トランスジェンダーによる犯罪

 トランスジェンダーが個人的な問題ならよいが、これが犯罪につながると社会的な問題だ。それも銃乱射事件が起きているとなると深刻な問題だ。これを現代医学では精神病とでしか説明できない。それで犯罪抑止になればよいのだけれど、現状はそうなっていないように思う。

 2026年2月10日、カナダのブリティッシュコロンビア州の中等学校で銃乱射事件が起きた10日に起きて、9人が死亡した。事件の犯人が18歳のトランスジェンダー女性であったことをめぐり、議論が紛糾している。

 この事件を聞いて日本人は「また銃社会の問題点」とか「精神病の人の問題だ」…という感じで終わってしまう人がほとんどだろう。しかし、欧米の銃社会では度々起きていて、巻き込まれた人にとってはたまったものではないだろう。

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 犯人のジェシー・ヴァン・ルーツェラー氏は、自身の母親と11歳の義理の弟を殺害した後、4年前に中退した中等学校で、生徒と教師合わせて6人を殺害し、27人に重軽傷を負わせた。現場では、その後に自殺したものと見られる、ドレス姿のルーツェラー氏の遺体も見つかっている。

 犯人のルーツェラー氏は、生物学的には男性であるものの、6年前に12歳で性転換治療を始めており、「人生を共有する方法」であったという自身のYouTubeアカウントにトランスジェンダーの旗を掲げ、「彼女」という代名詞で自己表現するなど、女性を自認するようになった。また、過去に精神疾患に関する通報で警察が複数回、自宅を訪問して銃を押収するなどの対応をしていた。

 トランスジェンダーを説明することができない現代社会では、ルーツェラー氏自身も自分の行動を説明できず、まわりの人たちも理解できず、むしろまわりから虐待を受けた可能性もある。それがきっかけで精神障害を引き起こした可能性もある。

 カナダでは「過去30年以上で起きた最悪の学校銃乱射事件」とされ、カーニー加首相は事件後の対応のため、13日に開幕するミュンヘン安全保障会議への出席を見送った。

 トランスジェンダーには差別ではなく理解が必要

 この他にも、過去数年間の間に、アメリカのテネシー州やミネアポリス州などで、トランスジェンダーの若者が学校を襲撃し、児童や教師を多数殺害する事件が起きている。今回の事件も、トランスジェンダーによる殺人事件の一つとして注目を集めている。

 そうした中、トランスジェンダー擁護団体などは、「精神障害者による暴力」と、「トランスジェンダーとしてのアイデンティティ」は偶然の一致だと主張している。もちろん、性別違和を抱える人の全員が必ずしも暴力的であったり、深刻な精神病を抱えていたりするわけではない。

 しかし近年、若者がうつ病や自閉症、自殺願望などの精神的苦痛を、「自分はLGBTQである」という不確かな自己認識に求め、性転換治療を行っていた事例が数多く明らかになる中、トランスジェンダーと精神疾患の間につながりを見る声は根強く存在する。

 実際に、トランスジェンダーの人は、伝統的な「男性」や「女性」よりもうつ病の発症率や自殺率が高いことや、「性転換手術後に自殺率が高くなる」という研究も相次いで報告されている。

 本誌の取材では精神科医が、臨床の現場において「性同一性障害」の症状と、「うつ」や「トラウマ」などの症状には重なる部分が多く、精神障害との境界がうやむやなまま診断されていることが多いという実情を語っている。

 特に、若年層の性転換治療について米ワシントン・ポスト紙は、「傷つきやすい十代の若者に大量のホルモン剤や向精神薬を投与することは、彼らの苦悩を悪化させる可能性がある。懸念を表明する医師を黙らせても、結果は改善されない」と指摘している。

 トランスジェンダーは心の問題

 LGBTQと精神疾患の関連性が取り沙汰される中で、米イリノイ州では現在、共和党の議員を中心に、トランスジェンダーを精神疾患として分類する法案が推進されている。同州では過去1年間にLGBTQの若者の41%が真剣に自殺を考え、12%が自殺を試みたという。

 同州の共和党上院議員アンドリュー・チェズニー氏は「問題を特定し、メンタルヘルス治療を提供することは、(性転換手術のために身体に)メスを入れるよりも良い道です」として法案の成立を求めている。

 そもそも性別違和を覚える原因について、医学的には解明されてはないが、霊的に見ると、「たいていの場合、それは"憑依霊"の問題」であり、「強度の憑依霊として、異性の憑依霊が憑いてくると、憑いているものと行動がそっくりになる」ことが分かっている。

 つまり、「悩みや欲、不平不満、自殺願望など、マイナスな思いを悶々と抱えているうちに、それに同通する霊が引き寄せられて、意識に被ってくる」ということがある。その原因として存在している心の問題に向き合わないまま、「LGBTQだ」と自認することで問題解決から目を背けては、精神的苦痛は解決されないままになってしまう。

 こうした霊的視点や、すでに起きている社会的混乱を踏まえ、LGBTQの過度の権利拡大や、安易に性別変更を促す動きには見直しが必要だ。