冬の味覚 フグの初競り

 正月3が日が過ぎ、4日が日曜日、明日から本格的な仕事始めという人も多いだろう。山口県下関市では、フグの初競りが行われ、最高価格は1キロあたり2万3000円と去年より5000円高く競り落とされた。

 4日は山口県沖の日本海や瀬戸内海などでとれた天然ものや養殖もののトラフグあわせておよそ18トンが入荷していて、競り人と仲買人が筒状の袋の中で指を握りあって値段を決める「袋競り」で新鮮なフグが次々に競り落とされていた。

 卸売会社の阿部日佐夫 社長は「すごく状態のよいフグが入ってきている。ぜひ多くの人に歯応えのあるおいしいフグを食べていただきたい」と話していた。競り落とされたフグは東京や大阪を中心に出荷される。

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 1月らしい寒さ小寒・大寒

 5日は冬型の気圧配置が強まる。冬らしい仕事始めになりそうだ。北海道の日本海側から北陸では雪が強まる所があるだろう。大雪による交通障害に注意が必要。関東や東海は晴れるが、山沿いでは雪や雨の降る所がある。近畿から九州は雲が広がりやすく、日本海側を中心に所々で雪や雨が降りそうだ。5日は二十四節気の小寒で寒の入り。北日本では暦通りに厳しい寒さとなる。

 明日5日(月)が二十四節気の「小寒」で、20日(火)が「大寒」となり一年の中で寒さが最も厳しい頃を意味している。「小寒」を寒の入りとも言う、暦に合わせたかのようにこの1週間は厳しい寒さの日が増える。日中もマフラーや手袋などでしっかりと防寒対策をしよう。

 1月の呼び方

 1月は和風月名で「睦月(むつき)」と呼ばれる。「睦月」の由来は諸説ありますが、新年を祝って親族が集まり「睦ぶ(むつぶ)」=「仲良くする」ことから来ているという説が一般的。

 多くの地域で冬の真っ只中となる1月は、全国的に1年で最も平均気温が低い。冬型の気圧配置が強まることで、日本海側では大雪となったり東北地方では暴風雪が吹き荒れたりする年もある。

 一方、太平洋側では乾燥した晴天が続きやすいのも特徴。ただし、冬型の気圧配置が緩み気圧の谷が訪れると、太平洋側でも大雪になる可能性がある。このような天候は、1月5日頃の小雪から2月3日頃の立春まで約30日間続く。

 なお、1991年〜2020年における全国の1月上旬の平均気温は次の通り。札幌で、-2.6℃。東京で 5.8℃。大阪で6.6℃。福岡で7.3℃。那覇で17.7℃。

 1月の風物詩

 1月は年が明けて最初の月であり、背筋が伸びるように新たな気持ちを感じる。仕事・恋愛・趣味・学業などさまざまな目標を掲げ直したり、新しいことにチャレンジしたりするのに最適な月。

 また、お祝いムードに包まれたイベントやお得な初売りセールなども開催され、日本全体が賑わうことも特徴だ。1月ならではの風物詩を紹介する。

1.年賀状(寒中見舞い): 最近はメールやLINEで済ます人も多くなったが、元日に届く年賀状は1月の代表的な風物詩。年に1回の便りを毎年楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。

 年明けは、普段お世話になっている人へ感謝の気持ちを伝えるのにぴったりのタイミング。普段なかなか会えない親戚・友人の近況を知れる機会でもあり、縁がつながっていることを実感できる。

 賀状は松の内(1月7日or1月15日)が明けるまでに発送すれば、マナーとして問題はないとされている。旅行に出かけるなど都合により確認が遅くなってしまいそうな時や喪中の家庭では寒中見舞いに変更し、挨拶だけでも済ませておくのがスマートだ。

2.初詣: 初詣は、1年の初めに神社やお寺に参拝すること。特に1月中は初詣の参拝客で神社やお寺がにぎわう。これから始まる1年を無事に過ごせるようにお願いしたり、おみくじを引いて今年の運勢を占ったりするのが定番。

