パラダイムシフト国家百年の計を誤ってはならない

 トランプ大統領は5月、「宇宙人および地球外生命体、未確認異常現象(UAP)、未確認飛行物体に関する政府ファイル」(同氏SNSより)の開示を開始した。

「人間にとって歴史的瞬間であり、人類にとってのパラダイムシフトだ」元米国防総省高官のルイス・エリゾンド氏はこう評す。

 5月8日に第一弾として161件の、22日には第二弾として64件のファイルを公開。「これまで公表されたものと、一線を画す形や動きを見せるUFO映像」を新規開示したほか、「アポロ計画で宇宙飛行士が月面で撮ったUFO画像やUFO遭遇証言」「墜落UFOの機体回収説を扱った記録を含むFBI文書」などを提示した。

 国防総省は、さらに数千万件の記録が存在しており、数週間ごとに開示を進めていくとしている。 日本のメディアは、その重要度をどう報じるべきか様子見しているかにも見える。だが今始まっている情報開示の大潮流は、間違いなく世紀の転換点となる。(写真は5月にトランプ政権が開示したUFO画像)

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 宇宙情報開示の流れは、政治、安全保障、科学、宗教など、あらゆる領域の常識をなぎ倒しながら、人類を本格的な「宇宙時代」に突入させる。情報開示によると世界の先進国は、宇宙人とコンタクトを取り、すでにUFO技術を実用化している。

 日本もマスコミの様子を見ると、これまでのようにお笑いの特集番組で紹介する場面は見られず。流石にこれは、笑って済ませる問題ではなくなっているようだ。政府からも指示が出ているのかもしれない。

 万が一日本が、今回のUFO情報公開があっても、宇宙人とのコンタクトを望まないのであれば、国家100年の計を誤ることになる。明治維新や太平洋戦争で亡くなった人たちに顔向けできないだろう。

 我が国は歴史的に世界の情勢分析に疎く、原子爆弾を落とされるまで敗戦に気づけないほど、これまで後手後手を取って多くの犠牲者を出した歴史がある。その二の舞はごめんだ。

 パラダイムシフトを妨げるものは何か

 もし、このUFO情報のパラダイムシフトに乗り遅れたらどうなるか。それは、今のイランを見れば明らかであろう。先にトランプ大統領の暗殺を計画した、イランの宗教的指導者は逆に殺害されることになった。

 現在、圧倒的な国力の差でイランは核施設などを攻撃される。その損失は少なくとも43兆円(イラン政府発表)にも上り、経済を再建するのに10年以上かかるほどの大損害を被ったという。

 現在、トランプ大統領は停戦成立を主張し続け、この期間を逆に利用して、イランの石油輸出を止め、イラン政府を支える屋台骨を崩そうとしている(政府収入の約半分が石油・天然ガス)。

 イランが停戦の覚書を承認しないとしても、海上封鎖されるとイラン経済にとっては生き地獄となっており、いつ倒れるか分からない瀬戸際に追い込まれつつあるのだ。

 この状況は太平洋戦争前の日本に似ている。廃仏毀釈をして天皇を中心とした小さな宗教国家を選択した日本は、国力で圧倒的な差のあるキリスト教国アメリカに敗戦する。

 宗教的に見ると日本神道はキリスト教よりも世界を見通す目を持っていなかったのは明らかだ。そう考えると今のイランも古い宗教体制が続いており、力の差は如何ともしがたい。貧しくても小さな国を目指すことになる。

 しかし、これは何も日本とイランだけの問題ではない。アメリカの国内であっても反対派がいる。

 開示続くUFOに「天使・悪魔」論争が激化

 トランプ政権がUFOファイルを続々と開示し始めたが、その正体について、地球外生命体であるという説と半ば重なる形で、「悪魔ではないか」という神学論争が激化している。

 5月31日付ニューヨーク・タイムズは「UFOファイルに一部のクリスチャンは頭を抱える……それは悪魔ではないか」と題して、この問題を紹介。トランプ氏の中心的支持層である保守キリスト教徒の一部は、情報公開が「霊的な混乱」を引き起こすと動揺しているという。

 熱心な信徒や牧師の中には、宇宙人を認めることは、「地球と人類を神の計画に据える」という聖書の記述に反すると懸念する層もいる。その「霊的」とも言える動き方や振る舞い方を見ても、「悪魔と理解するのが自然だ」とする見方が根強いという。

 特に話題になったのは、熱心なカトリック信徒として知られるヴァンス副大統領の発言でした。同氏は3月、保守系ポッドキャストで、「私は彼らをエイリアンだとは思いません。悪魔だと思います」と断言し、注目を集めた。

