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バナナダイエット流行
バナナダイエット」が流行している。各地のスーパーではバナナの売り切れが続出している。これは「バナナにダイエット効果がある」と紹介するテレビ番組や本をきっかけに売り上げが急増したためで、夕方になると品切れになる店も出てきた。輸入業者は「すぐに供給量を増やせない」とうれしい悲鳴を上げ、仕入れ値が上がるなどの影響も出始めている。

ブームは、08年春から。ぶんか社の本「朝バナナダイエット」シリーズが3月1日からの発売以来、累計40万部のヒットとなり、みのもんたさん司会の日本テレビ系「おもいッきりイイ!!テレビ」が6月5日放送から計3回も特集した。最近では森公美子さんがドリームプレス社(2008年9月19日放映)の「驚異のダイエット『D-1』コンテスト」で朝バナナダイエットに挑戦していた。

朝、バナナを食べるだけで...
私が家族と見たのは森公美子さんの番組で、驚いたことに朝バナナを1,2本と常温の水を飲むだけ、昼と晩は好きなものを好きなだけ食べられる。ただし、夕食後4時間は何も食べないようにすること。これだけで彼女は1ヶ月半で7kgも減ったという。驚いた。森公美子さん曰く「今までのダイエットはストレスを感じた。今回のダイエットは、何のストレスも感じない」

これが本当なら、誰でもバナナを食べたくなる。バナナダイエットのメカニズムはこうだ。
・食べたものを消化している時間は、消化のために内臓に血液が集まり、脂肪燃焼がされにくい。したがって、胃が空のときに一番脂肪は燃やされる
・米、芋類は消化に2〜3時間、肉の脂肪分は4時間以上もかかる。しかしバナナは消化時間が約1時間と早く、その後は、体内の脂肪が燃焼される。胃を休めることにもなる。
・常温の水は、胃腸への負担が少なく、代謝に必要な水分補給になる。

またバナナに含まれる成分もダイエット効果を促進する。
・バナナに豊富に含まれるアミラーゼ(糖質分解酵素)が、代謝を高めて脂肪燃焼を活性化する。
・バナナに含まれるポリフェノールが活性酸素を抑制し、細胞の働きを活発にしてさらに代謝を高める。

たしかにバナナはダイエットに良さそうだ。こんなに素晴らしいバナナの健康成分をまとめてみよう。

バナナの健康成分とは?


エネルギー
1本100gあたり86kcalしかない(低カロリー)。100g中炭水化物22.5gタンパク質1.1g脂質0.2g含まれている。他の果物に比べて炭水化物が多く、ブドウ糖、果糖、ショ糖など様々な糖質が含まれていて、消化が良い割に腹持ちがよい。
無機質
カリウム、マグネシウムなどの無機質が他の食品より、豊富に含まれている。
ビタミン類
ビタミンB2・B3・B6・B9・C・Eなどが豊富に含まれている。B3はナイアシン、B9は葉酸ともいう。
食物繊維
100g中に1.1gあり、レタスなど他の野菜と同程度含まれている。
その他 
消化酵素アミラーゼ(消化によい)や神経伝達物質セロトニン(鎮静作用)ポリフェノール(向免疫力・抗がん)などをふくむ。

参考HP バナナ大学 → http://www.banana.co.jp/index.html
日テレ「思いっきりイイ!!テレビ」
 →
 http://www.ntv.co.jp/omoii-tv/teacher/080605.html 

朝バナナダイエット
はまち。
ぶんか社

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渡辺 仁,渡辺 澄子,本橋 登
マキノ出版

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