プラトン「ティマイオス」に記述された「アトランティス文明」

 未知の文明というと「超古代文明」などを思い出す。超古代文明は、有史以来の文明(四大文明など)が成立したとされる紀元前4000年頃より以前(先史時代)に存在したとされる、非常に高度な文明や不明な点が多い文明である。

 ムーやアトランティスなどの伝承や創作文学などを発端とするものが多い。これらの文明には、現代文明をしのぐ卓越した技術によって繁栄したが、自らの超技術に溺れて自滅したり、驚異的な天変地異によって消滅したというロマンチックな物語が付随し、様々な都市伝説や噂が広がり考古学でも議論が続くテーマでもある。

 ソクラテスの弟子プラトンの著書「ティマイオス」の冒頭で、ソクラテスが前日にソクラテスの家で開催した饗宴で語ったという「理想国家論」が要約されるが、その内容はプラトンの「国家」とほぼ対応している。そして、そのような理想国家がかつてアテナイに存在し、その敵対国家としてアトランティスの伝説が語られる。



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