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蚊が人を刺すのはなぜか?

人の出す二酸化炭素を検知するからである。また、二酸化炭素以外には温度やにおいにも反応して寄ってくる。

また、最近の富山大学の論文によると、B型が刺されやすいが、AB型は刺されにくいという報告がされている。その要因として血液型に由来する物質が体表に分泌されているために差がでるのではないかという説が提唱されているが、はっきりとはわかっていない。

蚊などの昆虫には二酸化炭素を検知する能力があるが、ネズミ(マウス)などにも検知する能力があることを北京生命科学研究所などのグループが発見した。

 

大気中のCO2濃度は0.038%であるが、このネズミでは、0.066%の濃度でも反応したそうで、進化の過程で特殊な嗅覚ニューロンと二酸化炭素を感知する酵素を持つようになったらしい。

人にとってはどうだろうか?

人にとっては、二酸化炭素は常温常圧では無色無臭の気体。空気中の二酸化炭素濃度が極めて高くなると、人間は危険な状態に置かれる。濃度が 3〜4% を超えると頭痛・めまい・吐き気などをもよおし、7% を超えると呼吸抑制のため数分で意識を失う。

今日はネズミ(マウス)の能力について調べる。(参考HP Wikipedia)

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マウスにCO2検知能力 中国国立生物研グループ発見


大気に近い二酸化炭素(CO2)濃度をマウスが検知できることを中国の北京生命科学研究所などのグループが見つけ、17日発行の米科学誌サイエンスに発表した。

昆虫などではCO2濃度の変化に反応して食べ物を探したり、敵を察知したりすることが知られているが、哺乳(ほにゅう)類のこうした能力の詳細についてはわかっていなかった。

人の営みの影響でCO2が増えると、ネズミの行動や生態に影響が出てくるかもしれない。

CO2は無色無臭で、人は大気に近い濃度では検知できない。研究グループは、マウスの神経細胞の中に、濃度0.1%のCO2に反応するものがあるのを見つけた。CO2を吹きかけて調べてみたところ、0.066%の濃度でも反応できた。

現在、大気中のCO2濃度は0.038%だが、今世紀中に2倍になるという推定もあり、マウスの行動や生態に影響が出てくる可能性もあるとグループはみている。 (asahi.com 2007年08月17日)

ネズミとは何か?


ネズミ(鼠)とは、ネズミ目(齧歯目)ネズミ上科に属する哺乳動物の総称である。ハツカネズミ、ドブネズミなど、1,000種以上が含まれる一大グループを形成している。
ネズミのほとんどが夜行性で、よく人間が寝ている間に人間の食料などを食べる。

また、ネズミは齧歯類に特徴的な、一生延び続ける門歯をもつため、常に何か硬いものをかじって前歯をすり減らす必要性がある。もし、硬いものをかじらないまま放置しておくと、前歯が口をふさぐような形になり、食べ物が口に入らなくなってしまい、餓死してしまう。

現代社会においては、ネズミの仲間の中にはハムスターのようにペットとして飼育されたり、ハツカネズミなどのように実験動物として人間に貢献している種類もある。

また、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種は、イエネズミと呼ばれ、人間社会にとってもっとも身近なネズミである。病原体を媒介したり樹木や建物、電気機器などの内部や通信ケーブルなどをかじったりして人間に直接・間接の害を与える衛生害獣衛生害獣であり、駆除の対象となっている。

ネズミの能力
繁殖力
繁殖力が旺盛であり、世界中のほとんどあらゆる場所に生息している。ハツカネズミなどのネズミは一度の出産で6〜8匹生むことが出来、わずか3〜4週間程度で性成熟し子供が産めるようになる。  

学習力・適応力
ネズミは学習能力・適応能力に優れ、条件が合えば人間が生活する場所の大部分で生活することができます。

警戒心が強くほぼ決まった通路を使います。いつもと違った状態になると極端に警戒しますが、それが続くと馴れてきます。  ネズミは壁際に沿って行動します。広い部屋を横断したりすることはほとんどありません。

雑食性
種によって植物質、動物質といった好みは多少はありますが、基本的には人間と同様に何でも食べる雑食の生物です。そのため、食べ物を放り出していると被害を受けます。   また何でもかじりますので壁に穴をあけて家の中に侵入してきたり、ケーブルなどをかじって火災の原因となったりします。1日に体重の1/4〜1/3の量の食べ物を食べ、飢餓には弱い。

   
ネズミの分類学―生物地理学の視点 (Natural History)
金子 之史
東京大学出版会

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