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6月14日に梅雨入りし、しばらく晴天が続き今年はカラ梅雨か?と思ったら、一転して雨の日が多くなった。

これで各地の水不足は解消されるだろう。一安心したところで、今度は九州地方などで集中豪雨があり、土砂崩れ、洪水などの被害が出ている。

毎年梅雨明けが近くなると、大雨が降るというが、現在大型で、非常に強い台風4号が接近中である。

台風4号は7月の台風としては過去最大級になった。ここ神奈川でも台風の接近が予想され、職場でも警報がでた場合の対処について指示が出た。



気象庁から各地に大雨、洪水、波浪警報や注意報がでている。今日は台風4号と「警報」「注意報」について調べる。(参考HP 気象庁・Wikipedia)

 
関連するニュース
台風4号:瞬間風速60m…沖縄、鹿児島で28人重軽傷
(msn 2007年7月13日)
午後に九州上陸の恐れ 台風4号、列島縦断か(中日新聞 2007年7月14日) 


大型で非常に強い台風第4号は、14日3時には枕崎市の南西約290キロの海上にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいる。

中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心の南東側240キロ以内と北西側190キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっている。

また、中心の南東側650キロ以内と北西側430キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いている。

台風の周辺を回る暖かく湿った空気の流れ込みが強まって梅雨前線の活動がさらに活発となるため、西日本から東日本にかけての太平洋側を中心に広い範囲で大雨となる見込みである。 

15日06時までの24時間に予想される雨量は、九州南部地方で700ミリ、四国地方の太平洋側と近畿地方南部で600ミリ、九州北部地方で500ミリ、東海地方で400ミリ、近畿地方中部とで300ミリ、四国地方の瀬戸内側と甲信地方で250ミリ、関東地方で200ミリの予想。 

台風は14日から15日にかけ、本州の南岸沿いに進む見込みで、西日本と東日本の太平洋側を中心に、雨量がさらに増える見込みである。 

土砂災害や低地の浸水、河川の急な増水、はん濫に厳重な警戒が必要だ。 

警報とは何か?


警報とは、重大な災害が起こるおそれのあるときに警戒を呼びかけて行う予報。気象庁では以下の7種類の警報を発表。 

大雨警報
大雨による重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
洪水警報
大雨、長雨、融雪などにより河川が増水し、重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
大雪警報
大雪により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
暴風警報
暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
暴風雪警報
雪を伴う暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
波浪警報
高い波により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
高潮警報
台風や低気圧等による異常な海面の上昇により重大な災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。

気象庁以外からの警報


光化学スモッグ警報 - 地方自治体の環境担当部局が発令。
火災警報 - 市区町村の消防担当部局(主に消防本部)が発令。湿度、風速等により決定される。
食中毒警報 - 保健所が発令。温度、湿度などの気象条件を元に決定される。
インフルエンザの警報レベル - 国立感染症研究所が、全国の内科・小児科のある病院・診療所で定点調査。保健所ごとに基準値を設け患者数が一定数を超えると、「警報レベルに達している」と発表する。
交通死亡事故多発警報 - 一定の地域で交通死亡事故が多発する傾向を示した場合、安全意識を喚起させるために、地方自治体あるいは警察が発令する。
津波警報 - 大津波警報と津波警報の2種類がある。気象庁が発表する。
ダム等の放水などへの警戒を促す警報。
河川に関する警報
指定河川洪水警報−当該河川を管理する機関(国、都道府県)と気象庁が共同発表。
水防警報−河川を管理する機関が発表。
国民保護に係る警報- 武力攻撃が迫るか、または現に発生したと認められる地域に都道府県に警報を発令・通知し、都道府県が住民に通知する。

注意報とは何か?


注意報とは、災害が起こるおそれのあるときに注意を呼びかけて行う予報。気象庁では以下の16種類の注意報を発表。

大雨注意報
大雨による災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
洪水注意報
大雨、長雨、融雪などにより河川が増水し、災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
大雪注意報
大雪により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
強風注意報
強風により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
風雪注意報
雪を伴う強風により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
波浪注意報
高い波により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。この「高波」は、地震による「津波」とは全く別のもの。
高潮注意報
台風や低気圧等による異常な海面の上昇により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
濃霧注意報
濃い霧により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
雷注意報
落雷により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
乾燥注意報
空気の乾燥により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
なだれ注意報
「なだれ」により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
着氷注意報
著しい着氷により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
着雪注意報
著しい着雪により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
融雪注意報
融雪により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表します。
霜注意報
霜により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
低温注意報
低温により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。

気象庁以外からの注意報
河川に関する注意報  
水防活動のために、気象庁が発表、または気象庁と指定された河川を管理する機関(国、都道府県)が共同して発表(指定河川洪水注意報)。
光化学スモッグ注意報  地方自治体の環境担当部局が発令。
インフルエンザの注意報レベル 
国立感染症研究所が、全国の内科・小児科のある病院・診療所で定点調査。保健所ごとに今後患者数の増加が予想される場合などに、「注意報レベルに達している」と発表する。 

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