先日NEDO(New Energy and Industrial Technology Development Organization)について調べた。
これは新エネルギー・産業技術総合開発機構という独立法人のことであった。
独立行政法人とは一部民営化を目指した政府機関の1つである。政府と民間企業を結ぶパイプ役といった性質のものである。
新エネルギーに関する技術や省エネルギーに関する技術は、国民の利益と一致する。そういった技術に注目し、奨励、援助する大切な役割をになっている。
今日はNEDOが援助し、平成18年度第17回省エネ大賞(省エネルギーセンター主催)、経済産業大臣賞を受賞した「高性能・高機能真空断熱材」について調べる。(参考HP 松下冷機株式会社)
真空断熱材とは何か?
保温のために必要なもの。冷蔵庫とか、魔法びん、住宅建材などに使われている。
断熱材というと、これまでは発泡スチロールやコルクなどのように中に空気の入った物質がよく使われていた。空気は断熱効果が高かったのだが、空気も熱を通す物質であり、それが限界となっていた。
そこで、空気を使わない断熱材が研究されていた。これを真空断熱材という。原理は銀色のアルミパックの中に心材を入れて、中を真空パックにするものである。
松下冷機では、フロンガスを使わない冷蔵庫の断熱材に真空断熱材を使い、高い省エネ効果をえることができた。ポイントは真空断熱材の心材を何にするかであった。究極の心材を探すために何百種類もの材料をためしたそうである。
この製品では心材にガラス繊維を使い、それを効果的に配列することによって、高い断熱効果をえることができた。
高性能真空断熱材 U-Vacua(Ver.IV)・Chip-Vacuaとは?
また、真空断熱材は、採用いただく製品の更なる省エネルギー化に向けた高性能化だけでなく、それぞれの製品の特徴を活かすことができるフレキシブル性や、自由形状性が求められてきました。
当デバイスは、衣類、住宅設備機器など、新たな分野における省エネルギー化についても適用可能な『Chip-Vacua』や、更なる高断熱性を実現した『U-Vacua(Ver.IV)』を開発、提供し、平成18年度(2006年)の省エネ大賞 経済産業大臣賞を受賞いたしました。
特徴とその技術の特色真空断熱材は、繊維系芯材(ガラス繊維)を、外被材(プラスチック・金属箔ラミネートフィルム)でパッキングし、内部圧力を真空度1〜10Paへ減圧することにより、気体の熱伝導を低減させた断熱デバイスです。 高性能真空断熱材 U-Vacua(Ver.IV)
高性能真空断熱材 U-Vacua(Ver.IV)
世界最高水準の熱伝導率0.0012W/mK(24℃)(*2)を達成した高性能真空断熱材で、従来のU-Vacua(Ver.I)に比べ2.1倍性能向上を達成しており、グラスウールの約38倍、硬質ウレタンフォームの約20倍の断熱性能を有しています。
真空排気プロセスにおいて、外被材の間に芯材を配置し、真空排気により所定圧力に到達した時点で、全面を上下から熱溶着するChip(Composition of Heat Insulation Pattern)製造技術を用いた世界初の高機能真空断熱材です。
熱伝導率は 0.0050W/mK(24℃)(*2) [有効断熱被覆率:90%]を実現しています。
また、本製品では、真空断熱材をチップ状の独立した集合体で構成しており、フレキシブル性を有し、形状適用度が高く、任意の断熱材形状を実現したり、後加工が可能となる等の特長を有しており、今までの真空断熱材では困難であった種々の用途への展開が可能になりました。 (松下冷機HPより記事引用)
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