人体の中で一番大きい臓器は何でしょう?
正解は肝臓です。重さは1.0〜1.5kg。腹部の右上に位置して、ほぼ肋骨の下に収まっています。
肝臓というと国が認めた血液製剤(フィブリノゲン製剤)を使った結果、C型肝炎ウイルスに感染したC型肝炎訴訟や、注射針の連続使用のため、他人の血液を介してB型肝炎ウイルスに感染したB型肝炎訴訟を思い出し、心が痛みます。
何の罪もないのに感染させられた方には、「がんばってください」としか言えませんが、国も十分な治療が受けれるように、桝添厚労相も何とかしようとしています。一日でも早く問題決着し、安らかな日々の訪れんことをお祈り致します。
さて肝臓というと、人体で最大の臓器です。「生体の化学工場」といわれるほどいろいろな物質を化学的に作り変えたりして、様々な役割を担っています。
主な役割として、消化、代謝、排出、解毒、分解、合成、体液の恒常性の維持などにおいて重要な役割を担っています。具体的にどんなことをするのでしょう?
「消化」は、食物の消化を助ける胆汁を産生し十二指腸に出します。
「代謝」は、栄養として取り込んだ炭水化物や脂質、蛋白質を必要な形に換えるはたらきです。
「排泄」は、蛋白質が分解してできたアンモニアを尿素へ変換するはたらきです。
「解毒」は、有毒なアンモニアを無毒な尿素に換えることです。
「分解」は、アルコール、過酸化水素水などを分解します。
「合成」は、アルブミンの合成。グリコーゲンの合成やブドウ糖の合成。
「体液の調整」はグリコーゲンを合成して肝臓に蓄え、たり分解して血液中にブドウ糖として供給することで、血糖値の調節に関与している。 また、何らかの理由で骨髄での造血が障害されると、肝臓で造血することもあるそうです。
これ以外にも、たくさんの役割を担っていて、わかっているだけでも500のはたらきがあるそうです。肝臓はそんなすごいことをやっていても静かにしているので、 「沈黙の臓器」ともいわれています。
肝臓とは? 肝臓(かんぞう)は、腹部の右上に位置する内臓である。最も大きい内臓であると同時に、非常に機能の種類の多い臓器でもあり、特に内部環境の維持に大きな役割を果たしている。
肝臓は、腹部の右上に位置して、ほぼ肋骨の下に収まっており、頭側(上方)には横隔膜が存在する。ある種の動物では体内で最大の臓器である。非常に機能が多いことで知られ、代謝、排出、解毒、体液の恒常性の維持などにおいて重要な役割を担っている。特にアルコール分解能があることで一般には知られている。また、十二指腸に胆汁を分泌して消化にも一定の役割を持っている。
あまりにも多機能であるため、人工臓器として実用化することが困難であり、完全な人工的材料で代行すると、5階建てのビルに相当する大きさになるといわれている。
他方、臓器の中での部位による機能の分化が少なく、一部に損傷があっても再生能力が強いため、その損傷などがあっても症状に現れにくい。自覚症状が出る頃には非常に悪化していることもあり、「沈黙の臓器」などと呼ばれることがある。
肝臓の組織 肝臓の組織学画像(小葉構造)肝臓の組織は肝小葉という構造単位が集まってできており、小葉の間(小葉間結合組織)を小葉間静脈(肝門脈の枝)、小葉間動脈、小葉間胆管が走っている。肝小葉は直径1〜2mm,高さ1〜2mmの六角柱ないしは多角形の形をしており、その中軸部は中心静脈という小静脈が貫いている。
肝細胞は中心静脈の周囲に放射状に配列しており、ブロック塀の様に積み重なり、1層の板を形成している。その間を管腔の広い特殊な毛細血管が走っており、これを洞様毛細血管という。この毛細血管は小葉間静脈と小葉間動脈の血液を受けて中心静脈に血液を送る。
一方、肝細胞板の内部で、隣り合う肝細胞間には毛細胆管というごく細い管が作られている。肝細胞から分泌された胆汁はこの毛細胆管に分泌され、小葉中心部から小葉間胆管に注いでいる。(出典:Wikipedia)
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