まったく新しい有機化合物誕生

 東京大学でまったく新しい有機化合物(有機物)が開発された。温度を変えると、電気伝導性と磁性を同時に切り替えることができる新しい物質だ。この性質を利用すると、熱による新しいスイッチングが可能になる。

 有機化合物(有機物)は、炭素を含む化合物の大部分をさす。ただし例外として、炭素を含む化合物でも一酸化炭素、二酸化炭素、などの単純なものは慣例として無機化合物と分類し、有機化合物には含めない。

 有機物には、生物がつくる、炭水化物、脂肪、蛋白質、ビタミンなどの天然物質、それ以外にプラスチックなどの高分子化合物や医薬品なども含まれる。

 一般に身の回りのプラスチックなどの有機化合物は、電気を流さない絶縁体として考えられてきた。ところが1975年、白川英樹博士が伝導性プラスチックを発見してから常識は一変した。



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