テレビで宇宙飛行士の向井千秋さんのドラマをやっている。心臓外科医だった千秋さんが宇宙飛行士に応募する生き生きとした姿が伝わってきて大変楽しい。やはり宇宙はいろいろな人の夢が描ける舞台だなと思う。
さて、今日は身近に誰でも宇宙に親しめるチャンス!肉眼ではっきり彗星が見えるかもしれない。ここ70年間でも3番目の明るさ!チャンスは13日まで、あとは南半球に旅立ってしまうらしい。夕方西の空、宵の明星の近くを探してみましょう。(参考HP アストロアーツ)
夕方に見られる彗星
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マックノート彗星接近中
マックノート彗星(C/2006 P1)が、太陽のすぐ近くにあるもののマイナス1等級とひじょうに明るくなっています。国内でも観測や撮影が相次いでいて、白昼にもかかわらず撮影に成功した例もあります。10日から13日までの日没直後は、超低空ながら西の空に見えているでしょう。ほとんどの方にとってヘール・ボップ彗星以来となる、マイナス等級の彗星を目撃するチャンスです。
マックノート彗星はいつ発見されたか?
マックノート彗星はRobert McNaught氏によって2006年8月に発見されました。発見時は17等級でしたが、今年に入って1等級まで明るさを増していました。1月6.71日(世界時、以下同様)にはイギリスのRichard Miles氏が11倍80ミリメートルの双眼鏡を使った観測で0等に見えたことを報告しています。
日本での観測報告
日本でも観測が相次ぎました。群馬県の永井佳実氏は7.90日(日本時間8日6時36分)、11倍80ミリメートル双眼鏡による観測を行い、彗星の広がりが約2分角、尾の長さが約10分角、光度が約マイナス1等であることを報告しました。神奈川県の杉山行浩氏は8.345日(日本時間8日17時14分)に11倍80ミリメートル双眼鏡による観測を行い、広がり約5分角、尾の長さ約0.1度、光度約マイナス1等と報告しています。さらに、山口県の吉本勝己氏の8.37日(日本時間8日17時53分)における20倍100ミリメートル双眼鏡による観測では、光度約マイナス0.5等でした。(アストロアーツより記事引用)
マックノート彗星の見え方は?
近日点通過直前(10日から13日にかけて)のマックノート彗星は太陽にひじょうに近く、日没直後の西の低空でかろうじて見える程度です。高度は日没直後で5度前後です。
肉眼で見える可能性もありますが、彗星の姿を確実にとらえるためには双眼鏡があったほうがよいでしょう。明るさはマイナス1等級から2等級ほどですが、太陽に近いため突然の増光、さらには分裂・消滅などもありえます。
近日点を通過した後は、彗星は急速に南下してしまうため日本からは見えません。核が無事であれば、南半球で大きな彗星として見える可能性があります。
もっとも明るかった彗星のリスト(1935年以降)
最大光度と彗星名
1. (-7)池谷・関彗星(C/1965 S1)
2. (-4)南天の大彗星(C/1947 X1)
3. -3.0ウェスト彗星(C/1975 V1)
4. (-3)マックノート彗星(C/2006 P1)
5.-0.8ヘール・ボップ彗星(C/1995 O1)
6. (-0.5)アラン・ローラン彗星(C/1956 R1)
7. (-0.5)ニート彗星(C/2002 V1)
8.0.0百武彗星(C/1996 B2)
9.0.0ベネット彗星(C/1969 Y1)
10.0.5ソーホー彗星(C/1998 J1)
11.1.0日食彗星(C/1948 V1)
12.1.0ムルコス彗星(C/1957 P1)
13.1.0関・ラインズ彗星(C/1962 C1)
14.(1)ホワイト・オルティス・ボレリ彗星(C/1970 K1)
15.1.7アイラス・荒貴・オルコック(C/1983 H1)
16.(2)デコック・パラスケフォポロス彗星(C/1941 B2)
17.(2.2)リニア彗星(C/2002 T7)
18.2.4ハレー彗星(1P/1982 U1)
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