
8月に入り、ようやく夏らしくなってきた。8月6日、静岡の最高気温は静岡31・3度、浜松32・3度、三島31・7度など。網代は33・1度を記録し、今年一番の暑さとなった。
伊豆など海沿いの観光地では、これから海水浴の観光客を見込んでいるところだが、伊東市の海水浴場にサメが現れた。
サメの種類はシュモクザメ、それも1匹ではなく数匹いたそうで、地元では捕獲したり、サメを防ぐための魚網を設置して、海水浴客を保護している。
伊豆では下田沖などで、シュモクザメの集まるポイントがあるが、ふつうは流れのある沖合にいる。酸素を必要とするからで、これほど海岸近くにくることは珍しい。
1日にも福岡県古賀市などの海岸沖合でもシュモクザメ数百匹がエイとともに泳いでいるのが目撃され、騒動になった。
「7月の天候不順」や「サメの出没」などで地元の人には心配な夏が続く。
サメは大変恐れられているが、世界中の1年間のサメ咬傷の被害を合わせても100件ほどでしかなく、死亡事故30件程。
人間を襲うという「人喰いザメ」のイメージが作られたのは、パニック映画「ジョーズ」の公開以降であるといわれる。本来サメは臆病な性格であり積極的に人間を襲ったりする事は少ない。
必要以上に恐れる必要はない。サメそのものよりもサメを見てパニックに陥る方が危険である。
サメについて知っていればあわてることもないので、今日はサメについての対処方法について調べる。(A:イタチザメ B:ホホジロザメ C:シュモクザメ 参考HP Wikipedia)
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伊東の海水浴場でサメ捕獲 体長3.5メートル、遊泳禁止
5日午後、静岡県伊東市の宇佐美海水浴場の沖合約20メートルで、体長約3.5メートルのシュモクザメが捕獲された。4日午前9時ごろ、目撃情報があり、下田海上保安部伊東マリンタウンパトロールステーションから通報を受けた市が遊泳禁止にしていた。
市によると、地元の漁船11隻で4日から捕獲作業を開始。網にかかっていたサメを捕まえた。海水浴場には5日も約600人が訪れたが、遊泳禁止のため、波打ち際で遊んでいたという。
ほかにもサメがいる恐れがあるため、市では6日、延長約700メートルの網を張って安全区域を確保し、遊泳可能にする方針。(産経新聞 2007/08/05)
どんなサメが人を襲うか? 最も危険な種はホホジロザメ、イタチザメ、メジロザメ、ヨゴレの4種。一般に、サメはどう猛で危険な生き物というイメージが定着しているが、人に危害を加えるおそれのある種は20〜30程度とされ、サメ類全体の1割にも満たない。残りの9割以上は、よほど怒らせたりしない限り人には無害である。
ヨゴレ以外は海水浴をするような浅い場所にも現れることがあり特に注意が必要です。サメの咬傷は、岸から60m以内、水深3m以内で半数近くが起こっています。このことは水深が浅くても注意が必要だということを示します。
サメは人を食べるために襲うよりは、血の臭いや鮮やかなコンストラクトの色彩をちらつかされて興奮して襲うと考えられています。水中で魚突きをしている時に被害を受ける事が多いのはこのためです。
人を襲ったことのあるサメ
ホホジロザメ、シロワニ、イタチザメ、ブルシャーク、コモリザメ、アオザメ、バケアオザメ、ネズミザメ、ヨシキリザメ、ヨゴレザメ、レモンザメ、ネブリブカ、ブロンズシャーク、グレートブルシャーク、メジロザメ、ツマグロ、スミツキザメ、ブラックホエーラー、アカシュモクザメ、ヒラシュモクザメ、シロシュモクザメ、カラクサオオセ、ネコザメ、ドチザメ、マオナガ、ツマジロ
サメに襲われないための対処方法 1.サメが出没するといわれている海域には入らない。サメを挑発しない。
2.バシャバシャと音を立てて泳がない。
サメは海のなかで起る振動音に反応して近よってきます。
3.体のどこかに怪我や傷があったり、生理中の人は海に入らない。
サメは嗅覚が優れていて、何キロ離れていていても少量の血を嗅ぎつけてきます。またおしっこの臭いにも近寄ってきます。
4.夜明け、夕方、夜間の海での遊泳を避ける。
この時間帯は、一部のサメが狩りをする時間です。
5.派手な色の水着やきらきら輝く金属類をつけて海に入らない。
サメは嗅覚だけでなく、視覚、聴覚などすべての感覚が発達しています。
6.海で泳いだり潜ったりするときは、常に2人以上で。
7.海の中で魚にモリを撃ちこんだりしない。
魚から流れる血や体液が、サメをひきつけます。サメが近づいてくれば、獲物を放して逃げましょう。
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