
ようやく暑い夏も峠を越したようである。夜は少し涼しさを感じる。お盆は皆さんいかがでしたか。
8月8日は立秋だったが、猛暑で各地で最高気温を記録した。1933年7月25日、山形市で40.8度の気温が観測された。その国内最高記録が16日、74年ぶりに破られた。岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で40.9度を記録した。
今年の暑さには驚くばかりであるが、夜星を見るのには暖かくて都合がよい。8月13日はペルセウス流星群の極大日にあたっていた。この流星群は夏に見られるので一番観察しやすいといわれている。
流星群はご存じ「流れ星」のことであるが、年に3回、毎年かなりの数流れる流星群がある。それは何か?
正解は8月13日のペルセウス座の流星群、1月3日しぶんぎ座流星群 12月14日ふたご座流星群である。これらの流星群は1時間に30個〜60個ぐらい流れるので、ぜひ予定をたてておき、忘れずに観察したいものである。
流星群というと他には、しし座流星群やジャコビニ流星群が有名であるが、これらの流星群は彗星が地球に近づいたときでないと、多数は期待できない。通常の流星群は1時間に1〜5個程度である。
午前2時頃、家族で近くの里山に行き、ベンチにみんなで寝転がり観察した。街の灯が明るかったが、天頂付近は結構暗く天の川もほんのり観察でき、流星も30分で7〜8個程度見ることができた。
もう少し見に来ている人もいるかと思われたが、私たち以外には来ておらず、残念だと思った。地球温暖化の問題もある。省エネに取り組み、11時以降は照明を落とし「東京で流星を観察しよう」そんな国造りもよいのではないか?
今日は「ペルセウス座流星群」や「観察しやすい流星群」について調べる。(参考HP Wikipedia・国立天文台)
関連するニュース
ペルセウス座流星群、各地で観察
夏の夜の風物詩、ペルセウス座流星群が12日ごろから14日にかけて国内各地で観察された。今年はピークの13日が新月で月明かりの影響がなく、観察には好都合。例年より多くの流星を観察できた所も多かったようだ。
13日午前1時15分に岡山県井原市で観察できた大きな流星(左下)。右上の1等星・カペラと比べるとその明るさがわかる=倉敷科学センター提供
国立天文台は今年初めて、ペルセウス座流星群の観察報告をネットで受け付け、14日午後0時半までに9845件が寄せられた。観察地は東京都が最も多く、日時の最多は「13日0時台」(13.4%)。見えた数は「3〜5個」(27.3%)が最も多かった。
倉敷科学センター(岡山県倉敷市)の三島和久さんらは13日未明、井原市美星町で流星を撮影した。三島さんによると、13日午前2時ごろからは雲が広がって見えにくくなったが、1時間に40〜50個を観察できたという。
(asahi.com 2007年08月14日)
ペルセウス座流星群とは?
ペルセウス座流星群は、毎年8月12〜13日ごろを中心に活動している流星群です。世界的に見ると、今年はおおよそ(日本時間で)13日の昼間に最も活動が活発になるだろうと予想されています(活動が最も活発になることやその時期を「極大」と呼びます)が、ペルセウス座流星群の活動は数日間続きますので、極大の前後にも流星の出現が期待できます。
ペルセウス座流星群は、流星を初めて眺めようという人にもお勧めの流星群です。
その理由のひとつは、流星の出現数が多いことです。毎年、ほぼ決まって、たくさんの流星が出現し、1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並んで「三大流星群」と呼ばれています。十分に暗い夜空で晴天に恵まれれば、1時間に30個を越える流星を見ることができます。
もうひとつの理由は、夏休みやお盆休みの方が多く、夜更かしをしたり、星のよく見える場所に行ったりしやすいことです。
その他にも、夏なので夜でも暖かいことが挙げられます。三大流星群のうち「しぶんぎ座流星群」と「ふたご座流星群」は冬に活動するため、長い時間屋外で流星を観察していると、体が冷えてたいへん辛いことがあります。しかし、ペルセウス座流星群は夏のさかりに活動しますので、寒さについてあまり心配する必要がありません。(それでも、長時間屋外にいると普段より体が冷えますので、寒さには十分注意してください。)
また今年とくにお勧めする理由は、月明かりの影響を受けることなく観察できることです。明るい月があると、その明るさに邪魔されて暗い流星は見えなくなり、観察できる流星の数は減ってしまいます。同じ時期であっても月の状態は年によって違いますが、今年は、8月13日が新月ですので、月明かりの影響を受けることなく流星を観察できます。
流星の見方は?
