うつ病は誰にも可能性がある

 私たちは、生活のなかのさまざまな出来事が原因で気持ちが落ち込んだり、憂うつな気分になったりすることがある。しかし、数日もすると落ち込みや憂うつな気分から回復して、また元気にがんばろうと思える力をもっている。

 ところが時に、原因が解決しても1日中気持ちが落ち込んだままで、いつまでたっても気分が回復せず、強い憂うつ感が長く続く場合がある。このため、普段どおりの生活を送るのが難しくなったり、思い当たる原因がないのにそのような状態になったりするのが、うつ病だ。

 うつ病の患者数は近年、増加しており、およそ73万人にのぼると報告されている。別の調査では、16人に1人が、生涯にうつ病を経験しているとも推定されている。だから、うつ病はだれにとっても身近な病気であるといえる。


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