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現在世界遺産に登録されている第30回世界遺産委員会(2006年)終了時点で、世界遺産は830件登録されているが、その内訳は文化遺産644件、自然遺産162件、複合遺産24件である。一見して明らかな通り、文化遺産の登録数の方が圧倒的に多く、地域的にはヨーロッパの登録数が突出している。

危機にさらされている世界遺産 (World Heritage in Danger) は、ユネスコの世界遺産登録物件のうち、その物件の世界遺産としての意義を揺るがすような何らかの脅威にさらされている、もしくはその恐れがある物件のことである。日本では単に危機遺産と呼ばれることも多い。



その危機遺産には現在37件登録されている。そして今回ガラパゴス諸島が加えられることになった。

ガラパゴス諸島は1978年に世界で初めてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。最近15年間で観光船の滞在日数が150%増加したほか、道路などの交通整備が行われて移住者も増えた。この結果、数多くの外来種が持ち込まれている。 (参考HP Wikipedia A:フィンチ B:イグアナ C:ゾウガメ D:アザラシ) 

世界遺産第1号のガラパゴス諸島、危機遺産リストへ


独自の生物が数多く住み、1978年に世界で初めてユネスコの世界遺産(自然遺産)として登録されたガラパゴス諸島(エクアドル)について、ニュージーランドで開催中の世界遺産委員会は26日、自然の維持が危機的な状況にあるとして「危機にさらされている世界遺産リスト」(危機遺産リスト)に加えることを決めた。  

ガラパゴス諸島は、南米から西へ約1000キロ離れた沖合に位置し、大陸の影響を受けずに進化したガラパゴスゾウガメやガラパゴスイグアナなどが生存。「進化のショーケース」「生きた博物館」とも呼ばれ、2001年には海洋保護区も含めた登録となった。  

しかし同委員会によれば、過去15年間で観光船の滞在日数が150%増加したほか、道路などの交通整備が行われて移住者も増えた。この結果、数多くの外来種が持ち込まれていると同委員会では指摘している。  

危機遺産リストには、マナス野生生物保護区(インド)やヴィルンガ国立公園(コンゴ民主共和国)などが入っている。 (2007年6月27日12時37分 読売新聞)


危機にさらされている世界遺産(危機遺産)とは?


危機にさらされている世界遺産 (World Heritage in Danger) は、ユネスコの世界遺産登録物件のうち、その物件の世界遺産としての意義を揺るがすような何らかの脅威にさらされている、もしくはその恐れがある物件のことである。日本では単に危機遺産と呼ばれることも多い。本項目でも、以下「危機遺産」と表記する。

世界遺産委員会によって危機遺産と認定された物件は、「危機にさらされている世界遺産リスト」(危機遺産リスト)に加えられる。危機遺産は、脅威が去ったと判断されれば危機遺産リストから除外されるが、逆に危機にさらされた結果、世界遺産としての価値が失われたと判断された場合、世界遺産リストそれ自体から削除される可能性もある。

エルサレム (ヨルダン申請):エルサレム旧市街と城壁 - (1982年)
ベナン:アボメーの王宮 - (1985年)
ペルー:チャン・チャン遺跡地帯- (1986年)
マリ:トンブクトゥ - (1990年)
インド:マナス野生生物保護区 - (1992年)
エクアドル:サンガイ国立公園 - (1992年)
ギニア/コートジボワール:ニンバ山厳正自然保護区 - (1992年)
ニジェール:アイルとテネレの自然保護区 - (1992年)
アメリカ合衆国:エヴァーグレーズ国立公園 - (1993年)
コンゴ:ヴィルンガ国立公園 - (1994年)
エチオピア:シミエン国立公園 - (1996年)
コンゴ:ガランバ国立公園 - (1996年)
チュニジア:イシュケウル国立公園 - (1996年)
ホンジュラス:リオ・プラターノ生物圏保護区 - (1996年)
アルバニア:ブトリント - (1997年)
コンゴ:オカピ野生生物保護区 - (1997年)
コンゴ:カフジ-ビエガ国立公園 - (1997年)
中央アフリカ:マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園 - (1997年)
コンゴ:サロンガ国立公園 - (1999年)
イエメン:古都ザビド - (2000年)
セネガル:ジュジ国立鳥類保護区 - (2000年)
パキスタン:ラホールの城塞とシャリマール庭園 - (2000年)
エジプト:アブメナ - (2001年)
フィリピン:フィリピンの山地の棚田群 - (2001年)
アフガニスタン:ジャームのミナレットと考古遺跡群 - (2002年)
アルジェリア:ティパサ - (2002年)
アフガニスタン:バーミヤン渓谷の文化的景観と考古遺跡群 - (2003年)
イラク:アッシュール (カラート・シャルガート) - (2003年)
アゼルバイジャン:シルヴァンシャー宮殿と乙女の塔がある城壁都市バクー - (2003年)
コートジボワール:コモエ国立公園 - (2003年)
ネパール:カトマンズ渓谷 - (2003年)
イラン:バムとその文化的景観 - (2004年)
タンザニア:キルワ・キシワニ遺跡群とソンゴ・ムナラ遺跡群 - (2004年)
チリ:ハンバーストーンおよびサンタ・ラウラの硝石工場群 - (2005年)
ベネズエラ:コロとその港 - (2005年)
セルビア:コソヴォの中世建築群 - (2006年)
ドイツ:ドレスデンのエルベ川流域 - (2006年) 
 

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