
雨水・啓蟄
暖かくなってきた。いよいよ春だ。2月4日の立春の後、2月18日には、水ぬるむ雨水、春一番が吹き、3月5日、虫が活動を始める啓蟄を過ぎると、たしかに暖かくなったのを実感した。
花の方はというと、梅が咲き、散っていくところ。梅というのはいつの間にか散ってしまうと、枝だけになる。寂しいものだ、葉はすぐに出てこないらしい。桜が咲く3月末までは目立った花は何か咲かないのだろうか。
長谷寺
3月8日、この時期の花を探し、鎌倉の長谷寺を訪れた。長谷寺は、浄土宗系統の単立寺院。山号を海光山、院号を慈照院と称し、長谷観音と通称される。本尊は十一面観音、開山は徳道上人とされる。坂東三十三箇所観音霊場の第四番札所である。
お寺だというのに、若い女性が多いのには驚かされた。恋愛の願掛け童子があり、賑わっていた。また写経所もあり、写経をする女性もいた。意味がわかって書いているのだろうか?
この時期目立った花はなかったが、様々な種類の花を楽しむことができた。
万作
「万作」の花は実に変わった形の花びらをもっている。細長いひも状のちぢれた黄色の花。春に他の花に先駆けて咲くので、「まず咲く花」ということでだんだんと「まんさく」になったという。また、花がたくさんつくので「豊年満作」から命名されたともされる。
三又
「三又」は「みつまた」と読む。その枝が必ず三叉、3つに分岐する特徴がある。
中国中南部、ヒマラヤ地方原産。樹皮は和紙の原料になる。「ミツマタ」「三枝」「三椏」とも書く。春を告げるように一足先に、淡い黄色の花を咲かせる。
躑躅
「玄海つつじ」はその名の通り、玄海灘をはさんで九州北部と朝鮮半島に多い。 つつじの中では早い時期から開花するほう。三葉つつじも開花がが早い。
射干
「シャガ」は、アヤメ科アヤメ属の多年草。人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生する。3月の開花は早い方である。シャガは三倍体のため種子が発生しない。このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えることができる。
参考HP Wikipedia「長谷寺」「万作」「三又」「躑躅」「射干」・ 季節の花300
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