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ワクチンというと麻疹(はしか)やインフルエンザの予防接種、BCGなどを思い浮かべる。誰でも子供のころ注射で痛い思いをしたことを思い出すのではないだろうか。

最近では、コンピューターウイルスに対抗するソフトもワクチンという。このウイルスとワクチンもしくみがわからず、いやなものである。

ちょっと変わったワクチンには飲むワクチンがある。ポリオは、飲むワクチンである。しかし、この経口ワクチンで100%近い抗体を得るには、4回以上の接種が必要になる。海外では最低3回、通常4回以上の接種が行われている。

病気と戦う、免疫細胞は体内にあるので、直接注射した方が効果が高い。しかし腸の粘膜を通してワクチンを吸収させても効果がある。ただし接種量は注射よりも増える。

東京大学医科学研究所の野地智法研究員、清野宏教授らのグループが「米」の遺伝子にワクチンを入れることに成功した。21世紀中にはふつうに食事をしながら、病気の予防から治療までできてしまうのだろうか。(参考HP Wikipedia)

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「ワクチン米」を開発 まずは対コレラ 東大医科研


東京大学医科学研究所の野地智法研究員、清野宏教授らのグループが、コレラワクチン入りの米を遺伝子組み換え技術で開発し、動物で効果を確認した。米科学アカデミー紀要電子版に今週発表する。冷蔵や注射を必要としない「次世代ワクチン」が米を利用して登場することになる。

グループは、腸の粘膜からワクチンを吸収させて、免疫を獲得する方法を探ってきた。

今回、ワクチンとなるコレラ毒素の一部をつくる遺伝子をイネに組み込み、ワクチン入りの米をつくった。この米を粉末にして与えたマウスでは、コレラ毒素を与えても下痢になるなどの症状が出ず、ワクチン効果を確認できた。

やはり遺伝子組み換え技術でバナナなどにワクチンを含ませる試みもあるがバナナは長期間の保存が難しい。粉末にして医薬品として使うことが想定されるワクチン米は、1年半、常温で保存した後でも効果を保つ特徴がある。

清野教授は「米を使うと、ワクチンが消化されずに腸まで届く。他の遺伝子と組み合わせて、さまざまなワクチンを開発することも可能だ」と話している。 (2007年06月12日)


ワクチンとは何か?


ワクチンvaccine)はヒトなどの動物に接種して感染症の予防に用いる医薬品毒性を無くしたか、あるいは弱めた病原体から作られ、弱い病原体を注入することで体内に抗体を作り、以後感染症にかかりにくくする。弱いとはいえ病原体を接種するため、まれに体調が崩れることがある。

接種方法としては皮下注射、筋肉内注射が多いが、経口生ポリオワクチン(OPV)のように直接飲む(経口ワクチン)ものやBCGのようなスタンプ式のもの、変則的接種方法として、皮内注射などもある。ポリオワクチンとは?

ポリオは、飲むワクチンで予防している。この経口ワクチンで100%近い抗体を得るには、4回以上の接種が必要で、海外では最低3回、通常4回以上の接種が行われている。

海外のポリオ流行地域でのポリオウイルスの多くは一型ですが、1994年度の調査では、出生年により、抗体保有率に差がみられる。

1975年〜1977年生まれの人は、1型の抗体が低いので、アジア、アフリカなどの一部流行地域へ渡航する場合は、ポリオワクチンの接種が必要だ。

ちなみに米国では、安全性の高い不活化ワクチンに切り替わり、コストの安い生ワクチンを単独使用しているのは、日本のほか、英国、中国、インド、その他多数の開発途上国だ 。

ワクチンの発見者は?


ワクチンを発見したのはイギリスの医学者、エドワード・ジェンナー牛痘にかかった人間は天然痘にかからなくなる(またはかかっても症状が軽い)事を発見し、これにより天然痘ワクチンを作った。

名前の由来はラテン語の「Vacca」(雌牛の意)から。その後、ルイ・パスツールが病原体の培養を通じてこれを弱毒化すれば、その接種によって免疫が作られると理論的裏付けを与え、応用の道を開いたことによって、さまざまな感染症に対するワクチンが作られるようになった。


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ワクチン接種後の体調管理

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