自然界からのメッセージ
人間社会では、人間が集まり、話し合い物事が決められていく。その可能性を探るのが「社会科学」である。残念ながら、それをがいつも正しいものになるわけではないのは「歴史」が証明している。
数々の戦争による悲劇、大災害、政策による景気・不景気の波、過労死、いじめ問題などなど…。これは人ごとではなく、日本社会の中にある重要な問題点である。
例えば、今回の新型コロナウイルスの問題もそう。おそらく遺伝子操作をして毒性を持たせた中国の生物兵器である「新型コロナウイルス」を人為的なミスで漏らしてしまった。
その結果であることを、日本のマスコミは知っていながら一切報道しない。だから安倍首相が学校の休校、イベントや行事の自粛を呼びかけたとき、多くの国民が違和感を持った。「何でそこまで?」それに対する明確な答えは今もってされていない。だが、そんな社会を我々は選択していることに気付かねばならない。
SNSでは隔離封鎖されている武漢の有識者から多くのメッセージが発信されている。李医師もその一人。そのすべてが偽物とは思えない。中国政府当局から粛清される危険の中、命を懸けて発信を続けている人達がいる。それを無視しないで見てほしい。https://www.youtube.com/watch?v=uTU0EEf1mOc
自然科学vs社会科学
遺伝子は自然界が決めた法則である。殺人兵器にするために勝手に造り変えてよいのだろうか?最近の巨大地震や気象災害も自然界のルールで起きている。人類は自然を軽視しすぎているのではないか?
社会は人間の都合で決めるのはあたりまえかもしれないが、自然界は大宇宙を含む法則で成り立っている。人間の判断なんて微々たるものだ。だがその判断が誤っており、自然界の法則を無視しているので異変が起きているように思える。
そういうわけで、私は人の判断だけで成立する「社会科学」には、よい面もあるが一定の疑問を持っている。あらゆるものを対象とする「自然科学」の方がはるかに重要だと思っている。
もっとも、今の「自然科学」は、あらゆるものを対象にしていない。例えば「宗教」などを排除しているのは、これも人間の都合であろう。本来の「自然」とは違う。
自然科学には宗教も含めるべき
宗教は世界では常識であるが、日本ではマスコミや、公共機関でほとんどふれていない。子供たちが世界の常識について知らずに、正しい宗教が判断できない大人が増えているのは残念なことだ。日本が世界に強く意見を言えないのも、正しい宗教がわからない点に問題があると思う。ようするに、宗教を教育の場から排除したのも日本の「社会科学」であり、今回の新型コロナウイルスの問題も中国政府に正しく意見を言うべきなのに、何も言わないのは、この国の「社会科学」が中国と同じような国にしてしまった。
ありとあらゆるものを含んだものが「自然」であり、自由に意見を言い、それを学ぶことが本当の「自然科学」だと思う。何でもありのように見える自然だが、規則正しい法則性がある。その法則を示してくれるのが「正しい宗教」だと思う。「正しい宗教」なしでは自然科学の法則性もありえない。
日本や中国の現状は「社会科学」の方が「自然科学」より重要視されているが、これはおかしなことである。もっと「正しい宗教」の価値判断を含んだ「自然科学」に基づいて社会をつくった方が良い。
今回、自然界から「新型コロナウイルス」の次のメッセージが届いた。それは「蝗害」である。これも自然界からのメッセージを含んでいる。いったい自然界は人類に何を伝えようとしているのだろうか?
迫る新たな危機
東アフリカで大発生したバッタの大群が、海を越えて中東、さらに中国やインドに迫っている。国連の食糧農業機関はその大発生の規模を「70年に一度」のものとも表現している。
これによって懸念される食糧不足は人道危機であるばかりか、新型コロナの影響を受ける日本のサプライチェーンをさらに揺さぶりかねない。
新型コロナに揺れるアジア諸国にもう一つの危機が迫っている。アフリカから飛来し、各地で農産物を食い荒らしてきたバッタの大群が、中国西部にまで接近しているのだ。
コロナ蔓延に続くバッタ来襲
中国政府は3月1日、地方政府にバッタの来襲に備えるよう通達した。それに先立って、2月末から西隣のパキスタンにも、バッタの大群による農作物などへの蝗害を防ぐための専門家チームを派遣している。
パキスタンは中国の「一帯一路」構想にとって最重要拠点の一つだ。その意味で、この支援は不思議でない。
しかし、いうまでもなく中国政府は新型コロナ対応に追われている。その中国を突き動かすバッタの大群とは、どのようなものか。
一口にいえば、このバッタの大群は東アフリカで大発生し、アジアにまで飛んできたものだ。このバッタは乾燥地帯に暮らすサバクトビバッタで、基本的に日本にはいない種類のものだ。
より詳しくは昆虫学者に譲るが、生息環境の変化などに応じてサバクトビバッタの外見や行動パターンには変化が生まれ、集団で行動するようになると、風に乗って1日に100〜200キロも移動しながら、行く先々で穀物や果物を食い荒らす。
1平方キロメートルに集まるサイズの比較的小さな群でも、1日あたりで人間3万5000人とほぼ同じ量を食べるといわれる。
70年に一度の危機
その大発生は、新型コロナとほぼ時を同じくして始まった。新型コロナが問題になり始めていた2月2日、東アフリカのソマリア政府はバッタの大量発生で食糧危機が発生しつつあると緊急事態を宣言。
これと前後して、バッタの被害は東アフリカ一帯に広がり、国連の食糧農業機関(FAO)はソマリアでは25年、隣国ケニアでは70年に一度の危機として緊急事態を宣言した。
その後、バッタの大群は紅海を越えてアラビア半島に至り、さらにペルシア湾を超えてアジアにまで飛来するようになった。3月6日段階で、FAOは東アフリカ8カ国、中東5カ国、南アジア2カ国(アフガニスタン、パキスタン)で新たな群を確認している。
このうち、パキスタンの北東には中国の新疆ウイグル自治区がある。つまり、バッタの大群は西からの風に乗って中国にも押し寄せる可能性がある。先述の中国のパキスタンに対する支援は、単に外交的な関係に基づくものではなく、いわば自己防衛のための水際対策でもあるのだ。
バッタの襲来「蝗害」とは?
蝗害は「こうがい」と読む。トノサマバッタなど相変異を起こす一部のバッタ類の大量発生による災害のことである。
蝗害を起こすバッタを飛蝗、トビバッタ、ワタリバッタ(locust)という。また、飛蝗の群生行動を飛蝗現象と呼ぶ。飛蝗現象下にあるワタリバッタの群れが航空機の飛行を妨げる場合すらある。
群生行動をしているバッタは、水稲や畑作作物などに限らず、全ての草本類(紙や綿などの植物由来の製品にまで被害が及ぶ)を短時間のうちに食べ尽くしてしまう。
当然、被害地域の食糧生産はできなくなるため、住民の間に食糧不足や飢饉をもたらす事が多い。また、大発生したバッタは大量の卵を産むため、数年連続して発生するのが特徴である。
日本を含む大抵の国では、殺虫剤の普及により過去のものとなっているが、アフリカ諸国など国土が広大で組織的な駆虫が難しい地域では、現在も局地的に発生し大きな被害を出している。
日本での発生は稀なため、漢語の「蝗」に誤って「いなご」の訓があてられたが、水田などに生息するイナゴ類が蝗害を起こすことはない。
参考 National Geographic news:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/022400121/
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