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世界最大の花は何でしょう?

正解は「ラフレシア」とされているが、ギネスブックでは「スマトラオオコンニャク」。

「スマトラオオコンニャク」は文字通り、「コンニャク」のなかまだが、「ラフレシア」は何のなかまかわからなかった。それが今回、DNA鑑定の結果、クリスマスの観葉植物「ポインセチア」のなかまだとわかった。

「ラフレシア」はかなり変わった植物で、まず糞臭の花の香りでハエを呼び寄せ、花粉を運ばせる。また完全寄生植物で、ブドウ科の植物に寄生。まったく光合成をしない。

「ポインセチア」はクリスマスの時、黄色い小さな花が咲く。花のまわりの葉が「真っ赤」になる情熱的な植物。どこに共通点があるのか不思議である。

今日は「ラフレシア」、「ポインセチア」について調べる。(参考HP Wikipedia)  

 
ラフレシア                           ポインセチア

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ラフレシアはポインセチアの仲間 米グループが判定


ポインセチアは真っ赤な葉に囲まれた、中央に小さな花が集まっている。

世界最大の花「ラフレシア」は、意外にも、ポインセチアなど花の小さな植物がほとんどを占めるトウダイグサ科に属すると、米ハーバード大などのグループが11日付米科学誌サイエンス電子版で報告する。

葉や茎がないため形態からの分類が難しく、発見から約190年も中ぶらりんの状態だったが、DNAの解析から判定した。

熱帯アジアに分布するラフレシアは、ブドウ科植物の根に寄生し、光合成をしない。直径1メートルにもなる花で知られるが、他の植物との類縁関係がよくわからないため、独立したラフレシア科として扱われてきた。

グループは、細胞内の小器官ミトコンドリアの遺伝子を中心に、ラフレシアを他の植物と比べ、トウダイグサ科の仲間と位置づけた。「この科の植物はほとんど花が小さく、ラフレシアの花がなぜこれほど巨大化したのか、進化の謎はかえって深まった」としている。 (asahi.com 2007年01月12日)


ポインセチアとは何か?


トウダイグサ科トウダイグサ(ユーフォルビア)属。ポインセチアの学名はEuphorbia pulcherrima

メキシコ原産のトウダイグサ科の常緑低木。1825年に駐メキシコ大使のJ.P.ポインセットがアメリカにもちかえったことから、この名がある。秋から冬にかけて日照時間が短くなると、花弁のようにみえる苞葉(ほうよう:変形した小形の葉)が赤く色づき、葉の色とあいまって赤と緑のクリスマス・カラーになる。そのためクリスマスの花としてよくつかわれ、クリスマス・フラワーともよばれる。

ラフレシアとは何か?


ラフレシア科ラフレシア属。ラフレシアの学名はRafflesia arnoldii

ラフレシア(Rafflesia)は東南アジア島嶼部とマレー半島に分布するラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物で、十数種を含む。多肉質の大形の花をつけるものが多く、中でもラフレシア・アーノルディ Rafflesia arnoldii (日本で「ラフレシア」と呼ぶ場合、たいていこの種を指す)の花は直径90cm程にも達し、世界最大の花としてよく知られている。

この花の花粉を運んでいるのは死肉や獣糞で繁殖するクロバエ科のオビキンバエ属などのハエであり、死肉に似た色彩や質感のみならず、汲み取り便所の臭いに喩えられる腐臭を発し、送粉者を誘引する。

最初に記載された「ラフレシア」の花は、世界最大の花として広く知られているが、実際にギネスブックに公認されている世界最大の花は直径1.5メートルに達する「スマトラオオコンニャク」である。しかし、後者の「花」は厳密には花序とそれを覆う仏炎苞の複合体であり、ひとつの独立した花として世界最大なのは依然「ラフレシア」とみなすことができる。 

 

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