どんな道具が必要?
望遠鏡や双眼鏡などの特別な道具は必要ありません。肉眼で観察してください。
(望遠鏡や双眼鏡を使用すると、見ることのできる範囲がたいへん狭くなるために、かえって観察しづらくなります。)
どんな場所で見ればよい?
地域で考えると、日本全国どこでも見ることができます。(南半球の高緯度地域を除く、地球上のほぼ全域で流星が出現します。)
流星を観察する場所ですが、できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。流星などほとんどの天体が出す光は、街灯の明かりなどに比べるととても弱いものです。人工の明かりが少なければ、人工の明かりに邪魔されて見ることができなかった暗い流星も見ることができるようになり、それだけ、多くの流星を見ることができます。
また、大都市には人工の明かりがたくさんあります。大都市から離れることでも、暗い流星を見ることができるようになります。
いつ見ればよい?
一般には夜半過ぎから夜明け前がよいといわれています。
ペルセウス座流星群の場合、夜半前(真夜中の0時より前)は放射点の高度が低いため、たくさんの流星が出現することは望めません。できれば、夜半後(真夜中の0時過ぎ)に観察をしたほうが、多くの流星を見ることができるでしょう。明け方に近くなるにしたがって放射点の高度は高くなりますので、なるべくなら空が明るくなり始める前まで頑張ってみることをお勧めします。
特に、今年のペルセウス座流星群の活動は13日の昼間に極大を迎えることが予想されていますので、13日の明け方は狙い目です。
どの方向を見る?
流星は夜空のどの方向にでも現れます。ですから、放射点の方向にはあまりこだわらず、できるだけ空が広く見渡せる場所を選んで、空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉える可能性が高くなります。
放射点近くに出現する流星は、こちらに向かって飛んでいるために短い軌跡の流星が多く、一方、放射点から離れた方向では、流星の軌跡を横から見ることになるために、長い軌跡の流星が多く観察されます。
図は、8月中旬0時(真夜中)頃の、北東の方角の星空を示しています。
星は日周運動によって動いているため、違う時刻には、星の見える位置がこの図とは違っていますのでご注意ください。(観察場所による差はあまりありませんので、東京以外でもこの図を利用できます。)
毎年、出現数が多い流星群とは?
しぶんぎ座流星群 期間1月1日〜 1月5日 極大1月3日 出現数 30個/h
こと座流星群 期間4月15日〜 4月28日 極大4月22日 出現数 5個/h
みずがめ座η流星群 期間4月19日〜 5月28日 極大5月6日 出現数 3個/h
みずがめ座δ流星群南群 期間7月12日〜 8月19日 極大7月28日 出現数 3個/h
ペルセウス座流星群 7月17日〜 8月24日 極大8月12日 出現数 50個/h
ジャコビニ流星群 10月 6日〜10月10日 極大10月8日 出現数 2個/h
オリオン座 10月 2日〜11月7日 極大10月21日 出現数 10個/h
しし座流星群 11月14日〜11月21日 極大11月17日 5?個/h
ふたご座流星群 12月7日〜12月17日 極大12月14日 50個/h
![]() |
Canon デジタルカメラ PowerShot (パワーショット) S5IS PSS5IS キヤノン このアイテムの詳細を見る |
![]() |
OLYMPUS デジタル一眼レフカメラ E-410 ダブルズームキット オリンパス このアイテムの詳細を見る |
��潟�<�潟��