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 ニキビ跡の毛穴はなぜ目立つ?
 青春のシンボルと呼ばれるニキビ。若いときには悩まされた。今でも跡が消えずに残っている。あれは何が原因だったのだろうか?

 ニキビの原因を調べてみると、思春期のホルモンの働きにより、皮脂腺が活発になること。 肝臓障害、ビタミンの欠乏、便秘や胃腸障害などがあげられる。インスタント食品やスナック菓子の食べ過ぎもよくない、取りすぎた糖質は脂肪に変わる。今思うと体によくない生活をしていたものだと思う。

 現在、ニキビの治療法はどうなっているのだろう?ニキビのでき方は、まず「毛穴がつまる」こと。次に皮脂が毛穴に溜まる。そして、これを食べるニキビ菌が増殖し、炎症を起こすという順。このため治療薬の目的は炎症を抑え、ニキビ菌を退治することだった。

 2008年画期的なニキビ治療薬「アダパレン(ディフェリン)」が承認された。「アダパレン」は皮膚の新陳代謝を活発にし、肌を若返らせる効果がある。このため、ニキビの始まりである、「毛穴のつまり」を抑え、ごく早い段階でニキビを治療する。

 この治療薬を使って、多くの人のニキビが治った。しかし、逆に悪化する人も出現した。いったいなぜだろう?それは「アダパレン」に「乾燥」という、副作用があったから…。乾燥肌はニキビになりやすいのだ。

 2012年3月7日、NHK放送のためしてガッテン「毛穴の目立つ人必見!キレイに消す最終ワザ」 では、皮膚と毛穴の関係、ニキビの治療法などをわかりやすく伝えていた。以下はホームページからの記事を抜粋したものである。

 毛穴が目立つ人、目立たない人の違い
 一度広がった毛穴はもとに戻らないという。ニキビのあとも、消えてくれず・・・。それでも、一生つきあう「毛穴」どうしたらよいのだろうか。

 まず、なぜ目立つ毛穴と目立たない毛穴があるのだろうか?顕微鏡で毛穴の大きさを比較してみた。すると、驚いたことに目立つ人と目立たない人の毛穴の直径はほぼ同じだ。では見た目の違いは、いったいどこにあるのだろう?

 よくよく調べてみたら、目立つ毛穴の正体は、毛穴の出口がクレーター状に広がった状態であることが判明!ようするに毛穴のまわりが盛り上がっているかどうかに原因があった。

化粧品メーカーの研究員、飯田年以さんは、人呼んで毛穴博士。毛穴が目立つ人、目立たない人の原因をつきとめた。そのクレーターの謎を解くカギは、毛穴の周りの細胞の異常。毛穴が目立つ人の、毛穴周辺の細胞は異常に増えていた。

 その原因は、私たちの肌にいる皮膚常在菌が皮脂を分解してできた「オレイン酸」などの不飽和脂肪酸によって引き起こされることがわかった。

 ちなみに、オリーブオイルやツバキ油に含まれるのは、オレイン酸そのものではなく、オレイン酸にグリセロールが結合している別の物質。そのため、上記のような皮膚への刺激は起こらないと考えられる。

 きめ細かい肌をつくる
 では、どうすれば、毛穴の目立ちを改善できるのか?専門家によると、一度、異常に増えた、毛穴のまわりの細胞を少なくすることは、日常の一般的なケアでは難しいとのこと!

 そこで、今回ご紹介する秘策は、ひと言で言うと、「穴」ではなく「周り」!毛穴そのものをムリに何とかしようとせず、周りの肌を、キメが細かく整った状態にすることで、穴の見え方を改善しようという作戦。キメが細かく整った肌は、光をよく拡散するため、肌全体がぼんやりと光った、なめらか肌に見える。

毛穴が気になるあまりおちいりがちなのが、ついつい穴の汚れをとろうと頑張りすぎて、逆に周りの肌をいためてしまうこと。すると、キメも悪化するため、逆に毛穴の目立ちやすい状態になる。ごしごし洗う必要はないのだ。

 「やさしい泡洗顔」と「すばやい保湿」
 そこで、今回取り組んだのは、「やさしい泡洗顔」と「すばやく保湿」という超シンプルケア。

 ポイントは、肌をなるべくこすらないことと、乾燥しがちなカサカサ肌を改善することは、毛穴に限らず、シミなどの対策にもなり、お肌をトータルで良い状態に保つ究極の方法だ。

 洗顔の前に手を洗う、手にあぶらや汚れが残っていると、泡立ちが悪くなる。逆さにしても落ちない泡を作るしっかりした泡だと、洗浄効果が高まるだけでなく、泡がクッションとなって、摩擦の軽減につながる。とにかくやさしく洗う 手でこすってはダメ。泡でなでるように洗う。

洗顔のあとすぐに保湿する、洗顔後の肌からは水分があっという間に逃げてしまうので、いち早く乳液やクリームでフタをする。ただし、肌が乾燥していないときは、無理に保湿を行う必要はない。

 「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の違い
 思春期はもちろん大人になっても経験する毛穴トラブルといえば、「ニキビ」や「吹き出物」。でも実は、「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」には意外な違いがあった。思春期では、男性ホルモンの影響などによる皮脂の量の増加が原因でニキビができる。そのため、おでこや鼻の周りといった、皮脂の分泌量が多いところのニキビが多い。

 一方、大人ニキビの意外な原因の一つが「乾燥」。乾燥肌は、皮膚のバリア機能を低下させ肌が荒れるため、ニキビの原因である「毛穴のつまり」を引き起こすと考えられている。大人ニキビが、乾燥しやすいあごのラインによくできるのは、このため。

 脂分を落とそうと洗顔を一生懸命おこないがちですが、乾燥肌で大人ニキビにお困りの場合は、毛穴対策と同じく「やさしい洗顔」「すばやく保湿」が有効。

 また、2008年、ニキビの画期的な治療薬が、病院で処方できるようになった。その名は、「アダパレン」。(※処方薬のため、医師の処方箋なしで薬局やドラッグストアで買うことはできない)

 これまでの薬は、ニキビ菌の繁殖や炎症を抑えるものが中心だったが、このアダパレンは、皮膚の新陳代謝を活発にし、肌を若返らせる効果がある。このため、ニキビの始まりである、「毛穴のつまり」を抑え、ごく早い段階でニキビを治せる。

 ただ、注意が必要なのは、副作用として「乾燥」があること(使用開始から2週間程度)。そのときのポイントは、「保湿」。担当の医師の指導に従いながら、上手に薬を使うことが大切。(NHKためしてガッテン!)

参考HP NHKためしてガッテン! 毛穴の目立つ人必見!キレイに消す最終ワザ

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