アルツハイマー治療に希望? 9割の症状改善 米研究
アルツハイマー病は、不可逆的な進行性の脳疾患で、記憶や思考能力がゆっくりと障害され、最終的には日常生活の最も単純な作業を行う能力さえも失われる病気。ほとんどのアルツハイマー病の患者では、60歳以降に初めて症状が現れる。アルツハイマー病は、高齢者における認知症の最も一般的な原因。
アルツハイマー病に予防法はないのだろうか?今回、アルツハイマー型認知症の症状を持つ患者に食生活の改善や計画的な運動などを組み合わせた療法を行った結果、10人のうち9人の症状が改善したという研究結果を米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UVLA)の研究者が専門誌に発表した。
米国のアルツハイマー病患者は約500万人に上り、死因としては6番目に多い。治療法は存在しない。しかし今回の研究は、そうした状況の中でかすかな希望につながる可能性もある。
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