台風15号日本列島を横断
9月5日、神奈川県に「顕著な大雨に関する情報」が発表された。台風15号の影響で、神奈川県東部では線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いた。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まった。
スマホから、大地震かと思うような警告音が鳴った。見ると警戒レベル4の避難指示を示す。今夏初めてといっていい、久々の大雨だ。避難場所といわれてどこに避難するのか思いつかない。近くに大きな河川はないので様子を見ることにする。
台風15号は、9月4日(木)午前3時に奄美大島の東で発生し、発達しながら北上した。4日の夜に九州に接近したあと、5日午前1時頃、高知県宿毛市付近に上陸した。さらに午前9時頃には和歌山県北部に再上陸し、その後、西日本から東日本へ列島を横断、静岡県や神奈川県で線状降水帯が発生したり、静岡県や茨城県で竜巻とみられる突風が発生するなど、各地に大雨や突風、停電などの被害をもたらした。

その後、あっという間に日本の東の海上へ進み、18時には関東の東の海上へ抜けた。関東では急速に天気が回復し、晴れ間もでている。東京都東池袋サンシャイン60からは真っ黒に垂れこめていた雨雲は離れ、美しい富士山の姿が見えた。21時には日本の東で温帯低気圧に変わった。
「警戒レベル」とは何か
今回スマホの警戒音に驚いた人も多かっただろう。見ると「警戒レベル」の表示。警戒レベルとは何だろう。警戒レベルは災害発生の危険度。警戒レベル3(市町村が発令)は「危険な場所から高齢者等は避難!」。警戒レベル4(市町村が発令を示した)は「危険な場所から全員避難!」。警戒レベル5(市町村が発令)は「既に災害が発生・切迫している状況」を示す。
防災情報の意味が直感的に理解でき、それぞれの状況に応じて避難できるよう、災害発生の危険度と住民の方々がとるべき行動を5段階の「警戒レベル」を用いて伝えている。
避難に時間のかかる高齢者のかたなどは警戒レベル3で避難。警戒レベル4避難指示が出たら全員が避難。大雨や台風などによる災害から命を守るため、日頃の備えと早めの避難を心がけよう。
日本では毎年のように、大雨や台風などによる洪水や土砂災害、高潮などが発生し、多くの被害がでている。
平成30年7月豪雨では200名を超える死者・行方不明者が発生するなど、各地で甚大な被害が発生した。気象庁から注意報や警報が、市町村から避難勧告や避難指示(緊急)など様々な情報が出されたが、受け手である住民に正しく理解されていたかなど、様々な課題があった。
こうしたことを踏まえ、住民の皆さんが災害発生の危険度を直感的に理解し、的確な避難行動をとることができるよう、避難に関する情報や防災気象情報等の防災情報を5段階の「警戒レベル」を用いて伝えることとした。(令和元年 2019年6月から)
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