血のにおいの正体は?

 血のにおいというとあの鉄のような変なにおいを思い浮かべる。あれは味だったかもしれない。これはいったい何なのだろうか?

 血液は鉄イオンを含んでいるので、そのにおいかと思ってしまうが、実際には鉄が直接臭っているわけではない。血中のヘモグロビンが、皮脂などの脂肪酸と反応し、分解してできる成分の臭気であることがわかっている。

 その名は「トランス-4,5-エポキシ-(E)-2-デセナール」略して「E2D」が主成分。この成分が肉食動物を惹きつけることも知られている。


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