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 宇宙旅行は1人1500万円!英ヴァージン・グループ
 民間宇宙旅行の商業化を目指す英ヴァージン・グループは10月14日までに、開発を進める宇宙船「スペースシップ2」を最大で3回、米航空宇宙局(NASA)に貸し出す契約を結んだと発表した。

 NASAは、民間や大学の研究者らにこの宇宙船を使った宇宙実験の機会を提供するという。同グループによると450万ドル(約3億5千万円)で契約した。

 スペースシップ2は航空機につり下げられて離陸後、高度約15キロで分離され宇宙空間まで上昇する。同グループは、乗客らが数分間の無重力を体験できる宇宙旅行の実現を目指しており、米メディアによると来年、ニューメキシコ州の“宇宙空港”から初飛行を計画している。

 旅行代金は1人約20万ドル(約1500万円)もするが、日本人も含めて既に455人が予約するなど人気は高い。(msn 2011.10.15)

SpaceShip2_Dream Chaser

 シエラネバダ社の「ドリームチェイサー」来夏にテスト飛行
 一方、米航空宇宙局(NASA)は10月11日、民間のシエラ・ネバダ・コーポレーションが開発した「宇宙タクシー」のテスト飛行を来夏に行うと発表した。

 「ドリーム・チェイサー」と名付けられた宇宙タクシーは7人乗りで、形は小型のスペースシャトルに似ている。NASAによると、テスト飛行はカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地か、ニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル実験場で行われる予定。2016年末までには宇宙飛行士の輸送業務を民間企業に委託したい考えだ。

 米国では、今年スペースシャトルが引退しており、宇宙飛行士の輸送をロシアに頼らざるを得ないのが現状。そのコストも1人当たり5000万ドル(約38億3000万円)にのぼる。

 国際宇宙ステーション(ISS)に現在滞在中のマイク・フォッサム飛行士も、「宇宙に行く手段が1つだけでは制限がある」と述べている。

 NASAは今年4月、宇宙飛行士輸送の代替手段を開発するため、複数の民間企業に対し資金援助を行うプログラムをスタートさせている。開発資金の援助額は計2億6900万ドル(約206億3000万円)。(ロイター 2011.10.12)

 地球周回220日間 米無人シャトル「X37B」帰還
 2010年12月3日、米空軍は開発中の軍事用無人シャトル「X37B」が220日間、地球を周回する初飛行を終え、未明にカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地に着陸した。

 同機はスペースシャトルを小型にしたような形で全長約9メートル。貨物室を持ち、何度も再利用できるのが特徴。

 今回の飛行は、耐熱システムや自動制御などの試験が目的。今年4月に米フロリダ州から打ち上げ、宇宙空間での試験を行っていた。

 空軍は「すべての目的は達成された」と発表したが、将来の用途は不明。専門家からは「武器や戦闘支援システムを搭載するなど、宇宙の軍事利用が拡大するのではないか」との懸念も出ている。(2010/12/04 共同)

 ボーイング X-37 (Boeing X-37) はアメリカ合衆国が開発中の無人スペースプレーン。アメリカ航空宇宙局・国防高等研究計画局・アメリカ空軍が参画している計画であり、主契約会社はボーイング社。アメリカ航空宇宙局(NASA)の再使用型宇宙往還機離れに伴い、2004年以降は国防高等研究計画局主導のプロジェクトとなっている。

 アメリカは2010年4月に第四次戦略兵器削減条約をロシアと締結するなど、オバマ政権下で核兵器の役割を段階的、かつ着実に軽減させている。こうした中で、無人再突入可能な次世代スペースプレーンの軍事応用は「ポスト核兵器時代」におけるアメリカの切り札になりうる、と中国系メディアは報道した。本機のテストミッション内容は非公開であり、その運用構想については様々な憶測が語られている。軍事ジャーナリストの世良光弘によれば、X-37Bは“世界のどこにでも、45分以内に攻撃を行うための”次世代の宇宙攻撃機であるという。(Wikipedia)

参考HP Wikipedia X-37

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