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13日午後1時24分ごろ、千島列島沖の千島海溝でM8.2の地震が起きました。北海道内では網走、釧路、根室、宗谷の4管内22市町村で3万7803世帯(9万6763人)に避難勧告が出され、6415人が避難しました。
 
津波の大きさは最大で40cmで犠牲になった人はいないようでした。M8.2というとかなり大きいですが、国内でたいした被害がなかったのはよかったです。
 
しかし、宮崎県の方で起きた、鳥インフルエンザのニュースは心配です。またいつものことかと思いました。ところが死んだニワトリの数が2400羽というのは普通ではない数です。
 
鳥インフルエンザは、鳥どうしにうつるインフルエンザです。通常は人にはうつりません。また、鶏肉や卵からひとにうつることもないそうです。ただ体内に入るインフルエンザウイルスの量が多いと人にも感染する場合があるようです。
 
検査の結果インフルエンザのタイプはH5N1型。宮崎県は養鶏場に残るニワトリの全部を処分すること、消毒を徹底すること、半径10km以内のニワトリと卵の移動を禁止することを決めました。それにしても、気になるのは死んだ鳥の数ですが、調べてみると、過去にも大量死がありました。その原因は?
 
今日は今回の鳥インフルエンザ事件の経過と過去の事件、インフルエンザのタイプについて調べます。

 
 
まるでSF映画の一場面 12日徹底的に消毒が行われた
 
 
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宮崎 強毒性「鳥インフル」か 2400羽死ぬ
宮崎県清武町の養鶏場で鶏が大量死した問題で、農水省は12日、症状から強毒性のウイルスが原因の高病原性鳥インフルエンザとの見方を強めた。死んだ鶏は同日夜までに計2400羽になった。同省は全国の都道府県に対し、養鶏場への緊急の立ち入り検査などを通じて、鳥インフルエンザの早期発見に努めるよう通知した。

塩崎恭久官房長官は同日午前の記者会見で「農水省をはじめとする関係各省に対し十分な連携をとって万全の態勢をとるよう指示した」と表明。政府は同日午後、関係省庁による対策会議幹事会を開催した。

農水省は担当者や専門家を宮崎県に派遣し、感染が確認された場合の拡大防止策などについて県側と協議。宮崎県は鶏舎周辺の消毒作業を実施する一方、半径10キロ以内の養鶏場に鶏や卵の移動自粛を要請した。

宮崎県は宮崎家畜保健衛生所で鳥インフルエンザが疑われるウイルスを分離、動物衛生研究所(茨城県つくば市)に検体を送付した。早ければ13日中に結果が確定する見込み。 (msn 2007年1月13日)


これまでの経過


ニワトリは1月7日に3羽、8日に10羽、9日に18羽が、それぞれ死んだ。

10日と11日に計約750羽が死に、12日にも鶏舎の検査で1650羽の大量死が確認された。

養鶏場の経営者の男性は「以前にも1日に10羽ほど死ぬことはあったが、今回は様子が違った。鶏舎には関係者以外は入らせず、消毒や野鳥には注意していた」と話している。

13日鳥インフルエンザの型H5N1型と判明、宮崎県清武町の養鶏場で飼育の全8千羽処分が決定。

人には感染するの?


宮崎のケースが仮に高病原性鳥インフルエンザだとしても、鶏肉や卵からの人への感染例はないただ、鳥との接触で人に感染したり、人から人への感染例はある。宮崎県などが進めている消毒作業では、こうしたルートによる人への感染防止に十分な注意が必要だ。

過去の鳥インフルエンザの流行と原因


平成16年1月に山口県で起きた79年ぶりの国内流行の原因は、毒性が強いH5N1型ウイルス。大分県でチャボが感染、同2月には京都府の養鶏場でも流行が分かった。京都の養鶏場はすぐに通報しなかったため被害が拡大。一時は鶏の出荷も続けたため、全国的に鶏肉や卵の風評被害を引き起こす事態になった。

最終的に28万羽近い鶏を処分。農水省の専門家チームが感染経路の究明にあたり、3地域のウイルスは渡り鳥によって別々に持ち込まれたと推定された。

17年6月には茨城県の養鶏場で、毒性が弱いH5N2型が流行。感染は県内各地に拡大し、570万羽が処分された。その後の調査で、中米から輸入された違法ワクチンが原因との見方が強まったが、明確な証拠は見つからず、感染経路は謎のままだ。

どちらのケースでも養鶏場の従業員や防疫作業を行った人に、症状が表れない弱い感染があったことが判明。人に容易に感染する新型インフルエンザに変異する恐れから健康不安も高まった。

もし鶏肉がインフルエンザに感染していたら?


宮崎県は「ご安心下さい店頭の鶏肉・鶏卵は安全です」との見出しで、九州7県の消費者団体約120団体にファクスなどで送付。鳥インフルエンザについて、(1)(ウイルスは)通常の加熱処理で容易に死滅する(2)鶏肉や鶏卵を食べることで、ヒトに感染することは世界的に報告されていない、と強調している。

インフルエンザのタイプとは?


インフルエンザウィルスには、何種類かの型があります。大きく分けるとA型〜C型の3つに分類されますが、A型は更にH1〜H9の9種類、N1〜N15の15種類=合計135種類の亜型が存在し、97種が確認されています。例えば、スペイン風邪はH1N1、東南アジアで最近発生している鳥インフルエンザはH5N1です。

A型は、毎年流行している人のインフルエンザとしても、また鳥などのインフルエンザとしても存在します。具体的には、人インフルエンザは、H1、H3、鳥インフルエンザは、H5、H7、H9などに分類されます。

B型もよく流行するインフルエンザの型で、現在のワクチンには必ず含まれています。

C型は風邪と同程度の症状で、あまり大流行はしません。またB型もC型も変異はしにくいため、A型のように多くの亜型を持っていません。

くわしくは、新型インフルエンザ対策ガイドのHPをご覧ください。
 

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