減少を続ける北極の氷
地球温暖化で海水温が上昇するのに伴い、北極の海氷は減少し続けている。アメリカ航空宇宙局(NASA)によれば、1970年代後半以降、北極の海氷は10年に12%のペースで後退しており、そのペースは2007年以降さらに悪化している。
また、2014年5月の海氷面積が5月としては史上3番目に小さかったことが、アメリカ雪氷データセンター(NSIDC)の衛星記録からわかっている。
北極の海氷の減少が進んでいる原因は「フィードバック・ループ」と呼ばれる現象です。NASAによれば、薄い氷は厚い氷よりも太陽光の反射率が低いため、熱は氷の薄い場所でより海水に吸収されます。そして、熱が吸収されるとさらに氷が薄くなりますます海水が温まる。
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