 教会内でも、見解が割れている。ワシントン大司教は6月4日、著名な司祭であるスティーブン・ロセッティ氏を、公認エクソシストから解任した。理由は、UFOを「悪魔の仕業だ」という訴えを流布したから。

 ロセッティ氏は、「人間には不可能な速度で移動し、その正体を表わそうとしない性質を見るにつけ、UFOの目撃情報の多くは悪魔の仕業と思われる」と主張していた。ワシントン大司教は「悪魔、悪霊、エクソシズムに関する教会の極めて精密な教えを重大に損なうものだった」と説明している。

 ロセッティ氏によれば、同じエクソシストの間でも、UFOの解釈を巡っては意見が分かれているとのこと。いずれにせよ、カトリック教会に動揺が走っていることが伺える。

 UFOを「悪魔」と見なす考えは、政府内でも根強く、情報公開や調査の妨げになってきたことは知られている。

 こうした考えに対して、一連のUFO情報開示に主要な役割を果たしてきた、ティム・バーチェット下院議員は5月、メディアにこう語っている。

「もし私たち人間が、神が生み出しうる最高のものだと考えるなら、それは神の可能性をかなり制限していることになります」

 議会公聴会で、政府の極秘のUFO回収・分析を告発して話題になった元情報将校のデヴィッド・グルシュ氏も同月、保守系ポッドキャストでこのように訴えている。

「(UFOについて)すべてのことが分かっているわけではないのに、あらゆるものを悪魔と同一視するのは、神学的に時期尚早だと思います。神は人間や動物を創造し、天使や、それ以外の種類の非人間知性も創造したのです。我々人間が、すべての神の創造物について、神学的な枠組みで理解できるとは思いません」

 UFOを「天使」と解釈できるとする見方も

 同じくUFO情報開示を推進してきたアンナ・パウリナ・ルナ下院議員は、6月5日に掲載されたニューヨーク・タイムズのインタビューで、UFOの正体について言及。FBIや政府やその請負業者で働いていた内部告発者や科学者たちから話を聞くと、次のように共通した認識があったという。

「(UFOとして)存在する現象が何であれ、それは現在の私たちが理解できる領域で動いているとは考えていない、と言います。彼らが使う言葉は『次元間的』です」

 そのルナ議員は、UFOの宗教的理解の鍵として、旧約聖書外典の「エノク書」を読むよう呼び掛けている。同書には、「天からウォッチャー(見張る者)と呼ばれる天使たちが降りてきて、新たな種族を生み出し、人間にさまざまな知識を与えた」という記述がある。UFO的な存在は聖書にも天使として記されているという主張である。

 こうした情勢は、あまり日本で報じられることはない。しかし、UFOの存在が明らかになってくることは、キリスト教社会において、信仰の根幹にかかわりかねない議論を巻き起こしつつある。

 UFOを認めないディープステート・宗教原理主義者たち

 2017年に3つの映像をリークし、UFO問題を表舞台に押し上げた元米国防総省高官のルイス・エリゾンド氏は、米政府内には政策を左右する宗教原理主義グループが存在し、UFOを「自分たちの信仰体系への脅威」と考え、情報開示に関するあらゆる調査を阻止しようと動いていると語っている。

 同氏はある政府高官と廊下で出くわした際、「UFOは"悪魔の仕業"だ。そんなものを調べる必要はない。厄介な問題を引き起こすぞ」と警告を受けたと後述している。

 1997年に公開され、宇宙人との接触を描いた名作映画「コンタクト」でも、他銀河の存在のもとへワープする装置を、過激なキリスト教原理主義の男が爆破するシーンがある。地球外知性の存在と伝統的宗教の関係は、根強い問題なのだ。

 2021年にピュー・リサーチ・センターが行った調査によれば、「他惑星に知的生命が存在する」と考える割合は、無神論者・不可知論者で85%だった一方、白人のキリスト教福音派では40%だった、という結果も出ている。

 UFO開示により、その実在性に疑う余地が無くなって来るにつれ、今度は、「伝統的宗教の唱える世界観とどう折り合いをつけるか」が、問われ始めている。これは突き詰めれば、「宇宙からの来訪者を認めると、宗教的信仰を疑うことになる」という"矛盾"にもなりかねない、重大な問題と言える。

 大川隆法・幸福の科学総裁が明かしつつあるのは、こうした"矛盾"を統合する、宇宙をも含んだ宗教的世界観。実際に数多くの宇宙人が地球に飛来していることや、各所で観測されているUFOが、この世界の物理法則を逸脱した「異次元的」な性質を持つ意味。そして現に宇宙から来ている存在の中には、「天使や悪魔」に相当する存在もおり、創造主から見た、宇宙の中における地球の位置づけなども、示されつつある。