スズメバチ被害“暑すぎる夏”が原因で多発

 刺されると最悪の場合は死に至る恐れもある「スズメバチ」。被害のピークは例年秋ごろだが、いまこの時期に刺される人が増えている。“暑すぎる夏”と“早すぎる梅雨明け”の影響で被害が相次いでいることが分かってきた。

 スズメバチは獰猛(どうもう)な性格と強力な毒をもち、刺されると最悪の場合死亡する恐れもある危険生物だ。

 例年は秋にかけて攻撃性が高まり人への被害が増える傾向だが、ことしは早くも全国各地で被害が確認される事態に…。


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 7月、スズメバチに刺された大阪居住の男性「木を蹴ってクワガタを捕ろうとしたら、スズメバチに足を刺されました。感電したように刺さった後に痛かったです。押しピンで刺さったくらいではなく、それの10倍くらい。今までに見たことないくらい、体験したことがないくらい腫れる。それに痛いんですよ。」

 専門家は“異常気象の影響”を指摘

 スズメバチを研究する神戸大学・佐賀達矢助教「北海道でハチが刺されたニュースを聞いて、例年より早い時期に被害があるなと。スズメバチたちは飛ぶために体を温めないといけないんですけど、6〜7月くらいのこの暑さくらいでしたら、よく活動できるんじゃないかなと。」


 スズメバチは気温が30度に達するとより活発になるといい、ことしは、30度を超える日が6月から続いていたため、例年より早く活動した可能性がある。さらに佐賀助教は、「早い梅雨明けが成長を促した」と指摘する。

 「雨だとスズメバチは外にエサを捕りに行ったり巣材を集めにいったりしないんですけど、ずっと晴れていると、それらの仕事ができるので早くから上手く巣作りできたのかなと。」

 自宅で巣を見つけた場合の対処法は

もし自宅で巣を見つけた場合、わたしたちにできることはあるのか。アース製薬に聞いた。

 アース製薬では、スズメバチを巣ごと駆除できるスプレーの製品があり、直径25センチ以内の巣に対しての駆除が想定されている。(オオスズメバチは除く)バズーカタイプになっているのでとても的が狙いやすい。

 巣の遠くからでも駆除が可能ですが、防護服などでハチから身を守り、活発な活動が終わる日没後の作業がおすすめだということだ。

 アース製薬研究開発本部 浅井一秀係長「スズメバチは大型のハチですし、凶暴性もあるので、すぐに倒す必要がある。大きいサイズで巣を駆除したいのであれば、駆除業者にお願いすることになります。」

 私たちの身近に生きるスズメバチ。むやみに人を襲うことはないため、“正しく恐れる”ことが求められる。

 スズメバチの巣が多い場所

 スズメバチの巣が多い場所や注意点をまとめた。 ・生け垣 ・軒下 ・屋根裏 ・エアコンの室外機 ・地中 ・樹木

 ハチに襲われないための注意点 ・黒など色の濃い服装を避ける ・匂いが強い香水や整髪料などをつけない ・大声を出したり、巣に近づいたり、ハチを刺激しない スズメバチの巣を駆除する殺虫剤などは販売されているが、大きくなった巣や不安がある場合は専門の駆除業者に依頼するようにしてほしい。