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花粉症の人に朗報!ビールの苦みのもとホップから花粉症の症状を緩和する物質が発見されました。

私も花粉症で、毎年この時期から花粉症の症状が出てきます。今年のスギ花粉は例年の1/4だそうで、今のところは大丈夫なようです。

さてこのホップに含まれる、有効な成分はしばらくするとドリンク剤として商品化するそうです。はやく試してみたいと思います。

ホップからつくるビールにはプリン体があり、高尿酸症(通風)の人にはよくないのですが、健康成分も多く含まれるそうです。

ただし、ビールを飲んでも花粉症には効かないのでご注意!

今日はホップとビールの健康成分について調べます。(参考HP 栄養成分と食物健康事典・Wikipedia)

 
葉は桑に似るが麻のなかま「ホップ」

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花粉症にホップが効く…ただしビール飲んでも効果なし


ビールの苦み成分「ホップ」の抽出物に、花粉症の症状を軽減する働きがあることが、日赤和歌山医療センターとサッポロビールの研究でわかった。

ホップには腫瘍(しゅよう)を抑制する働きなどがあることは知られていたが、アレルギー抑制効果が確認されたのは初めて。3月の日本農芸化学会で発表する。

ヒスタミンは、くしゃみや鼻水といった花粉アレルギーの症状を引き起こす原因物質だが、研究チームはホップの抽出物に、このヒスタミンが免疫細胞から出てしまうのを抑える作用があることを確認した。

さらに、花粉が飛散する昨年1〜4月、花粉症に悩む40人を半分に分け、一方にはホップ抽出物入りのスポーツ飲料を飲んでもらい、ホップが入っていない飲料を飲んだグループと効果をいろいろ比較した。

その結果、花粉症の初期の段階から症状の緩和傾向が認められ、10週目以降、ホップ摂取群の方が鼻づまりなどの症状が緩和したことが確認された。症状緩和の程度は、花粉飛散量が多い日ほど著しかった。

だが、ビールを飲んでも直接の効果はないという。研究グループは、この抽出成分を入れたスポーツドリンクなどの商品化を目指す。同センターの榎本雅夫(ただお)・耳鼻咽喉(いんこう)科部長は「スギ、ヒノキ科両方の花粉症に効果が期待できる」としている。(2007年1月10日  読売新聞)
 

ホップとは何か?


ホップはビールの原料となる植物。アサ科に属し、学名はHumulus lupulus。和名セイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)。ホップは西アジア原産。ホップには生長期に豊富な降雨が、結実期には豊富な日光が必要とされる。

同じアサ科としての植物はカンナビス(大麻)、カラハナソウがある。

かつてはクワ科とされていたが、托葉が相互に合着しない、種子に胚乳がある等の理由でアサ科として分けられた。

茎は粗毛が生え、葉はハート形で3〜7つにさける。雌雄異株で、雄花は円錐花序をつくる。雌花は細長い主軸に多数があつまってつき、まり状の房になる。果実は苞(ほう)につつまれる。

ホップの苦み成分とは?

ビールに苦みをつけるのは雌花の付け根からでる、「ルプリン」またはホップ粉という細かい黄色の粉である。「ルプリン」には、神経鎮静効果や利尿作用、健胃、抗菌、眠気を誘う作用があるとされています。

他には「イソフムロン」があります。イソフムロンは体内で女性ホルモンと似た働きをして、更年期障害や自律神経失調症の症状を和らげます。胃酸の分泌を促し、食欲を増す効果があるほか、血行をよくする働きもあり、冷え性や肩こりに効果的です。

また「フィストロゲン」という成分は女性ホルモンと同じ働きをします。年齢とともに減少していく女性ホルモンをホップの「フィストロゲン」で補うことができます。

女性ホルモンのバランスの乱れから生じる更年期障害、肩こり、冷え性、肌の老化予防など、女性特有の悩みを改善する効果があります。また、女性ホルモン「エストロゲン」の持つ発ガン作用を抑制しながら、ホルモン効果を現すともいわれています。

ビールの効能・効用


ビールに入っているビール酵母、これに含まれるたんぱく質が人の体内で作ることができない必須アミノ酸を含んでいて、脳の働きを活発にしたり、血圧を下げる効果があります。

また、ビール酵母をとることによって空腹感が無くなる作用を生かしたダイエット法も反響を呼びましたし、ビールのもつ適量のアルコールが、血液の循環をよくしたり、腸を整える作用があり、利尿効果もあります。

同じアルコール量なら、ビールにはビタミンB2が多く含まれており、このビタミンB2が美肌効果があるといわれています。

よく、ビールを飲むと太るといいますが、これはビールの苦み成分や炭酸が食欲を増進させて、つい食べ過ぎてしまうからです。炭酸類は、胃壁を刺激して胃の働きを活発にしてしまう作用があるのですね。 

ホップに含まれるフィストロゲンが、女性ホルモンと同じ働きをするので、更年期障害、老化防止、冷え性にいいらしいので、適量でうまく抑えながら、とりあえずビール、ですね。 

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