3.お年玉: 1月はお年玉をもらえる時期でもあり、特に子どもたちが楽しみにしている。お年玉に対するお礼を伝えたり、お金の使い方を考えたり、マナーや金銭感覚を身につける大切なイベントとして受け継がれてきた。

 あなた自身がお年玉をあげる場合は、可能な限り新札もしくは折り目の少ないきれいなお札(ピン札)を使おう。年末年始は銀行窓口が休業することが多いので、年が明ける前から準備しておくのが理想。

4.初夢: 初夢とは、新年が明けた日の夜に見る夢のことです(大晦日の日に見る夢、三が日に見る夢など諸説あり)。

「一富士・二鷹・三茄子(いちふじ・にたか・さんなすび)」が縁起の良い夢として知られている。  富士山は1年の「無事」を表しており、困難で険しい山がそびえてもトラブルなく乗り越えていける運気の良さが感じられる。

 鷹は大空を自由に飛べる気高さがあることから、ストレスフリーに過ごせることやチャンスをつかめることを表す幸運の鳥として知られてきた。「高い」がかかっていることもあり、何だか良いことが起きそうな予感がする夢になる。

 茄(なすび)は、価値の高い実を「成す(なす)」という言葉にかかっており、収入アップや思わぬビジネスチャンスの舞い込みが期待できそう。

 実はその後も「四扇・五煙草・六座頭(しおうぎ・ごたばこ・ろくざとう)」と続く。七福神・蛇・朝日・鳥居が現れる夢も縁起が良いとされているので、初夢を楽しみに。

5.福袋: 初売りセールと同時に福袋が販売されることが多く、欲しい商品をお得にゲットするチャンスでもある。

 もともとは江戸時代の越後屋が「恵比寿袋」として販売したのが起源だと言われ、在庫処分用として始まったのだとか。

 人気のブランドショップやショッピングモールでは大行列ができることもあるので、事前に情報をリサーチのうえで狙いを決めていこう。

6.正月遊び: 1月は、お正月らしい遊びが多いことも特徴。福笑い・かるた・百人一首・羽根つき・お手玉・めんこ・けん玉・凧あげ・独楽(こま)など、昔懐かしい遊びを楽しめる機会も多い。

 実は、それぞれの遊びに由来や意味があることをご存じでしょうか。例えば、羽根つきは邪気をはねよける、厄災を払う遊びとして広がった。また、「笑う門には福来る」を表す福笑いなど、意味を持った多数の遊びが生まれている。

 正月遊びは、大人が本気になってやってみると想像以上に面白いものばかり。次の1月には、童心に返って思い切り正月遊びを楽しんでみてはいかが。

7.七草粥(ななくさがゆ): 1月7日の「人日(じんじつ)の節句」に、無病息災と胃腸を休める目的で食べる日本の伝統行事食で、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ(春の七草)を米と一緒に炊き込んだお粥。お正月のご馳走で疲れた胃腸を労わり、不足しがちな栄養を補給する意味合いもある。

8.成人式: 1月12日の第2月曜日は「成人の日」として国民の祝日となっており、成人式が開かれる市区町村が多い。

 振袖・羽織袴・スーツを着た人が多く行き交う華やかな1日であり、無事に成人を迎えられたことを祝うイベントとして広がった。成人式に参加することで大人としての自覚が生まれ、気持ちが新しくなる。そんな様子を見ているこちらも、「新たに頑張ろう」という後押しをもらえる素敵な日。

9.大学入学共通テスト: 1月17・18日の土日には、大学入学共通テスト(旧・センター試験)が行われる。希望する進路に向けて長期間勉強してきた受験生たちが全力を出す日であり、両親・学校・予備校から大きな励ましを得て会場に向かう人たちが見られる。

 その後の将来を左右する重大な転換点なので、身近に受験生がいればそっと応援してあげたい。また、大学がある駅の近くは非常に混雑することが予想されるので、近くにお出かけの際は少し時間に余裕を持っておくことが大切。