関東甲信や東海は梅雨明け、いきなり酷暑日
7月20日、気象庁は「関東甲信と東海が梅雨明けしたとみられる」と発表した。平年より1日遅い梅雨明けである。
7月10日ごろから、太平洋高気圧が強まり、関東~九州では晴れて真夏の厳しい暑さの日が増えていた。もう少し早く梅雨明けにしてもいいかなと思った。
今年は35℃以上の猛暑日に加えて、40℃以上の酷暑日が各地で報告されている。7月22日には三重県と静岡県、それに岐阜県で最高気温が40度以上と、「酷暑日」となった。23日は東海に加え、京都市や甲府市でも「酷暑日」が予想されている。熱中症で運ばれる人は全国で急増していて、厳重な警戒を続けたい。

この暑さは24日(金)にかけてが今回のピークとなる見込み。25日(土)以降は40℃に達するような極端な暑さの所はなくなる予報である。
酷暑日は、日最高気温が40℃以上になる日のこと。近年40℃を超える記録的な高温が毎年のように観測される状況を受け、気象庁は今年の4月17日にこの名称を正式な予報用語として決定し、今夏から運用を開始した。
気象庁の「酷暑日」が、こんなにも早く使われるようになるとは思わなかった。ちなみに「猛暑日」が35℃以上と決められたのは2007年のことである。真夏日は30℃以上、夏日25℃以上の日のこと。
3日連続の「酷暑日」を記録
3日連続の「酷暑日」となった。三重県桑名市では7月23日正午に40.4度を観測したほか、都内でも39度を超えるなど危険な暑さとなっている。一方、関東甲信や東北南部では午後、局地的に雨雲が発達するおそれがあり、低い土地の浸水や川の増水などに十分注意が必要である。
気象庁によると、23日も西日本と東日本を中心に気温が上がり、三重県桑名市では正午に40.4度を観測した。全国で「酷暑日」が観測されるのは3日連続で、桑名市はきのうに続いての「酷暑日」となる。
このあともさらに気温が上がり、日中の最高気温は甲府市や名古屋市、岐阜市、京都市で40度と「酷暑日」が予想されている。
熱中症の危険度が極めて高くなるとして、東北から沖縄にかけての39都府県に「熱中症警戒アラート」が発表されている。
熱中症で病院へ搬送される人が全国で急増していて、厳重な警戒が必要である。エアコンを使用し、こまめに水分や塩分を補給するほか、屋外の長時間の行動を避けるなどより一層熱中症対策を心がけたい。
24節気の「大暑」
7月23日から、二十四節気の「大暑(たいしょ)」に入る。大暑は8月6日までで、暦の上では、この8月6日をもって、立夏から始まった「夏」が終わり、8月7日の立秋以降、「秋」になる。
大暑は「大いに暑い」の名前のとおり、一年を通して、暑さの最も厳しい時季。
大正時代に活躍した作家、芥川龍之介は「兎(うさぎ)も片耳垂るる大暑かな」と詠んでいる。うだる暑さに、兎も芥川も参っていた様子がうかがえる。
しかし、大暑ならではの楽しみもあります。大暑とはどんな時季か、見ていこう。
土用の丑(うし)の日と「ウナギ」の関係
「土用」とは、立春・立夏・立秋・立冬の前の各18日間のこと。なかでも、立秋の前の18日間を「夏の土用」といい、今では通常、土用といえば夏の土用を指します。今年の「土用の入り」(土用の初日)は7月20日。
こうして見ると、夏の土用は、大暑のすべての期間と、大暑の前の節気である小暑の後半の一部と重なることがわかる。当然、非常に暑い期間。また、今年の「土用の丑の日」は、7月26日。
江戸時代の半ば以降、土用の丑の日にウナギを食べる習慣が広まった。もともと、土用の丑の日に「う」のつくものを食べる風習があり、蘭学者で戯作者(げさくしゃ)の平賀源内が「ウナギを食べると、夏負けしない」と宣伝したことにより広まったといわれる。
現在も、土用の丑の日にウナギを食べる習慣は根づいている。ビタミンA、B1、B2、D、E、コラーゲン、DHA、EPAなどの栄養素を豊富に含むウナギは、疲労した真夏の体を守ってくれそうだ。
人の心を魅了する「ひまわり」
炎天下に咲く、真夏の花といえば、「向日葵(ひまわり)」を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
ひまわりは北アメリカ原産のキク科の一年草。なんとキクの仲間だ。日本にもたらされたのは江戸時代前半で、当初は「丈菊(じょうぎく)」と呼ばれていたようだが、のちに「ひまわり」と呼ばれるようになった。ほかに「日輪草(にちりんそう)」ともいう。
鮮やかな黄色などの花を咲かせ、高さ2m以上になることもあるヒマワリは、人々の心を魅了してきた。
明治~昭和期の俳人で小説家の高浜虚子は、物騒にも思える、以下の一句を詠んでいる。
〜向日葵がすきで狂ひて死にし画家〜
これは、ひまわりを好んで描いた、オランダの画家、ゴッホのことを詠んだ句。ゴッホは37歳のときにピストル自殺をしました。しかし、彼の作品は今も私たちを魅了してやまない。
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