恐竜メカニカルスーツが東京国立博物館で大暴れ
この冬、夜の博物館の前でパレードした超リアルな恐竜メカニカルスーツが帰ってくる。東京・上野の東京国立博物館で12月25~28日の4日間、ティラノら大暴れ「DINO-TECHNE」による体験型恐竜ライブショー「恐竜大夜行2025」の開催される。
「メカニカルスーツ」とは、人が内部に入って操作する巨大な機械仕掛けのスーツのことで、特に『DINO-A-LIVE』などで見られるような、最新の恐竜学説に基づいてリアルに動く恐竜型スーツ。これらは、内部の操作者が首、頭、口などを動かし、まるで本物の恐竜が生きているかのように歩き回るライブショーを実現しており、教育やエンターテイメントとして世界中で楽しまれている。
骨格や筋肉の動き、皮膚の質感まで、最新の研究に基づき設計されている。内部の人が複数のレバーやコントローラーで動きを制御し、まばたきなどの細かい動作も可能。巨大な恐竜の重厚感を再現しつつ軽量化、さらに複雑な動きを可能にする機構が搭載されている。
ティラノサウルス(二足歩行)やステゴサウルス(四足歩行)など、様々な恐竜が作られている。
恐竜型メカニカルスーツ、最新の研究もとに皮膚の質感まで再現
「こんなにすごい生き物がいたんだ」と感じてほしい。そうした思いから、東京都立川市の株式会社ON-ART(オンアート)の金丸賀也(かずや)社長は、見た目も動きもリアルな「恐竜型メカニカルスーツ」のライブイベントを各地で開いている。
金丸さんは東京芸術大学の出身で、博物館の展示物制作に携わっていたとき、硬い強化プラスチックを用いることに違和感があった。試行錯誤する中で、軟らかい樹脂に色を塗り重ねることで動物の皮膚の透明感や、皮膚の下の脂肪や血液の質感を再現できると気づいた。
2005年、人が中に入って操縦する恐竜型メカニカルスーツの制作を始めた。現在はティラノサウルスやステゴサウルスなど37体。最新の研究を参考にしながら作っており、例えばトリケラトプスは、化石の知見をもとに棘(とげ)や鱗(うろこ)を再現した。ティラノサウルスも、羽毛の有無で複数のスーツがある。
研究が進まない部分や学説が定まらないところなど「どうしても想像の部分はある」というが、生物として必然性のある姿にするのが基本だ。金丸社長は「映画に出てくるようなモンスターではなく、『生物』として見てもらえるように製作している」と話している。
恐竜大夜行2025開催決定
壁画・造形制作を行う株式会社ON-ARTがこれまでに培った描写力、造形力、発想力を結集して誕生した体験型恐竜ライブショー「DINO-A-LIVE」。「恐竜大夜行」では百鬼夜行絵巻をモチーフに、恐竜たちが夜の東京国立博物館の前でパレードを繰り広げる。昨年9月に行われた同イベントは、評判を呼んで約4000枚のチケットが瞬く間に完売するなどプラチナチケットと化した。
発表会にはゲストとして全長8mのティラノサウルス、全長9mのスコミムス、全長4.8mのユタプトラルが登場。本館前中庭を所狭しと暴れ回り、報道陣に牙を向いたり登壇者にかみついたりとやりたい放題。イベントには全長7mの羽毛個体のティラノサウルスなど、進化した恐竜たちが約20頭登場する予定だ。
株式会社ON-ARTの金丸賀也社長は「昨年9月27~28日の2日間にわたって行われた『恐竜大夜行』は、ありがたいことに非常に好評で、最後のチケット抽選は約10倍の確率で見られない方が多かった。今年は拡大バージョンを開催したいと思って記者発表をやらせていただいた」と語る。
東京国立博物館の浅見龍介副館長は「声も動きも質感も大変リアルな恐竜で私でもちょっと怖いくらい。昨年のイベントの様子はYouTubeにアップされ、“行きたかった” “動画をありがとう” “今度は絶対行きたい” といったコメントが多数書き込まれている。今回は4日間で8公演ということで、公演回数が昨年の4倍に増えて多くのお客様のご希望に添えるものと思っている」と挨拶。
「恐竜大夜行2025」は12月25~28日の4日間、16時30分~の夕刻の部と19時30分~の宵の部の各日2回公演。公演時間は1時間を予定。チケットは10月9日(木)午前10時~一次選考(抽選販売)を開始する。詳細は「恐竜大夜行」WEBサイトまで。
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