
今年の24時間テレビごらんになりましたか?「だめなやつほどだめじゃない」という欽ちゃんのマラソンに感動しました。あの感動の舞台「日本武道館」のとなりに「科学技術館」があります。
ここでは「米村でんじろう」さんの科学実験ショーも行われる。シャボン玉や風船などを使った静電気の実験など見ているだけで楽しい。しかし、あれだけの実験を成功して見せるには、準備が大変である。
科学の楽しみは、まず自分で体験できることだと思う。自分でやってみたことはなかなか忘れない。社会に出ると他の人に迷惑をかけてはいけないので、ルールがあり失敗の許されないこも多いが、実験は失敗が許されるところもよい。
人に見せる実験というと、ある程度確かな技術が必要だが、個人で楽しむ分には横道にそれてもよい。
今年もいろいろな科学博物館をまわってみたが、どこでも体験コーナーは子供達に大人気だ。化石の発掘体験、カルメ焼きの体験、時計反応の実験、DNAの抽出実験、コピーの原理体験などなどいろいろ楽しんだ。
毎年たくさんの実験を無料で体験できる、そんな催しがある。それが「青少年のための科学の祭典」である。
今年は2007年7月27日(金)〜7月30日(月) に行われた。場所は東京の科学技術館。今年も全国から150を超えるグループの参加があった。
その土地ならではの材料を使った実験や珍しい素材を使った実験、ペットボトルなど、どこにでもある材料を使った実験など、どれもオリジナリティーにあふれた実験で飽きることはない。
この期間は常設展をふくめ、ふだん大人600円・中高校生400円・子供(4才以上)250円のところ入場無料である。大変お得であるが、人気のために混雑もすごい。
1992年(平成4年)から毎年行っていて、私もたびたび訪問している。まだ見てない人は来年訪問してみよう。 科学技術館ホームページ → http://www.jsf.or.jp/charge/
今日は「青少年のための科学の祭典」とその中のいくつかの内容について紹介する。(参考HP 科学技術館・Wikipedia)
これぞ本物の葉書? 岐阜県A・SO・BOプロジェクト 今井元正氏 紹介
ハガキは漢字で葉書と書く。実際昔の人は葉で手紙を書いていたのだろうか?調べてみるとハガキは、「はしがき」つまり「端・書き」から派生した言葉で、もともと紙片等に書き付けた覚え書き、また覚え書き等を書き付けた、当の紙片等を意味する。
もうひとつ、葉に字を書いたという説もある。実際にタラヨウという植物の葉の表面にツマヨウジなどで傷つけて字を書くと、しばらくすると字が浮き出てくる。
こんな植物があったとは驚きである。しくみは細胞が壊れるとき中の酵素がまわりの物質を黒く変質させる「死環反応」にある。
タラヨウとは何か?
タラヨウ(多羅葉)とはモチノキ科の植物の一種。本州関東以西〜九州、中国に分布する常緑高木。雌雄異株で花期は4〜5月頃、淡黄緑色の花を咲かせる。秋には球形の赤い実がなる。
葉の裏に傷をつけると黒く変色するので字を書くことができる。この性質がインドで経文を書くのにつかわれたタラジュ(多羅樹)という木に似ていたことがタラヨウ(多羅葉)名前の由来となっている。モチノキ科の植物にはこのような性質が見られる。
モチノキ科の植物
セイヨウヒイラギ (日本のヒイラギはモクセイ科)、イヌツゲ、モチノキ、クロガネモチ、
アオハダ、ウメモドキ、マテなど
サイエンス・マジック「リングキャッチャー」 千葉県 日出学園 徳富英雄氏 紹介
リングとヒモはあきらかにはなれているのに、リングをはなすと、あら不思議!リングとヒモが結ばれている。
「アッ」と驚いた。こんな単純で驚かせる実験はない。しくみはリングの形と落とすときの動き、リングとヒモの摩擦にあるようだが説明はうまくできない。
とりあえず、下の手順1〜4の手順でやってみよう。道具は100円ショップで用意できそうだ。
「青少年のための科学の祭典」とは?
21世紀にわが国が"科学技術立国"として新たな飛躍を遂げ、また、科学技術をもって世界に貢献していくためには、科学的思考を身につけた真に創造性豊かな人材を育成することが最も重要な課題と言えます。
ところが、現実には、21世紀に主役となる青少年の科学技術離れが進み、高校生や中学生における理科嫌いは,若年化の傾向をたどっています。
こうした現状を見るとき、当財団の設立の原点に立ちかえって新たなる使命が課せられていることを痛感します。
科学技術振興の原点である青少年の理工系指向への回帰運動、つまり"青少年が科学技術に親しむ環境づくり運動"を全力をあげて実践することが、今、一番の責務であると考えます。
"今、とにかく実体験の場が消えている! 科学の魅力を体験できる機会を"と私たちは考えました。そこで、平成4年(1992年)に「青少年のための科学の祭典」をスタート。
会場に理科の全分野を網羅した多彩な実験や工作を効果的に展開しました。本物の科学に出会える「青少年のための科学の祭典」は、まさに前代未聞の体験型イベントです。科学のおもしろさ、実感することへのときめきに満ちた子どもたちの笑顔に、もっと出会いたい……。
そんな熱い思いを込め、試行錯誤を繰り返しながらネットワークをつくり上げてきました。私たちは、「青少年のための祭典」を通じ、子どもたちの可能性を広く、大きく伸ばしていきたいと考えています。(科学技術館HPより記事引用)
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