都市が明るいことは繁栄の象徴

 夜道を歩くとき「街灯」があるとホッと安心する。都市の鮮やかなネオンサインは、遠くから見て時に「100万ドルの夜景」と評されることもある。

 だが、夜明るいことは、よいことばかりではないらしい。夜空が明るくなり、天体観測に障害を及ぼしたり、生態系を混乱させたり、あるいはエネルギーの浪費の一因になるというように、様々な影響がある。このような過剰な光による公害を光害(light pollution)と呼ぶ。

 光害は、夜間も経済活動が活発な都市化され、人口が密集したアメリカ、ヨーロッパ、日本などで特に深刻である。イタリアの光害科学技術研究所(Light Pollution Science and Technology Institute)のファビオ・ファルキ(Fabio Falchi)らは、光害が地球上のどの地域でどのぐらい進んでいるかについて、数万箇所の地上観測点および地球観測衛星スオミNPPからのデータにより推測し、可視化している。


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