過去何度も起きている「破局噴火」とは何か?
噴火の種類に「破局噴火」というものがある。7000年~1万年に1回程度起きる巨大噴火のことだ。
破局噴火とは、地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火形式で、しばしば、地球規模の環境変化や大量絶滅の原因となる噴火である。時には「近代国家が破滅する規模の爆発的巨大噴火」のことをいう。学術用語としてはウルトラプリニー式噴火(Ultra Plinian)、大規模なカルデラの形成を伴うことからカルデラ噴火と呼ぶ場合もある。また、このような噴火をする超巨大火山をスーパーボルケーノ(英語: Supervolcano)と呼ぶ。
「破局噴火」という言葉は、もともと石黒耀が2002年に発表した小説『死都日本』のために考案した用語である。 作中の設定では、南九州の加久藤カルデラが約30万年ぶりの超巨大噴火を起こし、これを「破局噴火」と呼んでいる。
死都日本 (講談社文庫) | |
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講談社 |
日経サイエンス 2015年 04月号 | |
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日本経済新聞出版社 |
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