前回に引き続き、NEDOが援助し、省エネルギーセンター主催の平成18年第17回省エネ大賞を受賞した技術について見ていく。
今回紹介するのは省エネルギーセンター会長賞受賞した、株式会社ガスター・東京ガス株式会社の高効率家庭用ガス風呂給湯器「潜熱回収型壁貫通型風呂給湯器」である。
給湯器というと湯を供給する器具、湯沸かし器などのこと。燃料に電気、ガス、石油太陽熱などを使い、多様な製品がある。
今回のものは東京ガス関連会社、株式会社ガスターの製品で従来の給湯器の熱効率を高めるとともに、コンパクトなサイズにすることができた。今日は最新給湯器「エコジョーズ」について調べる。(参考HP 株式会社ガスター・Wikipedia)
株式会社ガスターの「エコジョーズ」とは?
ガスの燃焼熱で水を加熱するしくみだが、次のような工夫がある。(上図参照)
1.今まで捨ててきた廃熱を第二次熱交換器で回収し、予備加熱します。
2.予備加熱した給水を第一次熱交換器で再加熱するとお湯になります。
予備加熱することで熱効率を98%まで高めました。
3.第二次熱交換器で水蒸気が冷却されたときに、酸性のドレン水が生成される。
これを中和石(炭酸カルシウム天然石)を利用して中和します。
給湯器にはどんなものがあるか?
給湯器というと湯を供給する器具、湯沸かし器などのこと。燃料に電気、ガス、石油、太陽熱などを使い、多様な製品がある。
東京電力の「エコキュート」とは?
給湯器には、東京ガスの開発した「エコジョーズ」以外に、東京電力など電力会社が力をいれている技術に「エコキュート」というものもある。
「エコキュート」とは温暖地など、気温の高いところで、外気の空気の熱を利用して、お湯を沸かすことができる給湯器である。寒冷地には向かない。
自然冷媒(CO2)を用いるヒートポンプ式給湯機。よって、自然冷媒(CO2)を用いないHFCヒートポンプ給湯機は『エコキュート』とは呼ばれない。構造はエアコンと同じ原理で、大気の熱を冷媒に移し、その熱でお湯を沸かす。
具体的に言えば、気体を圧縮したとき発生する高熱をタンク内の水へ移し、その気体を膨張させたときの冷気を、大気を使って大気温まで戻す事の繰り返しと言って良い。
電力会社やガス会社が、エネルギーの効率化に鎬(しのぎ)を削っている様相だ。新エネルギーを使った製品にも期待したい。地球環境のためには、さまざまな分野でさまざまな工夫がこれからも必要だ。
新・学問のすすめ―エコ経済への道 プラネット出版 このアイテムの詳細を見る |
こんなエコ商品が欲しい! 「快適・健康グッズ」の常識・非常識 東洋経済新報社 このアイテムの詳細を見る |
��潟�<�潟��