科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、最新科学の?をなるべくわかりやすくコメントします。
宇宙開発で遅れている分野に宇宙での食事やトイレ、入浴などの分野がある。

「宇宙の始まりにはビッグ・バンがあった」という研究や「火星探査ロボットによって水の存在を確認した」など最先端の科学技術では、すばらしい成果があがっている。

しかし宇宙での食事やトイレ、入浴など毎日の基本的な生活方法となると、これが最先端?と思うほど進んでいない。

宇宙では煙の出る焼き肉なんて食べられないし、鍋をつつく楽しみもない。長期宇宙旅行なんて考えると絶望的である、動物性タンパク質を補うために虫を育てて食べようという計画もある。

それでも少しずつ工夫して宇宙食のメニューが増えている。今回、食品会社が研究した日本食が宇宙食に認定された。しょうゆラーメン、サバのみそ煮、わかめスープ、レトルトカレー、赤飯、山菜おこわ、サケおにぎりなどがメニューに加えられた。

これだけ食事に制限があるのは、宇宙が無重力であるからだ。無重力状態では水分は空中で球状になって漂う。これをほっておくと機械の間に入り込み故障の原因になる。したがって汁物はストローで吸収する必要がある。

さらにトイレは吸い込み式、入浴はシャーワーもなく拭くだけだ。食事、トイレ、入浴については地球の重力のありがたさには代え難いものがある。

今日は宇宙食について調べる。(参考HP Wikipedia・JAXA) 

関連するニュース
宇宙日本食:JAXA発表 おにぎりやカレーなど29品目


宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、国際宇宙ステーション(ISS)で各国の宇宙飛行士に提供する「宇宙日本食」を発表した。おにぎりやカレー、サンマのかば焼きなど29品目。来年秋ごろに長期滞在する若田光一宇宙飛行士らが、ISSで最初に食べることになる予定だ。

食品メーカーが試作した33品目の中から、▽1年間の常温保存可能▽汁が飛び散らないように一定以上の粘り気がある−−などの条件を満たす食品が選ばれた。日本人宇宙飛行士の要望に加え、スペースシャトルで日本人宇宙飛行士が持参したカレーを食べた米国人宇宙飛行士からも「カレーを持ってきてほしい」との声が出ていたという。

宇宙空間では味覚が鈍るため、カレーやラーメンは濃いめの味付けがされている。JAXAが7月10日に東京都港区で開くシンポジウム「探る宇宙 食べる宇宙」で試食できる。申し込みはJAXAのホームページへ。(毎日新聞 2007年6月27日)

採用された会社と食品メニュー

日清食品 しょうゆラーメン、シーフードラーメン、カレーラーメン
ヤマザキナビスコ 黒あめ、ミントキャンディー
マルハグループ サバのみそ煮、イワシのトマト煮、サンマのかば焼き
理研ビタミン わかめスープ、お吸い物
カゴメ トマトケチャップ、野菜ソース、野菜飲料ゼリー(トマト、ニンジン)
三井農林 粉末緑茶、粉末ウーロン茶
明治乳業 アミノ酸ゼリー
ハウス食品 レトルトカレー(ビーフ、ポーク、チキン)
キユーピー マヨネーズ、白がゆ
尾西食品 白飯、赤飯、山菜おこわ、サケおにぎり
山崎製パン ようかん(小倉、くり)
味の素 たまごスープ

宇宙食とは何か?


宇宙食(うちゅうしょく)とは宇宙において食事ができるように作られている食品のこと。船の中で宇宙飛行士が食べる食物の事である。

ほとんど無重量状態にある宇宙船の狭い居住スペースで、設備的にも限られる中で食べられるように様々な工夫が凝らされている。

宇宙食の種類


宇宙食は大きく分けて3種類の製造方法(保存方法)がある。ひとつ目はフリーズドライという製法で、水を加えてもどすことで食べる方法である。ふたつ目は日本のカレーなどでおなじみのレトルトパックを使用する方法で、オーブンで加熱するだけで食べることができる。三つ目はチョコレートやパンなど、特に処理を必要としないが、存期間に制限があるもので、ナチュラルフォームと呼ばれている。

一般食と特別食
現在宇宙食には大きく分けて一般食と特別食がある。一般食は現在宇宙船の打ち上げを行っているアメリカ航空宇宙局及びロシア連邦宇宙局が開発しており、常設メニューとして基本的にどのミッションでも採用されているものであり、開発国の関係上アメリカ及びロシアで一般に食されている物が殆どである。

一方の特別食はミッションに参加する宇宙飛行士の希望から主に各国の宇宙局が開発し、搭乗予定の機関(ISS任務の場合はISSの審査も必要)の審査を受けた上で持ち込みが許可されるものである。特別食は、前述の食事によるリフレッシュという側面から搭載され、特に米露と食文化の違う国の宇宙飛行士が十分なリフレッシュを行えるようになっている。

日本人宇宙飛行士の持ち込んだ特別食
例としてはたこ焼き赤飯みそ汁などが挙げられる。変わったものとして向井千秋が公募して持ち込んだ、菜の花のピリ辛あえなどがある。

毛利衛納豆を機内に持ち込めるかNASAに承認を求めたが、臭いの点では合格だったものの、糸を引く点が減点材料となり認められなかったという。

せんべいなどは粉が飛び散ってしまいそうだが、実際に若田光一が特別食として持ち込み、スペースシャトル内で食べている。宇宙食に不適な食品の代表格としてラーメン(インスタントラーメン)があるが、これも日清食品中央研究所が「スペース・ラム」という名称で実際に開発しており、野口聡一が持ち込んだ。

この「宇宙ラーメン」とも呼ばれるスペース・ラムは、一般に食べられているカップ麺とは少々異なり、袋の中に低温の湯(約摂氏70度)で柔らかく成るボール状にまとめられた麺3塊が入っており、これに湯を注入、所定時間置いてから袋を破ってボール状になった麺をフォークで刺して食べる。なおスープは少量で麺にまぶす程度しかないが、満足感を増すために、やや香辛料を効かせた味となっているという。 

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