7月10日、歴史的に短い日になる可能性

 日本では今、夏の強く長い日照時間にうんざりしているが、7月10日に何があったか覚えているだろうか。カムチャッカ大地震は7月30日だった。7月5日の予言の日には何も起こらなかった。

 実はこの日1日の長さが少し短くなった。これは1955年に原子時計による時刻管理が始まったとき以来、最短だという。最近は地球の自転速度が上昇している。国際地球回転・基準系事業(IERS)および米海軍天文台によると、この日は標準的な1日よりも1.38ミリ秒短かったという。1ミリ秒は1/1000秒のこと。

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 地球の自転速度が変動するのは珍しいことではない。地震や月の引力の関係で全体的には遅くなっていることはわかっている。2017年1月1日にうるう秒が実施されたのはこのためだ。しかし最近急激に速度が上がっている理由については、はっきりとしたことはわかっていない。

 なぜ自転は速くなっているのか

 地球の自転速度を変動させる要因は複雑だが、特に重要なものがいくつかある。

 地球の周りを周回する月からの影響は、状況に応じて変化する。月に2度、月が赤道に近づくときには、引力によって地球の自転速度がわずかに落ちる。一方、月に2度、月が極地に近づくときには、地球の自転速度はわずかに速まる。

 地球と大気は同調して回転し運動量を共有しているため、どちらか一方の運動量だけを変えることはできない。たとえばジェット気流の変動により、夏の間、大気の回転速度は普段よりも遅くなる。すると、全体の運動量を保つため、地球は自転速度を速める必要に迫られる。これは運動量保存の法則によるものだ。

 地球の内部で、物理学者が完全には説明できない奇妙な現象が起きている。何らかの理由から、地球の核は過去50年にわたって速度を落としており、運動量を保つために、上部にある固体部分が回転速度を少し速めてその分を補っているという。

 まだまだわかっていないことであり、太陽は明日も昇るだろうが、その1日が正確にどのくらいの長さになるのかを断言するのは簡単ではない。




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