宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士
宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士が3月14日に死去した。享年76。ホーキングさんは1942年、英・オックスフォード生まれ。1959年に英・オックスフォード大学に入学。その後、ケンブリッジ大学で博士号を取得。1963年に21歳で「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と診断された後は車椅子の使用を余儀なくされ、会話には音声合成装置が必要な生活を送っていた。
ALSと闘いながら研究を続け、1974年には、ブラックホールがエネルギーを放出し消失すると提唱、その現象は後に「ホーキング放射」と呼ばれるようになった。また同年、史上最年少の32歳で英国王立協会の会員となった。1979年に、アイザック・ニュートンも務めた由緒あるケンブリッジ大のルーカス教授職に就任。
1988年に出版された「ホーキング、宇宙を語る(A Brief History of Time)」は1000万部を超えるベストセラーとなった。アインシュタイン以来の偉大な物理学者とも呼ばれた「車椅子の物理学者」は、相対性理論と量子力学を結合させた宇宙物理学の先駆者として、宇宙の起源やブラックホールなどの研究を続け、現代宇宙論に大きな影響を与えてきた。
宇宙への秘密の鍵 | |
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ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF) | |
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