キリスト教原理主義者による妨害

 日本人には実感しにくいかもしれないが、宇宙人の存在が明らかになることで、欧米社会において"深刻"な宗教的議論を引き起こしている。

 キリスト教では、宇宙人の存在が聖書の教えと矛盾するとして、認めないと考える層が一定数いる。聖書の記述のみを、拠り所とするキリスト教「原理主義者」たちだ。

 トランプ米政権が情報開示に動き出そうとしていた直前も、一部のキリスト教聖職者から「人々が宇宙の創造のあり方に疑問を抱き、信仰を崩壊させる可能性がある」という声が上がった。

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 元国防総省高官のルイス・エリゾンド氏も、情報開示をめぐり、原理主義者から激しい「妨害」を受けてきたと語る。米政府内には政策を左右する宗教原理主義グループが存在し、UFOを「自分たちの信仰体系への脅威」と考え、情報開示に関するあらゆる調査を阻止しようと動いているという。

 同氏はある政府高官と廊下で出くわした際、「UFOは"悪魔の仕業"だ。そんなものを調べる必要はない。厄介な問題を引き起こすぞ」と警告を受けたと語っている。

 そのため情報公開を求める議員が、UFOを示唆する旧約聖書系の天使の記述を発信するなど、さながら神学論争となっている。

 「情報公開で教会の信仰が失われる」

 こうした懸念は今に始まったことではない。 イスラム教でも「原理主義」がテロの温床になり、問題があると欧米では指摘していて、今回のイラン戦争もこれが原因の一つになった。

 イギリスで英国防省が公開した文書によると、チャーチル英首相(当時)は第二次大戦中、「英空軍機がUFOに追尾された」との報告を受けた。驚いたチャーチルはこう叫んだという。

「この事件は即刻、機密扱いとすべきだ。さもないと、大衆はパニックを起こし、教会への信仰も失われてしまう」

「宇宙の存在が、宗教で語られてきた天使や悪魔、そして神とどのような関係なのか」は、伝統宗教の「原理主義者」を揺るがす重大問題になっているのだ。

 日本でも根深い「原理主義者」

 一方、日本でも「原理主義者」が日本を牛耳っている。UFO情報の公開も日本経済新聞やYAHOOニュースで少し取り上げられたが、まだ、テレビでも一部報道されただけだ。

 これはどういうことだろう。よく言えば「どうして良いかわからない」状態。悪くいうと事なかれ主義(原理主義)。何事も変えようとしない現状維持。不誠実。変わるのが遅すぎる。

 明治維新以降、どんな日本にするかという時代に「原理主義者」たちは、廃仏毀釈運動を展開、富国強兵政策を進め、天皇を中心とした小さな国づくりに邁進した。

 「原理主義者」は真実を国民に知らせなかった。アメリカとは圧倒的に国力の差がありながら国民に知らせず、太平洋戦争に突入し敗戦。戦時中も大本営発表で国民に事実を伝えず、原子爆弾まで落とされた。

 江戸時代には鎖国政策を続け、戊辰戦争、西南戦争では、幕末の若い志士たちの命を奪った。もっと江戸時代から国際情勢を理解しておけば、このような悲劇はなかった。

 古くは飛鳥時代、当時大陸から伝わった仏教を、はじめは受け入れていた「原理主義者」である蘇我氏は、権力を手に入れると手のひらを返したように仏教の大弾圧を行い、聖徳太子一族を皆殺しにしている。「大化の改新」により血を流し、ようやく世の中が変わる。あまりにも閉鎖的で、現状維持を熱望することが結果的に多くの血を流すことになった。

 ディープステートと原理主義者

 戦後どんな国にするかという時にも、天皇制を残したのは良い。しかし、これを悪用する取り巻き「原理主義者」が残っていて、これが今も日本を牛耳っているように見える。

 アメリカにも日本にもマスコミや宗教、情報機関(CIAやFBI)、官僚、大企業の経営者などが秘密裏に結託し、国家の政策を裏から操っているとされる影の権力構造があり、これを「ディープステート」という。これに「原理主義者」も含まれる。

 トランプ大統領は世界中の「ディープステート」と戦いながら政治を行なっている。今回のトランプ大統領によるUFO情報の公開は「ディープステート」に対する宣戦布告であると思う。


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