知的探求フロンティア
NHKの知的探求フロンティアという番組、タモリ・山中伸弥・吉岡里帆の豪華MCがお届けする知的エンターテインメントで、最新の研究をわかり易く解説している。昨年9月に放送したテーマは「認知症克服のカギ」。
私もタモリさん、山中伸弥氏と同様、人ごとではなくなってきた。最近物忘れがひどくなっている。興味深く番組を視聴した。
なんと身近な「感染症」がアルツハイマー病などのリスクになっていた。例えば、新型コロナに感染した人は認知症になる可能性が高くなっている。インフルエンザなど他の感染症も高めていることがわかった。

高熱などの症状が出ることが危険で、脳炎などの炎症が起こることでアミロイドβなどのタンパク質が蓄積する。やはりワクチンを接種した方が認知症を予防できる。
そもそも認知症の原因は何だったか。それは脳内にアミロイドβタンパク質とタウタンパク質が蓄積することで発症する。
認知症のリスクを45%も減らせる方法
発症の20年以上前からアミロイドβは増え始めるという。タウタンパク質も発症の1年前から急速に広がる。調査の結果タウがなけれな発症しないことがわかった。また、アミロイドβは体の免疫に役立つことが発見された。
クライストチャーチ変異というスーパー遺伝子の働きでタウを分解することがわかってきた。だが、スーパー遺伝子を持っている人は少ない。しかし遺伝子がわかっているならば、やがて薬はできそうだ。
認知症になりやすい14個の危険因子がある。これがなければ45%抑えられるという。それは何だろう?
一つはタバコ、運動不足、睡眠不足などの生活習慣。また勉強を続ける習慣があること、難聴でないこと(脳への刺激が減少する、補聴器は効果ある)。社会的孤独感を感じないこと。ペットを飼うことで孤立感は軽減できる。これらの危険因子に気をつければ45%は抑えられる。
南米ボリビア、チマネの人は大家族、家族のために役立つことで認知症が少ないという。APOEe4遺伝子というものがある。APOEe4遺伝子を持つと若い時に認知機能が高くなり、年齢とともに急速に認知機能が低下することもわかっていきた。APOEe4遺伝子を持つと多産なこともわかってきた。
ヒートショックプロテインが認知症を防ぐ
発症リスクの高い遺伝子を持つダグさん。スーパー遺伝子もないのにタウの蓄積が少なかった。その原因がヒートショックプロテインが多くなっていることであることがわかった。
ダグさんは、若い時、海軍で働いていて人生の半分ぐらい太平洋上の船の中にいた。しかも室温40℃以上の中に長時間いたそうだ。これがヒートショックプロテイン(HSP)の増えた原因だ。
ヒートショックプロテイン(HSP)は、熱や紫外線、ストレスなどの刺激から細胞を守り、傷ついたタンパク質を修復・保護する「分子シャペロン」と呼ばれるタンパク質群で、別名「ストレスタンパク質」とも呼ばれる。
体温を一時的に上げる(40~42℃の入浴やサウナなど)ことで増やすことができ、免疫力向上、美肌(コラーゲン修復)、疲労回復、抗酸化作用など、健康と美容に幅広い効果が期待される。
ヒートショックプロテイン(HSP)の主な働き
損傷したタンパク質を見つけて修復し、細胞が正常に機能するように助ける。
新しいタンパク質が正しい形(立体構造)で生成されるのを助け、不要なタンパク質は分解するよう導く。シャペロン機能をもつ。
免疫細胞(ナチュラルキラー細胞など)の活性を高め、がん細胞など異常な細胞の排除を助ける。活性酸素によるダメージを抑え、細胞の老化を防ぐ。弱ったコラーゲンを修復し、肌のハリやみずみずしさを保つ。
HSPを増やす方法(刺激を与える方法)は、週1〜2回の入浴、40〜42℃の湯船に10〜20分程度浸かり、体温を38℃程度まで上げる。
サウナ・岩盤浴も効果的。深部体温を上げるから。適度な運動もHSPを誘導する。 紫外線・ストレスの予防:HSPはストレス回避のためにも作られるため、ストレス軽減も大切。 HSP70、HSP90など分子量によって分類される。入浴後も3日ほど効果が続くため、数日に1回のペースで十分だ。
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