フォルクスワーゲンの不正ソフト問題
ドイツの自動車メーカーフォルクスワーゲン(VW)社が、不正ソフトを使い、実際の排ガス成分と試験時の排ガス成分を調節していた不正が発覚、大問題になっている。
不正が発覚したのはVWが販売を伸ばしたい米国だった。この10年で世界販売台数を2倍にしたVWは、2014年にグループで年1千万台を初突破し、トヨタ自動車と世界一を争っている。ただ、地元欧州や中国などの新興国には強いが、北米では思うように売れていない。
VWが使った不正ソフトは、その車の走行が排ガス試験中なのか、公道などでの実走行なのかを見分ける。試験中なら低減装置を働かせ、排ガス中の規制物質を基準内に抑える細工をしていた。
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