原子核反応とは何か?

 原子核物理学における原子核反応(nuclear reaction)または核反応とは、入射粒子が標的核(原子核)と衝突して生じる現象の総称を言う。原子核反応といえば、原子力発電でウランの原子核が割れる「核分裂」が、その好例だ。

 原子核反応は、大別して「吸収」「核分裂」「散乱」の三つがある。だが、その反応過程は多彩で統一的に記述する理論はまだない。核反応においては、電荷、質量数、全エネルギー、全運動量が保存される。

 衝突粒子としては陽子や中性子はもちろん、一般にウランに至るまでの原子核、さらにγ(ガンマ)線や電子、中間子などさまざまなものがありうる。どの粒子によって引き起こされた反応であるかを識別するために粒子名をつけて、たとえば陽子核反応とよぶことがある。


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