昼間、パソコンの画面やテレビの画面を見ると、窓からの光が反射して見えにくくなることがある。
あわててカーテンを閉めに行った経験があるのではないだろうか。
昼間、外からお店のディスプレイを見ると太陽の光が反射して見えないことがある。これでは、お店の宣伝効果も半減だ。
これからはこんな心配がなくなるかもしれない。
(資料提供:産業技術総合研究所)
独立行政法人、産業技術総合研究所の「スーパーレンズテクノロジー研究チーム」が「伊藤光学工業株式会社」と、「東海精密工業株式会社」の協力を得て、「反射しないレンズ」を大量生産できる技術を発明した。
「光を反射しない不思議なレンズ」とはどうやって作るのだろうか?
従来は反射防止のために「多層膜をコーティング」をレンズに付けていた。このため高価なものになっていた。レンズの表面に「ナノ」レベルの凹凸を付けると光を反射しないことがわかったが、この技術が難しかった。
今回はこの技術を開発することに成功した。「ナノレベルの凹凸のある金型」をつくることに成功した。金型に材料を流し込むと、レンズにも凹凸をつけることができた。これで安価に大量に高性能レンズをつくることができる。
今後、ディスプレイやデジタルカメラなどのレンズ、さらに自動車にも光反射防止特性を付加することが考えられ、期待される。
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ナノ粒子を利用して反射防止機能付レンズの大量生産技術を開発
−ナノ構造を付けた金型で高性能レンズを安価に製造−
ポイント
金属ナノ粒子を利用して、反射防止機能をもたらすナノ構造付のレンズ金型を作製した。
複雑な形状や大面積の金型にもナノ構造を付けることができる。
この技術により反射防止機能をもつレンズや液晶パネル、自動車のメータパネル等が低コストで供給可能になる。
概要
独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)近接場光応用工学研究センター【研究センター長 富永 淳二】スーパーレンズテクノロジー研究チーム 栗原 一真 研究員、中野 隆志 研究チーム長は、伊藤光学工業株式会社【代表取締役社長 伊藤 寛】(以下「伊藤光学工業」という)と共同で、東海精密工業株式会社(以下「東海精密工業」という)の協力を得て、金属ナノ微粒子を利用して、ナノ構造による反射防止機能を付与したレンズの大量生産技術の開発に成功した。
開発した反射防止機能付レンズ生産技術は、真空プロセスのみで形成したナノ粒子をマスクとして利用し、エッチング法によりナノ構造を付けた金型を作製する方法であり、複雑な形状の金型表面にも、反射防止機能を付与するナノ構造を作製することができる。また、本技術を用いて作製した金型は、射出成形に利用できるため、高性能レンズを大量生産することが可能になった。
本技術を用いることにより、従来レンズの反射防止機能付与に必要であった多層膜をコーティングする工程が生産プロセスから無くなるため、レンズ単価の一層の低価格化が予想される。また、従来法では、実現できなかった曲率半径の小さいレンズ等の高性能化も期待でき、昨今需要の増しているコンパクトカメラやカメラ付き携帯電話への応用が見込まれる。(独立行政法人 産業技術総合研究所HPより記事引用)
詳細はこちら → http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20070423/pr20070423.html
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