蜃気楼の不思議

 蜃気楼(mirage)とは、密度の異なる大気の中で光が屈折し、地上や水上の物体が浮き上がって見えたり、逆さまに見えたりする現象である。

 光は通常直進するが、密度の異なる空気があるとより密度の高い冷たい空気の方へ進む性質がある。蜃(大ハマグリ)が気を吐いて楼閣を描くと考えられたところから蜃気楼と呼ばれるようになった。

 大気の密度は大気の温度によって粗密を生じるが、低空から上空へ温度が上がる場合(上位蜃気楼)、下がる場合(下位蜃気楼)、そして水平方向で温度が変わる場合(側方蜃気楼)の3パターンがある。



光の物理―光はなぜ屈折、反射、散乱するのか
クリエーター情報なし
東京大学出版会
光波工学 (先端光エレクトロニクスシリーズ 6)
クリエーター情報なし
共立出版

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ   ←One Click please

これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。