系外惑星続々発見

 科学技術の進歩は目覚ましい。最近太陽系外惑星は、銀河系内では多数発見されている。確認された惑星は5287個にのぼり、それ以外にも数多く存在するとされる。これまでの記録はデータベースとして保管されている。

 スイス・ベルン大学のSimon Grimmさんたちの研究チームは、TRAPPIST-1の惑星は単に荒涼とした岩石質の惑星ではなく、かなりの量の揮発性物質を含む可能性が高いようだ。この揮発性物質はおそらく水で、惑星の質量の5%にも達する可能性がある。これは惑星が持つ水の量としては非常に大きなものだ。地球に海水などの形で存在する水の総量は地球の質量の0.02%しかなく、これと比較するとTRAPPIST-1の惑星は250倍にもなるという。

 遠く離れた系外惑星の、水の量まで推定できるとはすごい技術である。



宇宙は「地球」であふれている -見えてきた系外惑星の素顔- (知りたい!サイエンス)
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