科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、最新科学の?をなるべくわかりやすくコメントします。
8月3日環境省から哺乳類や魚類などのレッドリストが発表された。7年〜10年ぶりの変更で、残念ながら全体では絶滅危惧種は461種増え、合計3155種になった。

主な変更危惧種はジュゴン(絶滅危惧1A類に追加)、イリオモテヤマネコ(絶滅危惧1B類から1A類に引き上げ) 琵琶湖のニゴロブナ・ゲンゴロウブナ(絶滅危惧1B類に追加)。

9月15日国際自然保護連合(IUCN)は絶滅の恐れがある動植物を掲載した「レッドリスト」07年版を公表した。絶滅危惧(きぐ)種とされたのは、前年より188種増えて1万6306種になった。



主な変更危惧種は「サンゴ」が初掲載、アフリカに生息する「ニシゴリラ」絶滅寸前。インドなどに生息するワニの「インドガビアル」が絶滅寸前である。

中国の長江(揚子江)に生息する「ヨウスコウカワイルカ」は絶滅。インドネシア原産のテンジクダイ科の魚「プテラポゴン・カウデルニィ」は初掲載された。

今日はこれらの生物について調べる。(参考HP Wikipedia・環境省)


関連するニュース
レッドリストにサンゴ初掲載 ニシゴリラは絶滅寸前


世界の政府機関や科学者らでつくる国際自然保護連合(IUCN)が、絶滅の恐れがある動植物を掲載した「レッドリスト」07年版を公表した。今回初めてサンゴが評価対象になり、掲載されたのが特徴だ。絶滅危惧(きぐ)種とされたのは、前年より188種増えて1万6306種になった。

ガラパゴス諸島(エクアドル領)付近に生息するサンゴ10種が調査され、初めてリストに掲載された。うち1種はすでに絶滅した可能性がある。減少の主な原因は地球温暖化や、東太平洋赤道付近の水温が高くなるエルニーニョ現象と考えられている。

アフリカに生息するニシゴリラは、絶滅危惧種の中でも最も絶滅の恐れが高い「絶滅寸前」に位置付けられた。食用として肉が取引されたり、エボラ出血熱の流行で死んだりしたためだ。

インドなどに生息するワニのインドガビアルも、開発による生息地の破壊から「絶滅寸前」とされた。中国の長江(揚子江)に生息するヨウスコウカワイルカは、水質悪化などの影響で「おそらく絶滅」とされた。

日本でも観賞魚として人気が高い、インドネシア原産のテンジクダイ科の魚「プテラポゴン・カウデルニィ」も記載された。年間90万尾も漁獲されており、絶滅が心配されている。 (asahi.com 2007年09月15日)


ニシゴリラとはなにか?


ゴリラ 大猩々(おうしょうじょう)は、サル目ヒト科ゴリラ属に属する類人猿の総称。アフリカ大陸の赤道直下の樹林などに生息している。生息場所によってニシローランドゴリラ、ヒガシローランドゴリラ、マウンテンゴリラの3つに分かれる。

欧米では、19世紀半ばに発見されるまでゴリラはチンパンジーなどと同一種であるか、あるいはそもそも情報がなくほとんど知られていない動物だった。

頭骨という標本がヨーロッパに送られて以降も、生息地が欧米の研究者が入って行きにくいジャングルの奥深くであったため、なかなか正確な生態は分からず、なりふりかまわず人間を襲う凶暴な動物だと思われていた。

インドガビアルとは何か?


インドガビアル(Gavialis gangeticus)は、爬虫綱ワニ目ガビアル科(クロコダイル科ガビアル亜科とする説もあり)ガビアル属に分類されるワニ。本種のみでガビアル属を形成する。別名ガビアル。

全長450-650cm。オスの方が大型。ワニとしては特徴的な細長い口吻を持つ。 水中で口吻を振り回すようにして獲物を捕らえ、その際に細長い口吻は水の抵抗を抑えるのに役立っていると考えられている。 また一度咥えた獲物を逃がさないために50本以上の細かく鋭い歯を持つ。胴体に比べて四肢は貧弱。

ワニとしては珍しくオスは吻端がコブ状に盛り上がるため外観で雌雄を区別できる。
本種に類似した形態(収斂)を持つマレーガビアル(ガビアルモドキ)という種がいる。
も、開発による生息地の破壊から「絶滅寸前」

ヨウスコウカワイルカとは何か?
ヨウスコウカワイルカ(揚子江河海豚、Lipotes vexillifer)は、哺乳綱クジラ目ヨウスコウカワイルカ科ヨウスコウカワイルカ属に分類されるイルカ。本種のみでヨウスコウカワイルカ科ヨウスコウカワイルカ属を形成する。 揚子江(長江)に固有な種である。

Baiji(白鱀)、Beiji、Pai-chi、Whitefin Dolphin(白ひれイルカ)、Whiteflag Dolphin(白旗イルカ)、Yangtze Dolphin、Yangtze River Dolphinなどとも呼ばれる。 中国では「長江女神」、すなわち揚子江の女神とも呼ばれていた。

2006年12月頃より、絶滅の可能性が指摘されている。

プテラポゴン・カウデルニィとは何か?


防波堤や海中植物のまわりなどに生息し、子供の頃はウニの棘のなかを隠れ家とすることもある。食性は夜に甲殻類などを捕食、繁殖はイシモチの仲間同様、オスが口腔内(口の中)に卵を加えて孵化させるマウスブリーダー型。

 

生き残る生物 絶滅する生物
泰中 啓一,吉村 仁
日本実業出版社

このアイテムの詳細を見る
レッド・データ・アニマルズ―動物世界遺産 (別巻)
小原 秀雄
講談社

このアイテムの詳細を見る

ランキング ブログ検索 ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ ←One Click please