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 フコイダンとは何か?
 よく聞く「フコイダン」とは、コンブ、ワカメ、モズクなど褐藻類の粘質物に多く含まれる、水溶性の食物繊維(硫酸多糖)である。また類似の物質はナマコなどの動物からも見つかっている。

 1913年にスウェーデンの科学者でウプサラ大学の H・Z・キリンによって発見され、1970年代より盛んに研究されるようになり、1996年の日本癌学会で制癌作用が報告されてから健康食品として注目を浴びるようになった。

 2002年にはフランスの科学者による研究で、フコイダンがウサギの細胞の過形成を抑制することが明らかとなった。また2005年の慶應義塾大学の木崎昌弘らの研究により、F-フコイダンが人間の悪性リンパ腫の細胞にアポトーシスを起こさせることが発見された。

 フコイダンは「肝機能を改善する」「血圧の上昇を抑える」「抗菌作用がある」「アレルギーを抑える」「コレステロールを下げる」「ガンによい」などといわれている。

 フコイダンがインフルにも効く?
 「わかめスープ」や「ふえるわかめちゃん」で知られる食品メーカー「理研ビタミン」は、この「フコイダン」に鳥インフルエンザの感染予防作用があることを動物実験で確認した。この成果は富山大大学院との共同研究によるもので、オーストリアで開かれている国際会議で発表された。

 感染予防作用が確認されたのは、メカブの粘り成分の一つ「フコイダン」。マウスに弱毒性の鳥インフルエンザウイルスを注入し、感染1週間前から1週間後までの2週間、フコイダンを毎日投与したところ、肺や気道でのウイルス増殖が大幅に抑制されたという(毎日新聞 2009年7月22日)。 

 フコイダンを多く含むメカブ 
 メカブは、ご存じの通り、ワカメの根本の部分である。葉状部の中で厚い折れ重なって「ひだ状」になった部分で、ここには生殖細胞が集まっている。ワカメは海藻なので正確には根はないが「ワカメの根元部分」とよく表現される。

 メカブの部分は他の葉状部分と違って、ぬめりが多い。このぬめりの成分が、フコイダンやアルギン酸である。またエイコサペンタエン酸などの不飽和脂肪酸も多く含む。ご存じの通り不飽和脂肪酸は、血液中のコレステロールを減らし、血圧を下げたり毛細血管を丈夫にするはたらきがある。

 その他メカブには、葉状部分と比べて糖質の総量も多い。ミネラルとしては鉄とカリウム、カルシウム、マグネシウムが多く、そのうえヨードも含まれている。ビタミン類では、カロチン、ナイアシン、ビタミンC などが多い。

参考HP Wikipedia「フコイダン」「メカブ」・フコイダン療法研究会マルイ物産「メカブ」

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