(WHO)の専門家委員会は、「リオデジャネイロ五輪の参加者に感染の報告はない」と発表した。


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緑色の湖が 3カ月で真っ赤に、ウルミア湖 水温と塩分の上昇により微生物「ドナリエラ」が異常発生

 かつて世界第4位だった湖

 かつて世界で4番目に大きな湖だった「アラル海」が過去14年で縮小を続け、有害な砂をまき散らす広大な砂漠と化している。米航空宇宙局(NASA)は2014年10月、湖の縮小規模を示す画像を公開した。

 アラル海は中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンの国境をまたぐ地域にあり、現在は元の湖の中心だった部分が「南アラル海」と呼ばれている。縮小は今年に入ってピークに達し、南アラル海の東側の部分が完全に干上がった。

 NASAによると、アラル海には1960年代までアムダリヤ川とシルダリヤ川の2つの川が注ぎ込み、雪解け水や雨水が流れ込んでいた。しかし旧ソ連が1960年代、農業用水を確保するため、この2つの川の流れを変え、水を運河に流入させた。


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抗生物質への耐性を持つ細菌「スーパーバグ」の感染例を米国内で確認!新たな抗生物質は存在するか?

抗生物質効かない「スーパー細菌」、米国で初の感染例 

 薬剤耐性菌(drug resistance bacteria)とは、細菌が、自分に対して何らかの作用を持った薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない、あるいは効きにくくなる細菌のことをいう。

 最近では「スーパーバグ」といって、医療分野において、従来の抗生物質がすべて効かない薬剤耐性菌が出現している。スーパーバグは、過酷な環境にさらされて突然変異によって耐性を獲得する。安易な抗生物質の多用は薬剤耐性菌を生みやすいとされる。

 今回、あらゆる抗生物質が効かない細菌「スーパーバグ」について、米国内で初となる感染例が5月27日までに確認された。


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有毒藻が大繁殖!チリで大量死が続発、サケ大量廃棄が一因か?有毒藻類ブルーム「HABs」とは何か?

 世界最初の有害藻類ブルーム(HABs)

 藻類ブルーム(algal bloom)とは、微小な藻類が高密度に発生し水面付近が変色する現象をいう。日本では淡水域における浮遊性藍藻や緑藻、ユーグレナ藻の大発生を指すことが多い。いわゆる赤潮や青潮のことで、日本ではこれを水の華(みずのはな)ともいう。

 欧米では海水域において珪藻や渦鞭毛藻などが大発生して水面が褐色になる現象も water-bloom と呼ばれるが、日本語ではこうした褐色や赤系統の変色は赤潮と呼んで区別する傾向が強い。温帯では冬季に水塊中の躍層が消滅して水面近くの有光層に栄養塩が供給され、春季に気温の上昇とともに水の華が生じる現象が見られ、これをspring bloomと呼ぶ。

 こうした藻類の中には有毒なものもあり、これは「有害藻類ブルーム」「HABs(Harmful Algal Blooms)」と呼ばれる。プランクトンや微細藻類の毒は、貝などに取り込まれ、人に摂取された場合に中毒を引き起こす。


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生物はいつから「多細胞化」したのか?カギを握る遺伝子をボルボックスで解明!

単細胞はいつから多細胞へ進化したか?

 単細胞生物は一細胞が一個体であり、細胞分裂がそのまま個体の増加につながるのに対し、多細胞生物の有性生殖では生殖細胞のみが次世代に引き継がれる。個体の増殖速度は単細胞生物の方が早く、短時間での繁殖には有利であるが、多細胞生物は細胞を専門化させ複雑な機能を獲得することにより生存を有利にする戦略をとってきた。

 生物は進化の過程において複数回にわたって多細胞体制を獲得してきた。動物、菌類、植物はそれぞれ独立に多細胞化したと考えられている。比較的最近になって多細胞化した生物としては群体ボルボックスが知られている。化石の記録によると最初の多細胞生物は約10億年前に誕生したとされており、生物の誕生が35億年前であるから、多細胞化には25億年近くを必要としたことになる。多細胞化においては細胞同士の接着や、周りの細胞との協調が必要とされることから細胞間での情報伝達(シグナル伝達)が発達する必要があり、単細胞真核生物にこれらの機能が備わるまでに時間がかかったと考えられている。


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