「物質の根源」生涯追う 素粒子理論リード
20世紀の素粒子理論をリードし、「物理学の予言者」と呼ばれた米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎さんが7月5日に死去した。「モノにはなぜ質量があるのか」――。物質の根源を問うテーマを、生涯追い続けた。
「質量の起源」を解き明かすため、1960年代初めに「自発的対称性の破れ」というアイデアを提唱。素粒子理論の世界にとどまらず、ほかの物理にも大きな影響を及ぼした。
ノーベル賞を受賞したのは2008年、87歳のときだった。同時受賞した京都産業大教授の益川敏英さんは受賞後の会見で「これまでずっと仰ぎ見ながら研究してきた南部先生と一緒に受賞できるのは、最大の喜びです」と声を震わせ、涙をぬぐった。
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